第一話:藩王様の最初のお仕事③
ボス戦開幕!相談を始めるプレイヤーたち。苗床の神官戦士に魔神が封入されているのでは、との疑惑からかなり慎重になっている模様。思惑通りになって、少し嬉しいGMなのであった。
レアン:GM、確認なんだが、ここは林の中なんだよな?我は今三部位だから、[飛翔]のボーナスはなしになっているか?
GM:そうだね、飛んで移動する分には支障はないけど、自由に動けないからボーナスは得られないよ。
レアン:そうなると【ファナティシズム】が欲しいところだな。フォルゴーン相手だと少々厳しい。
セレスト:【フレンジィ】の前にかけないといけませんし、1ラウンド目はナザル様だけ前に出てもらいますか?
ナザル:1ラウンドなら問題ないとは思うが。
リュミエ:待って、レアン様には前に出てもらわないと、神官戦士が突っ込んで来たらナザルが孤立する。というか【ファナティシズム】はオレが使えばいいし。
セレスト:あ、そういえば、リュミエもコンジャラー持っていましたわね。
リュミエ:うん。【フィールド・プロテクション】の範囲から出ておくためにもオレから動くね。右に3メートルずれて、まずは【バーチャルタフネス】7倍(ころころ)クリスタル使ってMP23消費、流石にでかいな……
レアン:はっはっは。すまんな、三部位で。
リュミエ:その分、頼りにしてるよ、レアン様(笑)《ファストアクション》分で【ファナティシズム】、ナザルはかけない方がいい?
ナザル:そうだな。流石に回避の目がなくなるのは厳しい。
リュミエ:了解。お嬢様とレアン様で4倍(ころころ)うわあ、6ゾロ。【ウィンドストーム】にしておけば……
セレスト:よくあることですわ。仕方ありません。
リュミエ:だね。こっちも魔晶石使っておくけど、すでにMP半減してるんだよなあ。最後に【バークメイル】A、ナザルに使うね。
ナザル:ありがたい。
サージュ:では次は私が。やや前方に出ながら3メートル右へ。リュミエの遮蔽になるように移動します。私とリュミエが入らないように【フィールド・プロテクションⅡ】クリスタル使いますね(ころころ)かかりました。鼓咆は様子見で【鉄壁の防陣Ⅱ:鉄鎧】防御重視で行きます。【バークメイル】Aをレアン様の胴体に使用して終了です。
セレスト:私も前に出ながら右へ。サージュのさらに少し前に移動します。
リュミエ:電車状態だね(笑)
セレスト:ラクシアでは魔動車ですわ(笑)では、〈デスサイズ〉を掲げながら「戦神ダルクレムよ、我らの戦いに祝福を」【フレンジィ】!(ころころ)発動しましたわ。あ、クリスタル使っておきます。そして【ヴォーパルウェポン】Aをナザル様に使って終了ですわね。
ナザル:よし、では俺から行くぞ、レアン殿。【キャッツアイ】【マッスルベアー】を使用し、さらに〈ポーションインジェクター〉起動!〈漆黒の賦活酒〉を注入する。これでHP92だ。
GM:チートアイテム良くない。
ナザル:バルバロスの特権だ(笑)15メートル前進するが、フォルゴーンは前に出て止めたりするか?
GM:いや、そのままの位置で迎撃するよ。
ナザル:そうか。フォルゴーンの胴体に【パラライズミスト】Aを入れ……正直不本意だが《鎧貫き》を宣言。
GM:ごめんね、[攻撃障害]持ちで(笑)
ナザル:《カウンター》で投げることも考えたのだがな。やはり胴体をなるべく早く潰すべきだろう。胴体に4連キックだ。消え去れ[攻撃障害]!
ナザル怒りの4連キックは初撃こそ《鎧貫き》発動で31ダメージを与えるも、GM側の出目が良く2、3発目は回避、4発目はダメージ1ゾロという結果に終わる。
ナザル:やらかしたな。投げに頼りすぎていたか……やはり、まだまだ未熟。
レアン:フォローするぞ、ナザル殿。全身が【キャッツアイ】【ビートルスキン】使用、前進し乱戦エリアに参加する。
GM:激突する竜化ドレイクとフォルゴーン。怪獣決戦だな!
