第二話:藩王様の初出撃①
◇キャラクター成長◇
GM:第二回セッション始めるよー。
一同:よろしくお願いしまーす。
GM:ではまず、成長報告ヨロ。事前に連絡しておいた通り、今回からシナリオ中に中間成長ポイントが設定されてるからね。それを踏まえて成長させてね。
サージュ:中間成長の経験点は魔動天使と同じ500ですか?
GM:そうだね。基本500点+モンスター分だね。あ、一応言っておくけど、中間成長時は休息とか買い物とかができるとは限らないんで、そこのところもよろしくね。
リュミエ:それは予想してたから大丈夫だよ(笑)
ナザル:どう考えても連戦をさせられるとしか思えんしな。消耗品の補充で報酬はほぼ消えたぞ(笑)
レアン:ところで、今回の開始時は休息と買い物はできるんだろうな?
GM:それはできるよ。前回の終了後、屋敷まで戻ってきたところからだね。あ、帰りの分の保存食、奴隷たちの分も減らしておいてね。
レアン:む、そうか、まあ大量に接収したから問題ないが(キャラシート修正)
GM:あの保存食、レアンが持ってるんだ(笑)
セレスト:分配しなかったアイテムは、藩王の責任として、お兄様が管理することにしたのですわ。
ナザル:バルバロスのリーダーの役割としては、何か微妙に感じるぞ(笑)
リュミエ:人間時と竜化時で消耗品を分けないとだし、一人だけキャラシートがすごいことになってるな(笑)
レアン:ふっ、さらに変身後用のシートまであるのだぞ!
GM:ドレイクナイトは大変だなあ(笑)それじゃ、成長報告を順番にしていってね。藩王様からどうぞ。
レアン:うむ。エンハンサーを3レベルにあげて【マッスルベアー】を習得した。能力値の成長は知力。これで素で36になったんで、竜形態でも指輪を割れるようになったぞ。指輪以外の装飾品に入れ替えることもできるが……GM、ルルブによると装飾品の効果はコア部位にしか無いようなのだが、〈韋駄天ブーツ〉はどういう扱いになる?
GM:あー、そうだね――(ルルブ確認中)――〈韋駄天ブーツ〉みたいな一部の部位だけに効果があるのはおかしいものについては、全身に効果があることにしようか。
レアン:それはありがたい。なら〈知性の指輪〉と入れ替えることも検討するかな。買い物は魔晶石と魔符を補充しただけだ。正直、前回魔晶石を全部魔剣に入れたことを後悔している(笑)
セレスト:お兄様は現状ですと、竜形態では魔法より魔力撃を使うことの方が圧倒的に多そうですものね。
レアン:うむ。練技用の3点はともかく、5点のも全部入れてしまったからな。そして一つも使わなかったという(苦笑)振ったら出てこないかなあ。
GM:出てきたら便利すぎるから(笑)
レアン:仕方ないか。我はこれくらいだな。実はまだ重大なのがあるんだが、それは後にする。
GM:お、おう。それじゃ、妹様。
セレスト:何故様付けなんですの?(笑)私は生命力が伸びただけですわね。買い物は、ようやく〈イグニスの魔符〉を買えたのとカードの補充、そしてフェイダン地方から輸入してもらった〈ウィッチポーション〉を買いましたわ。
レアン:我がライロックを学んでいるし、何かコネがあるに違いない(笑)
サージュ:(博物誌を見ながら)交易ルートとしては、シエナクェラス地方を経由して来るのでしょうか。詳細はわかりませんが、大きな川もあるみたいですし。
リュミエ:(同じく博物誌を見ながら)あるいは、シエナクェラスと交易しているダノンからかもなー。川がルデア山脈まで繋がってるっぽいし。
GM:まあ、なんだかんだでいろんなルートがあるんだよ、きっと。カルゾラルの蛮族は有用とみれば人族との交易なんて平然とやるから。藩領から独立した、オーガ族の大規模商業ネットワークとか設定するかな。
あくまでこの卓の独自設定である。
セレスト:それは面白そうですわね(笑)〈ポーションインジェクター〉には〈ウィッチポーション〉をセットしておきますわ。HPとMPを同時に回復できるのは強力ですし、何より自動失敗がないというのは大きいですわ。
ナザル:固定値は裏切らないからな(笑)
セレスト:ええ(笑)私はこれくらいですわね。名誉点も相変わらずないに等しいですし……
GM:今回は前回よりはかけら多いから(笑)
リュミエ:マシマシはやめろよ、マジで?それじゃ、次はオレだな。ピンゾロで器用度が上がった。筋力よりいらねー……
サージュ:あなた、一応スカウトでしょう(笑)
リュミエ:器用度の判定はナザルの担当だから(笑)買い物は、指輪とカードと蘇生用の20点魔晶石。これで死んでもその場で復活できるぜ。フィーだけに許された特権だな!