レアン:怪獣扱いは断固拒否する!胴体は《魔力撃》翼は《渾身攻撃》を宣言し、フォルゴーンの胴体に攻撃だ。まずは胴体(ころころ)低いな25。
GM:低くて25なの(ころころ)当たるよ。
レアン:《魔力撃強化》乗ってるからな(ころころ)35ダメージ。続いて右の翼(ころころ)23。
GM:(ころころ)それは避けた。
セレスト:さっきからGMの出目、良すぎではありませんの?(笑)
レアン:まったくだ(ころころ)左は26。
GM:それは厳しいなー(ころころ)うん無理。
レアン:(ころころ)こちらも35ダメージ。胴体は半分切ったな?
GM:だねえ。それじゃ、こちらのターンと行こうか。魔神使いが「ふはははは、その程度か!私の下僕たちよ、蛮族どもを殲滅せよ」と地方語で言いながら、4倍【デモンズオーラ】(ころころ)発動。
リュミエ:んー、わかってたけど、厄介だなー。そして、なんて言ってるのかわからん(笑)
サージュ:(データ確認)実質2レベル強化されるようなものですか……
セレスト:単純に、オーラで強化するために苗床にしてあるという可能性もありますか。
GM:とりあえず、追加で解放したりはしないよ。さて、フォルゴーンはどっちを殴るかな。
レアン:ちなみに、我はほぼ回避の目がないぞ(笑)
GM:代わりにカッチカチじゃないか(笑)フォルゴーンは「知能:高い」だし、ろくに通りそうにない相手を殴るのもな。
セレスト:待ってください。フォルゴーンの攻撃対象を決めるのは、魔神使いの方でしょう?そちらの基準で判断すべきですわ。
GM:確かにそうだった……ほぼ当たるし、ぱっと見で脅威のレアンと、避けそうだけど脆いナザルか……なら、1から4でレアン、5と6はナザルにしよう。
ナザル:結局、サイコロで決めるのか(笑)
GM:(いっころ)6!ナザルに集中攻撃させるぞ。
ナザル:ふん、来るがいい。
計4回の攻撃がナザルを襲うが、なんと、そのうち3回を回避。与えたダメージは12に留まった。
ナザル:この程度か。図体ばかりでかいだけで、たいしたことはないようだな。
GM:「ば、馬鹿な……」と魔神使いも唖然ですよ。
ナザル:基準値の差からして、運が良かっただけだがな(笑)
GM:悔しいなー。神官戦士は制限移動で乱戦エリアに参加、《マルチアクション》でナザルに攻撃&【ゴッド・フィスト】、「偉大なるラーリスよ、魔神を害する蛮族に鉄槌を!」(ころころ)攻撃が23。
ナザル:突っ込んでくるか(ころころ)26。「踏み込みが甘い!」
GM:それ敵が言うセリフ!(ころころ)魔法は21だね。
ナザル:魔法は苦手だ……(ころころ)〈イグニスの魔符〉を破って抵抗。
GM:おのれチートアイテム!(ころころ)半減で10点。
ナザル:8点受けて、残り72。回復せずに行けるか?
レアン:ふむ。オーラで超強化されてるし、【ブレス】で器用度上げて欲しいところではあるが。
サージュ:おそらく次も攻撃が集中しますよ。大丈夫ですか?
リュミエ:少なくとも胴体は落とせそうだけど。そうすれば攻撃回数は2回減るね。
ナザル:よほど運が悪くない限りは大丈夫だと思うのだがな。
レアン:そうだな……ここは我がナザル殿を回復しよう。なるべくだが、一人を回復するのにサージュの手番を使うのは避けたい。
セレスト:それは確かにそうですわね。
サージュ:わかりました。では3メートル斜め前に移動しながら、5倍拡大で【ブレス】。魔晶石使いますね(ころころ)う、すみません、1ゾロです……
セレスト:あら……大丈夫、ピンチの時に回復で失敗するのと比べれば、どうということはありませんわ。
サージュ:……はい。お嬢様に【バークメイル】Aを使って……鼓咆は防御のままで良いでしょうか?
リュミエ:このラウンドからお嬢様も攻撃に参加するし、攻撃に切り替えた方が良さそうかな?
サージュ:では【怒濤の攻陣Ⅱ:烈火】に変更して終了です。
リュミエ:それじゃ、オレもサージュにくっついて3メートル斜め前へ移動して……〈消魔の守護石〉惜しんでる場合じゃないよね?
セレスト:抵抗された上で軽減されると、ほとんどダメージは通らないですか……
リュミエ:【デモンズオーラ】は抵抗上がらないから、指輪割り込みなら五分五分以上で通せるんだよね。ただ、10点守護石はとても魅力的ではある(笑)
レアン:確かに惜しいが、今は倒すことだけを考えろ。命には代えられんぞ。
リュミエ:了解、レアン様。[妖精の加護]で炎を選択。魔晶石砕いて【ファイアストーム】を乱戦エリアに打ち込むぜ。焼き尽くせ、兄弟!(ころころ)達成値は19。
GM:フォルゴーンは面倒だから一括で(ころころ)23。神官戦士は(ころころ)22。
リュミエ:ダメか。ダメージは(ころころ)フォルゴーン頭に弱点入れて18、胴体に15、足に17、神官戦士に16。
GM:フォルゴーンは2点軽減、神官戦士は〈消魔の守護石〉使って12点軽減。やっぱりフィーの妖精魔法は抵抗しても痛いなー。
リュミエ:1万ガメルを気安く使いやがって(笑)
ナザル:特殊能力扱いなのだし、仕方なかろう。行くぞ、《撃爆投獣》を宣言、【パラライズミスト】Aを胴体に使用し神官戦士を投げてぶつける(ころころ)25!
GM:それは厳しい(ころころ)よし、25で回避するぞ。
ナザル:〈巧みの指輪〉破壊!ダメージは(ころころ)神官戦士に31点、フォルゴーンも31点だな。さらに神官戦士に《踏みつけ》(ころころ)27。
GM:(ころころ)6ゾロじゃない。流石、投げになると一気に命中が跳ね上がるな……
ナザル:わざわざ弾になりに来てくれて感謝するぞ(笑)ダメージは(ころころ)回って(ころころ)回って(ころころ)止まって36点。
GM:何気に回すね……んー、フォルゴーンの胴体、そろそろ落ちそう。
レアン:ふむ。このラウンドで胴体は落としておきたいな。
セレスト:では、まずは私が《薙ぎ払い》ますわ、お兄様。【キャッツアイ】【ビートルスキン】【ヴォーパルウェポン】Aを自分に、移動して乱戦に参加致します。「戦神ダルクレムよ、我が戦い、ご照覧あれ」〈デスサイズ〉にHPを吸わせて《薙ぎ払い》!(ころころ)23ですわ。
GM:(ころころ)足だけ避けた、って一番意味の無いところじゃないか。
セレスト:(ころころ)胴体に36点、神官戦士に35点ですわ。
GM:胴体は3点残った(笑)
セレスト:くっ、足りませんでしたか……
レアン:案ずるな、この兄に任せておけ!3点なら魔法で確実に落としておくか。
サージュ:レアン様、ナザル様を回復するのでは?
ナザル:俺は回復なしでも構わんぞ。
レアン:む……神官戦士もぎりぎり落とせそうなのが悩ましいのだが……魔神が封入されている苗床が気絶していても、一時解放は可能なのか?
GM:気絶の場合は特に記述もないし、できるんじゃないかな。死亡した場合は自動的に暴走状態で出てくるよ。まあ、この神官戦士に封入されているとは限らないけどね!