フィーは他の種族と異なり、【リザレクション】の魔法ではなく20点魔晶石を消費して蘇生できる。このため、他の種族では超越者でもなければほぼ不可能な、死亡した戦闘中に即座に蘇生して復帰するという芸当が可能なのだ。
セレスト:だからといって、無茶をして死んではダメですわよ?
リュミエ:わかってるよ、お嬢様。2回目以降は蘇生費用も上がるしね(笑)それで、GM、屋敷に戻ってきたところからって言ってたけど、契約組み換えの時間はない感じかな?
GM:ああ、じゃあ一日経過後にしようか。変更するの?
リュミエ:うん。思考停止で風8にしたけど、【ウィンドストーム】は転倒効果がナザルとかぶるから風を削って他に回そうと思ってね。
ナザル:なるほど(笑)
リュミエ:と言うわけで、土5、炎6、風2、光2、闇1に変更したよ。【トンネル】で遊べるし、ドゥナエーも召喚できるようになったぜ。
サージュ:ドゥナエーはありがたいですね。いざという時の1ゾロはホントに怖いです。
GM:(げぇ、【トンネル】はまずい……)契約変更は了解したよ。
サージュ:では私ですね。技能の成長はなしですが、知力が上がったので指輪を腕輪に変更してボーナスブレイクしました。
セレスト:いいですわね。実質セージが成長した上に、魔力も上昇したようなものですわ。
サージュ:はい(笑)なので予備も含めて〈叡智の腕輪〉を4個買いました。後は魔晶石を補充したくらいですね。
GM:シンプルだけど、実は一番成長してるかもね(笑)それじゃ、ナザル、とりをお願い。
ナザル:うむ。俺もレアン殿と同じくエンハンサーを3に上げた。習得したのは【ガゼルフット】だ。能力値の成長は生命力。まあ悪くないな。買い物は消耗品の補充で特筆すべきものはない。〈漆黒の賦活酒〉と〈穢れのナイトバイザー〉も補充したぞ。
GM:全員買い物は消耗品ばかりか。これからも報酬はいろんな形で渡していくつもりだけど、額についても調整していくから、ちょっと我慢しててね。
レアン:その辺はGMのさじ加減で構わんさ。それに、屋敷の再建に共有資産から積み立てているというのもあるしな。〈アインハンダー〉や〈妖精のランタン〉もそのまま持っているし。あ、壺は流石に売って、サージュに鑑定の経費として渡してある(笑)
サージュ:指輪の分ですね(笑)〈妖精のランタン〉は恩恵を受けられるのが私しかいないので、売り払ってしまってもいいと思いますけど。
リュミエ:一応、人族に化けている蛮族をあぶりだすのにも使えるけど、果たしてこのキャンペーンで、そういう機会があるのかという問題がなー。
ナザル:リャナンシーやオーガは普通に敵として出てくることもあるだろう、取っておいてもいいのではないか?
レアン:そうだな。一応、取っておくか。〈アインハンダー〉より役に立つのは間違いないしな(笑)
GM:結局、〈アインハンダー〉は将来売り込むためにとってあるってことかな?
セレスト:ええ、せっかくの非売品アイテムを単純に換金するのも少しもったいない気もしますし。
GM:オーケー。そのうち何か考えておくよ(笑)それで、レアン。何かまだあるみたいだけど?
レアン:ああ。現状ボロボロの我が屋敷の一部だけ修繕したという形で、個人住宅を取得したいんだが、いいかな?
GM:それは構わないよ。データ的に同じなら、形態は自由だからね。
レアン:では我が名誉点を払って取得しておく。資金は共有資産からだが(笑)
セレスト:次の中規模の邸宅からは共同名義にする予定ですしね。
リュミエ:藩王がいつまでもテント暮らしはまずいしねえ(苦笑)
レアン:そして有能な金庫番として、一時的に暇を出していた執事長を呼び戻す。名前も決めてきた(笑)
GM:ほほう。
セレスト:あら、名前は初耳ですわね。
レアン:マクシミリアン百三十九世だ。
一同:百三十九世!?
レアン:うむ。我がロートレック家の執事長は代々マクシミリアンの名を襲名するのだ。現在百三十九代目というわけだな。ちなみに種族はコボルドね。
GM:確かにドレイクとコボルドの寿命差を考えると、そんな数字になっちゃうのも納得はできるな(笑)
レアン:我と同じ年に成人して、執事見習いとして働き始め、現在23歳。子供が18人いる。
リュミエ:流石コボルド、多いなー。23歳と言うことは……人間なら70歳越えてるのか。完全におじいちゃんだな。
レアン:まだまだ現役だが、今は息子たちの教育に力を入れていると言っていたな。
GM:そんな時にクーデターが起きてしまったと。
レアン:はっはっは。マックスには迷惑をかけるな!
セレスト:お兄様、せっかくですし料理長のコボルドの名前もお決めになっては?
レアン:それは名案だな、妹よ。
――相談中――
レアン:料理長はアレクサンドル百二十二世に決定したぞ。
GM:アレックスね。こっちも代々襲名してるのか(笑)オーケー、それじゃシナリオを開始するぜ!
一同:おおー!
◇藩都ロートグレーム◇
GM:えーと、屋敷へと帰って来てから一日たったお昼から始めようかな。君たちが離れている間に屋敷の修繕が少し進展して、一部の部屋が使えるようになったわけだね。
レアン:それは朗報だな。妹よ、これからはベッドで寝なさい。
セレスト:あら。部屋はお兄様がお使いになって?藩王として最低限の節度は保ってもらいませんと。
サージュ:小さな個人住宅でも二部屋くらいはあるのでは?お二人ともベッドを使うくらいはできないのでしょうか。
GM:そうだね。ゲーム的な生活費の節約効果はレアンしか受けられないってだけで、一人しか寝泊りできないってわけじゃないと思うよ。
ナザル:レアン殿はもちろん、妹殿も部屋を使うべきだ。領主の一族のものがテント暮らしでは格好がつくまい。
セレスト:わかりましたわ。なるべく早く屋敷の修繕を進めて、皆で寝泊りできるようにしないとですわね。
リュミエ:テント暮らしも悪くないけど、あんまり長くは続いてほしくないなー。あ、オレは帰ってきたら即テントに引きこもって契約の組み換えしてるね。
GM:生活リズムが朝型になってたし、お昼にはもう終わってていいよ。屋敷の中庭にテーブルを引っ張り出してきて、アレクサンドル……百二十二世が用意してくれたお昼を食べているところかな。
レアン:そういえば健康的な生活リズムになってしまっていたな(笑)日課のストーンサーバント作成は、もう終わっているでいいか?
サージュ:私も【インスピレーション】を使っておきますね。
GM:その辺はオーケーですよ。他は大丈夫かな?