サージュ:だからこそ、封入されているという前提で動きたいです。
ナザル:そうか、気絶させてもあまり意味がないのなら、回復を貰った方がいいか。
レアン:よし、まずは胴体がナザル殿に【アース・ヒール】(ころころ)発動して14点回復だ。そして右の翼が《渾身攻撃》!(ころころ)ここでピンゾロだと!?
セレスト:お兄様、大丈夫ですの?
レアン:はっはっは(汗)左の翼も《渾身攻撃》(ころころ)23、当たるか?
GM:(ころころ)今度は避けられない。
レアン:(ころころ)37点だ。部位欠損までは行かないか。
GM:ピンゾロ以外は大丈夫だね(ころころ)気絶したよ。さて、これでこっちのターンか――
今回のボスである魔神使いは魔神を道具としてしか認識していないが、貴重な道具を簡単には使い捨てたりはしない。永久解放という最終手段はできる限り取りたくないのだ。しかし、暴走の危険を冒すのはそれ以上に避けるべきと考えている。
この時点で、神官戦士の残りHPは49。苗床の死亡により暴走の危険があると判断するラインを割っていた。
GM:魔神使いは「くそっ、このままでは……やむを得ん、魔神と潰しあうがいい、蛮族ども!」と地方語で言うよ。
リュミエ:もう共通語で話せよ(笑)って、そのセリフはアレか?
セレスト:やっぱり、永久解放からのおかわりですの?
GM:イグザクトリー。フォルゴーンを永久解放して、神官戦士に封入されたゴー……魔神を一時解放するぜ!
サージュ:ゴーガンですか?
GM:魔物知識判定してね!知名度は18、弱点値は21だよ。
サージュ:【ペネトレイト】使います(ころころ)19。指輪割るべきでしょうか?
セレスト:(データ確認)弱点は衝撃属性ダメージですか。私の【フォース】くらいですか、可能性があるのは。割ってまで抜く必要はなさそうですわね。
GM:まだゴーガンだって言ってないからね?そうなんだけどさ(笑)
リュミエ:ゴーガン封入してある苗床を、なんで前に突っ込ませたんだ?(笑)
GM:別に魔神使いが突っ込ませたわけじゃないよ。神官戦士が勝手に、同胞たる魔神を傷つけた蛮族に怒って突撃しただけ。
ナザル:連携がまるでなっていないな。話にならん。
サージュ:しょせん魔神なんて、そんなものです。
GM:ゴーガンにはかけらもトレジャーの追加HPも入ってないよ。そして、前衛の三人に【アストラルバースト】を使う。あ、レアンは胴体だけね(ころころ)達成値は24。
レアン:高いわ!(ころころ)魔符あっても無理だな。
GM:全員失敗か(ころころ)レアンに1回転して24点、セレストも回って27点、ナザルに17点だ。あ、レアンとセレストは弱点でさらに+2だね。
サージュ:お嬢様、大丈夫ですか!?