セレスト:あ、サージュ、魔神使いの首に【プリザーベイション】をかけておいて欲しいのですわ。
サージュ:……お嬢様、唾棄すべき魔神の手先とはいえ、死んだものは等しく弔うべきだと思います。首を取っていくのはどうかと思いますが。
セレスト:わかっていますとも、サージュ。でも、このものの行いで多くの人々が不安と恐怖に駆られているのですわ。もう大丈夫なのだと知らしめるためにも、この首は持っていかなければなりません。
サージュ:なんと、そうだったのですか。流石はお嬢様です。そういうことなら、協力させていただきますね。
リュミエ:オジョウサマハサスガダナー。
GM:……なんだろう、微妙に茶番っぽく感じるんだけど(笑)
セレスト:ふふ。ちゃんと、サージュを納得させる理由を考えてきたのですわ(ニヤリ)
サージュ:説得されました(笑)実際賞金が懸けられているのなら、間違った理由でもないですしね。
GM:なるほど(笑)でも賞金首を引き渡しに行くのは、まだ待ってね。
セレスト:承知しておりますわ。機会があれば、というところですわね。
リュミエ:いつになるんだろうなー(笑)それじゃ、オレも契約変更が終わったら、テントから出てみんなのところに行こう。前回は風が一番高かったから緑色の髪だったけど、今は炎が一番高いから、テントから出てきたオレは真っ赤な髪になってるぜ。
セレスト:あら、リュミエ。赤い髪もよく似合っていますわよ。
ナザル:ううむ。俺は人間タイプの顔の造形を見分けるのが苦手だから、髪の色がいきなり変わると別人だと思ってしまうかもしれん。
レアン:逆に例えるなら、ある日いきなりナザル殿の鱗の色が真っ赤になっているようなものか。うむ、ぱっと見で同一人物だとは判断できそうにないな(笑)
サージュ:確かに、それは難しそうですね。私もそこまで得意ではないので、ナザル様の気持ちもよくわかります。
リュミエ:大丈夫、大丈夫。スカウトどうし、身のこなしで判別できるさ、きっと(笑)
ナザル:見慣れぬ妖精がいるが……あの動きはリュミエか。話には聞いていたが、一晩でこうも変わるとは、面白い種族だな。
セレスト:私は慣れていますけど、フィーの見た目の変化は、ナザル様でなくとも驚くのが普通だと思いますわ。
GM:フィーはいろいろと理不尽な種族だからなあ。
リュミエ:理不尽て……酷いなー(笑)
GM:ちなみに、お昼は戻ってきたマクシミリアン……百三十九世が完璧な給仕をしてくれてるよ。
レアン:流石だな(笑)お前を呼び戻せてよかったぞ、マックス。これから屋敷の修繕の指揮もお前に任せる。
GM:それも丸投げかい。「お任せください。すべて元通りに直させます」と言った後でセレストに向き直って「お嬢様。これからは貴女様にもお仕えさせていただきたいと存じます。お許しくださいますか?」と頭を下げるよ。
サージュ:これから、ですか。やはり今までは違ったのですね。
セレスト:仕方ありませんわ。当主であった両親の意向に従っていただけのこと。それに、こっそり助けてもらったことは、きっと何度もありますから。「ええ、よろしくお願いしますね、マックス」
ナザル:レアン殿が信頼しているようだしな。妹殿に対してのどのような姿勢だったのか、聞かずともわかるというものだ。
レアン:うむ。マックスは出来る執事だからな。
GM:そもそも、コボルドは他の妖魔とは違って、剣がないからと言ってドレイクを侮ったりはしないしね。剣がなくても自分よりはるかに強いのはよくわかってるから。
リュミエ:でも、以前はお嬢様の両親に従いつつ、レアン様の意向も尊重してたとなると、確かにただものじゃない気がするね。レアン様がいつか両親に反旗を翻すのを悟っていたのかな。
レアン:まあ、お互い成人して以来の付き合いだからな。言わずともだいたいのことは察してくれる。
GM:どんどん設定が固まるね(笑)さて――(せっかくだし、マックスから情報を出すか)――食後のお茶のタイミングでマックスが「レアン様、少しよろしいでしょうか」と話を切り出すよ。
レアン:ふむ。どうした?