セレスト:まだ51点残ってはいますわ。
GM:一気に行くぜ!ゴーガンには[豪弓]を指示する。狙うのはリュミエだな。
リュミエ:デスヨネー。くそ、遮蔽になってもらうために密集してたのが痛いな……
GM/ゴーガン:「ふはははは。正々堂々と勝負だ、妖精よ!」まず巻き込まれるかサイコロ振ってね。
結果、レアンの胴体と左の翼、サージュ、フォルゴーンの胴体が巻き込まれる。
GM:半々で期待値通りってとこか(ころころ)ノー、命中18しかない。
レアン:回避下がりまくってるから、それでもほぼ無理だぞ(ころころ)お、胴体は6ゾロで避けた。翼は50点稼いでしまったが(笑)
リュミエ:極端だな、レアン様(笑)オレもサージュも6ゾロじゃない。
当卓では防御ファンブルは採用していないので、避ける目の無い回避判定は経験点を稼ぐチャンスみたいなものである。
GM:くらえ!(ころころ)リュミエに25点、レアンの翼に30点、サージュに26点、そしてフォルゴーンの胴体に26点。胴体は(ころころ)ダメだね、部位欠損状態になった。
セレスト:容赦ないですわね。まあ、永久解放した時点で敵になっていますもの、当然ですか。
リュミエ:超痛い。《鷹の目》持ってるし、避けようがないのがきついなー。しかも現在の位置だと、制限移動じゃ[連射弓]の射程範囲から出られない。小数点以下の微妙な距離が足らない(笑)
ナザル:ふむ。弓兵を乱戦に参加させるなど愚かな采配だと思っていたが、そこまで計算していたとは、なかなかやるではないか。
GM:だから、突っ込んだのは神官戦士の独断だから(笑)さて、晴れて自由の身になったフォルゴーン君の手番だけど――
セレスト:さらなる自由を求めて、乱戦からの離脱を宣言するのですね。
GM:そんなことしたら、ボコられるだけじゃないか(笑)まあ【エスケープ】という手もあるにはあるが、ここまでやってくれた相手にお礼をしないとね。まずは頭が《マルチアクション》を宣言して【フォース・イクスプロ―ジョン】だ!(ころころ)ぐはっ、21しかない……
これにはゴーガンも含めて全員抵抗。しかし、レアンが2枚、ナザルが1枚魔符を破った。
GM:(ころころ)レアンの胴体に13点、右の翼に12点、左が12点、セレストに13点、ナザルにピンゾロ……ゴーガンに12点。弱点は各自足しておいてね。
ナザル:ダメージなしはありがたいが、魔符がもったいなかった気がしてしまうな(苦笑)
GM:えーと、一番ダメージを受けているのはセレストか。
セレスト:あら。では私に攻撃してきますの?物理ダメージは22点、軽減しますわよ。
GM:堅いなー。やっぱりナザルを殴るか。頭が(ころころ)低い、21……って、しまった!
ナザル:(ニヤリ)このラウンドは投げられるぞ。しかも妹殿も乱戦に加わって、さらに命中が上がっている。当然《カウンター》投げ(ころころ)成功(ころころ)頭に32点、足に30点。
GM:しまったなあ。起き上がりながら足で蹴る(ころころ)19……
ナザル:(ころころ)当たらんな。
レアン:では3ラウンド目だな。お礼などと、舐めたことを考えている間に倒しきるぞ。
サージュ:はい。魔神を逃がすわけにはいきません。とは言え、まずは回復ですね。[豪弓]対策に3メートル左へ移動、7倍拡大で全員に【キュア・ハート】、魔晶石を使います。一括は怖いので、個別で振りますね(ころころ)お嬢様が17点、レアン様が胴体19点、右の翼22点、左の翼が……1ゾロ、ナザル様が20点、リュミエが15点、私が15点。申し訳ありません、レアン様。
レアン:それだけ振れば仕方あるまい。減っている方が回復しなかったのは痛いがな(苦笑)
セレスト:リュミエで振るよりは遥かにマシですわ。
サージュ:鼓咆は現状を維持、【ヴォーパルウェポン】Aをレアン様に使いますね。どの部位がよろしいですか?
レアン:まあ翼か。絶対に攻撃しかしないしな。
サージュ:ではHPの多い、右の翼に使用しておきます。
リュミエ:オレも回復に回った方が良さそうかな?
セレスト:いえ、私は自前で回復できますし、攻撃をお願いしますわ。
レアン:我も大丈夫だ。最悪、部位欠損は【リザレクション】で治せるしな。
リュミエ:了解。あ、GM、ゴーガンは神官戦士が持ってる〈消魔の守護石〉使えたりする?
GM:うーん、アイテムとして考えたら使えるような気もするけど、今回はあくまで特殊能力扱いで使えないとしようか。
リュミエ:それはありがたい(笑)乱戦エリアから離れる方向へ3メートル移動して、魔晶石割って【ファイアストーム】を乱戦エリアに。あ、[妖精の加護]は炎のままね。行くぜ、兄弟!(ころころ)うーん、17。
GM:(ころころ)全員抵抗。
リュミエ:元より厳しいからしょうがない(ころころ)フォルゴーン頭に18、足に17、ゴーガンに15。
GM:抵抗しても十分痛いんですけど!
リュミエ:最後に【バークメイル】Aを自分に使っておく。
ナザル:ではフォルゴーンを投げるとしよう。《天地投げ》を宣言しておく。【パラライズミスト】Aをフォルゴーンの頭に入れて(ころころ)26。
GM:避けろー(ころころ)無理。
ナザル:よし。ダメージは(ころころ)28点。頭に《踏みつけ》(ころころ)26。
GM:転倒ペナついてるし、6ゾロのみ(ころころ)まあでない。
ナザル:(ころころ)26点。あまり通らんか。
GM:それでも合わせて20点食らってるよ。
レアン:ふん、勝ったな。
リュミエ:苗床以外の封入具を、まだ持ってる可能性はあるけどね(笑)
セレスト:行きますわよ。〈デスサイズ〉にHPを吸わせて《薙ぎ払い》!(ころころ)低いですわ、21。
GM:それなら何とか(ころころ)フォルゴーンの頭だけ当たったよ。
セレスト:(ころころ)惜しくも回らず、37点ですわ。〈ポーションインジェクター〉で〈ヒーリングポーション〉を使用致します(ころころ)15点回復。【ヴォーパルウェポン】Aを、お兄様の左の翼に使用して終了ですわね。
レアン:では、さらばだフォルゴーン。右の翼で《渾身攻撃》!
しかし、瀕死のフォルゴーンはここで脅威の粘りを見せ、レアンの攻撃を全て避けきる。
レアン:マジか……
セレスト:お兄様の出目も相当酷かったですが、それ以上にGMの出目が良すぎですわ。
GM:はっはっは。ごめんね?
リュミエ:【デモンズオーラ】がなければ全部当たってるんだよなー。永久解放するときに解除しろよ、魔神使い(笑)
GM:いやいや、潰しあってもらうためには、解除しない方がいいに決まってるでしょ。さて、生き残ってしまったフォルゴーン君は……どう考えても、逃げない理由がないんだよねえ。
サージュ:まことに遺憾ですが、客観的に考えればそうですね……【エスケープ】で1ゾロ振れ(ボソ)
GM:何か呪いの言葉が聞こえる(笑)フォルゴーンは起き上がりながら【エスケープ】(ころころ)危ない、出目3で発動。どこにあるかは分からないけど、最寄りのラーリス神殿へと、さよーならー。
サージュ:っく、キルヒア様への祈りが足りませんでしたか。
セレスト:今の祈りだったんですの?(汗)
ナザル:ところでGMよ、この魔神使いどもがキャンプにほこらを作っていたりはしないか?
サージュ:それです!
GM:いや、魔神使いは別にラーリス信者でも何でもないから。神官戦士にしても、ここに定住するわけでもないのに作ったりはしないかな。
リュミエ:ラーリスはあくまで大神だし、ペナルティがあるわけじゃないもんなー。
サージュ:……無念です(がくり)
レアン:奴は自力では部位欠損は治せん。飛んだ先で無事とは限らんさ。
リュミエ:……あれ?そういえば、永久解放されたときに苗床の男はどうなったの?
GM:ああ、そこはどうなるのか悩んだんだけど、苗床に封入された魔神を永久解放した場合は、苗床は体を魔神に乗っ取られたままということにしたよ。あくまでこの卓での裁定だけどね。
レアン:なるほど。まあ、あの苗床がどうなろうと知ったことではない。我が領の奴隷でもないのだしな。
セレスト:そのうち、あのフォルゴーンがレベルアップして帰ってきそうですわ(笑)では、残りをさっさと片付けてしまいましょう。
GM:おっと、まだこっちのターンだったね。正直、魔神使いはもう逃げたいけど、この状況でゴーガン見捨てて逃げたら、間違いなく守護義務違反でダメージ食らうんだよなあ。
セレスト:ひょっとして、また永久解放するんですの?
ナザル:面倒な相手だ。だが移動力12で逃げ切れると思うなよ?