GM/マックス:「強きものに従うのがバルバロスの習い。このたびロートレック家麾下のバルバロスも、そのほとんどがレアン様を新たな藩王として忠誠を誓いました」
セレスト:ほとんどが、ですか。まあ、当然従わないものもいますわよね。
ナザル:前当主に忠義を貫いたか、あるいは当主交代の混乱に乗じて独立を企むか。バルバロスならば後者が多そうな気がするな。
GM/マックス:「しかし、西部、ルーベンの統治を任されているジルバが、未だロートグレームへ使者すらよこしていません。レアン様に反旗を翻した可能性があります」
リュミエ:ちょっと待って、いきなり固有名詞がいっぱい出てきたんだけど?(笑)
GM:はっはっは。そう言われるとは思っていたよ。それじゃ、一つ一つ説明するぜ。まずロートグレームとは、ずばり君たちが今いる場所、藩領の都、藩都の名前だ。前回はまだ名前を付けてなかったけど(笑)
レアン:なるほど、藩都ロートグレームね。いいじゃないか(笑)
GM:まあ都といっても街の規模は大きくないし、根本的に人族の街と比べたら、施設の整備も貧弱なものだけどね。なにせこのカルゾラル高原は魔動機文明時代でさえ、人族が完全支配することがかなわなかった場所だ。高度に整備された魔動機文明の都市がほとんどなかったから、他の蛮族領域と比べても街の規模なんかは劣っていたりする。
サージュ:そうすると、ユーレリアの街へ行った時には、その差に唖然としたでしょうね。
セレスト:ユーレリアも他の地方より街の規模は小さいですのに、それと比べてもさらに劣っているのですね。いずれは何とかしたいですわ。
GM:都市の規模が小さい分、村落や町の数は結構多いんだけどね。ルーベンはそんな中でも比較的大きな町で、ロートグレームから西に四日ほどの距離にある。ロートレック藩領の西部の拠点であり、勢力圏の端に近い場所だね。
レアン:なるほど。反旗を翻すには都合のいい場所というわけだな。それで、そこを統治しているジルバというのはどんな奴なんだ?
GM:ジルバはドゥイフォモールだよ。軍の指揮官としては領内でもトップの実力者で、西への備えとして配置されていたんだ。
サージュ:(ころころ)魔物知識判定は成功しています。腕輪割れば弱点も抜けますけど。
セレスト:敵として目の前にいるわけではないので悩ましいですわね。メタな話になりますけど、10レベルというのはボスとしては低いですし(笑)
リュミエ:前回のボスも10レベルだけどねー。果たして敵なのかどうか、もう少し話を聞いてから判定すればよかったかも。
サージュ:確かにそうでしたね。強さ的にそこまで必要そうでもないですし、やめておきますね。
GM:(前回の魔神相手と態度が違うなー)了解だよ。でも一応、判定するときは許可取ってね(笑)
ナザル:しかし10レベルとなると、単純な実力でもトップクラスだろう。独立しようとしても不思議ではないな。
セレスト:もともとフォモール族は、私たちドレイクからは警戒されていて、高い地位を与えられることはあまりないはずですけれど、そんな重要な場所を任されていたのには何か理由があるんですの?