GM:確かにそうなんだよね。今永久解放したら、ゴーガンに撃たれそうだし(笑)だから、こいつならこうするかな。補助動作で【デモンズウィング】、そして制限移動で3メートル飛び上がる。さらに主動作で【デモンズセンス】(ころころ)発動。
リュミエ:完全に逃げる気満々じゃないか(笑)守護義務違反にならないの?
GM:守護義務違反になるのは、実際に逃げた時点でだよ。準備段階はセーフ。「なんとか持ちこたえろ、ゴーガン!」ゴーガンは、マジかよという顔をしつつ[連射弓]で攻撃する。対象はレアンの左の翼、後の四人(ころころ)命中は19。
この攻撃はセレストとナザルが回避。レアンの翼に3点、リュミエに11点、サージュに2点のダメージを与えるだけに終わった。
ナザル:しかし飛んで逃げたところで、レアン殿が追えばどうということはないのではないか?
セレスト:問題は、ただ一人追跡可能なお兄様に探索系技能が一切ないことですわ。このラウンドで逃走を許すと、見失ってしまうかもしれません。
レアン:はっはっは。すまんな、妹よ(汗)
ナザル:むう。流石にレアン殿抜きでゴーガンを削りきるのは厳しいぞ……
リュミエ:お嬢様、大丈夫だぜ。魔神使いの足止めなら、オレがパックを召喚すれば問題なくできるよ。MPぎりぎりだけど(笑)
GM:(そういえばそうじゃん。【サモンフェアリー】のこと忘れてた……)
セレスト:あら、流石リュミエですわ。そういうことなら気楽に殴れますわね。
ナザル:とりあえず、俺と妹殿でどこまで削れるかやってみるか。魔晶石を使って練技を入れなおして【パラライズミスト】A、一応《天地投げ》(ころころ)28。
ナザルの攻撃で、ゴーガンのHPは42まで削られる。そして――
セレスト:《マルチアクション》を宣言、〈デスサイズ〉にHPを吸わせて攻撃致します(ころころ)21。
GM:(ころころ)当たったよ。
セレスト:ダメージは(ころころ)36点ですわ。
GM:21点食らって、残り21点。
セレスト:ふむ。魔法連打で削れそうですか……ここに至って、弱点を抜いておけばよかったと、思ってしまいますわね。【フォース】を撃ちますわ(ころころ)抵抗されてもダメージは7点ですわね。
リュミエ:残り14なら、【ファイアジャベリン】で抵抗されても、ピンゾロ振らない限りは倒せるな。やっちゃうね?[妖精の加護]は変わらず炎で(ころころ)抵抗されても17ダメージ。
GM:リュミエが放った炎の槍に貫かれて、ゴーガンは崩れ落ちる。その姿が神官戦士のものへと戻っていくよ(ころころ)生死判定は成功してる。
リュミエ:オッケー。後は頼んだよ、レアン様。
レアン:ふっ、任せておけ!練技は……いらんか、移動して《魔力撃》&《渾身攻撃》だ。
GM:舐め腐ってるな。こっちは単部位だから、飛行のボーナスを受けられるんだぜ?
セレスト:飛行のボーナスを入れても、回避5しかないでしょう(笑)
当然のようにボコボコにされる魔神使い。
レアン:爪の攻撃が(ころころ)回って(ころころ)回って(ころころ)まだ回って(ころころ)おしい、止まったか……62点だな。
GM:ナニソレ怖い。一撃で半分切ってるんですけど?
レアン:これで終わりだ!翼のダメージが(ころころ)右37点、左38点!
GM:HP-14(ころころ)「馬鹿な、馬鹿な。この私が蛮族ごとき、に――」気絶して落下する。落下ダメージは防護点で止まるけどね。まさか、レアン一人に瞬殺されるとは……
レアン:さっきの失態を少しは挽回できたか(笑)
セレスト:少なくともダイス目は、さっきの分と合わせてトントンですわね(笑)
サージュ:お嬢様、流石にそれは辛辣かと(苦笑)