GM:非常に単純な理由がある。西には危険な敵がいるからだ。その敵に対する備えとして、フォモールの指揮能力が必要だったから配置されていたわけだね。
レアン:ほほう。危険な敵か。明確に敵対している相手がいるのだな。
GM:うむ。ロートレック藩領の西に勢力を構え、一応藩王として扱われているドラゴニトのベルナンだ。あ、魔物知識判定していいよ。
サージュ:はい(笑)【ペネトレイト】入れますね(ころころ)弱点抜いてます。
レアン:ドラゴニトか。最初はドラゴンを憎んでいてリルドラケンもその対象ってなってたのが、いつの間にかドレイクも対象に追加されてるんだよな(笑)確かに、危険な敵だ。
ドラゴニトはドラゴンを祖先とする蛮族で、リルドラケンとは遠い親戚と考えられている。剣の加護によりかろうじて飛べるリルドラケンとは違い、完全に飛行能力を喪失しており、そのことが種族的コンプレックスとなってドラゴンっぽいものすべてを憎むという、ドレイクからすれば非常に迷惑な蛮族なのだ。
ナザル:リザードマンは対象には入らんのか……
セレスト:憎んでいる理由が、自分が飛べないというコンプレックスから来ていますし、リザードマンは対象外なのでしょうね。そういう意味では、私も対象外かもしれません(笑)ところで、一応藩王として扱われている、というのはどういう意味ですの?
GM:ベルナンは妖魔の軍勢を従えてはいるものの、統治といったこととは全く無縁で、周囲への気まぐれな略奪行為しかやってないんだ。ドラゴニト自体がそういう種族だしね。だから、個体としての実力は高いけど、勢力としては微妙だったりする。
リュミエ:「知能:低い」だしなー。それでも厄介な相手なのは間違いないけど。これ、そのフォモールと結託してたらかなりヤバいよね。
レアン:確かにそれはヤバいな。脳筋に率いられた烏合の衆が強力な軍団になりかねん。
サージュ:でも、ドラゴニトに今まで敵対していた相手と手を組むようなことができるでしょうか?
ナザル:馬鹿な上に、自分たち以外の種族を見下しているという、どうしようもないやつらだからな。
GM:(ナザルがえらく辛辣だけど、ドラゴン扱いされてないのがムカついたのか)「今のところそのような情報は入ってきておりません。ですが、警戒するに越したことはないでしょう」とマックスは言うよ。
レアン:そうか。ご苦労だったな、マックス。
セレスト:さらっと言っておりますけど、マックスはそのようなこともやっているんですの?
レアン:うむ。執事長たるもの配下のニンジャたちを統括するのも役目だからな。
サージュ:……執事ってすごいですね。
GM:うん、まあ面白いからそれでいいよ(笑)
リュミエ:いいんだ(笑)じゃあ、コボルドニンジャも普通にいるのか。
セレスト:フェイダンやディルフラムからの輸入品が普通にあるのですから、そう不思議なことでもないですわ。
ディルフラムの流派を学んでいるナザルだけでなく、レアンも使用すると一時的に穢れが1点低いものとして扱われる〈テンポラリィピュリファイマスク〉などのディルフラムの特産アイテムを所持している。
レアン:うむ。しかし、そういうことなら我が直接乗り込むのが一番良さそうだな。
リュミエ:マジで反乱を起こされたら、どうせオレたちじゃないと対処できそうにないもんね。
GM:(おっと、自分たちから言い出してくるか)レアンがそう言い出すなら、マックスが「ジルバはベルナンへの備えとして、それなりの軍勢を任されておりました。乗り込むのであれば、こちらも手勢を率いていかれるのがよろしいかと存じます」と進言するよ。
レアン:それはそうだな。ではジフカに命じて部隊の編成をさせるか。
サージュ:今回は軍を伴っての行動ですか。ますます魔動天使っぽくなってきましたね。
GM:PCが藩王なんだから、しょうがないでしょ(笑)まあ、基本的に魔動天使よりさらにファジーな扱いでやるから、あんまり心配はしないでいいよ。
ナザル:そうなのか。ガチな戦争ルールでも別に構わないぞ?
GM:そのうちやることになるかもしれないけどね(笑)とりあえず、今回は違うから。
レアン:そうか。それは楽しみだ(笑)
当初の予定では、ルーベンへ向かわせるための別の導入もあったのだが、PCたちが自分から行くと言い出したのでカットすることに。非常に楽ちんである。