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仲良きことは、

あれから、時々両親にわざと「デート」という言葉を使って二人にしてみたり。光希のお守りを積極的にしてお母さんの負担を減らしてみたり。

ドラマを観た延長のようになれ初めを聞かせてと言ってみたり。そのせいで一時間近くお母さんとの学生時代や痴話喧嘩(笑い話でした)や同棲時代やらの話をされてめちゃくちゃうんざりしたけども。


私の努力(?)のおかげで、両親が物凄くラブラブになってしまいました。

いや、良いことですよ? オシドリ夫婦で。仲良しは大歓迎なことですけどね?


「……限度ってものがあるよね……」


夏の蒸し暑さと相乗効果だわ。勿論マイナスな方向にぶっちぎりで。


季節は夏。

私は相変わらず悪夢のような記憶を繰り返し夢に見て悩む日々を送っております。

で、とりあえず両親の離婚の芽を潰せるだけ潰してしまおうと‐夢へのストレスもあったんでしょうね‐躍起になりすぎたみたいです。


最近は私や光希がいてもお構い無し、むしろ見せつけるかのようにいちゃいちゃしています。

流石に中身が大学生な私は両親のこの姿は恥ずかし過ぎる。光希は真似をしているのか、遊びだと思ってるのか、ニコニコしながら私や両親に抱きついて同じ様に(?)いちゃいちゃしています。可愛いな私の弟。





「じゃあ晶子、光希、しばらく遊んでてね」

「「はーい」」


夏休みに入りたての日曜日。

混雑するショッピングモールのゲームコーナーで、私と光希はお母さんにお金を貰って手を振った。


ラブラブになった両親のデートを止められる人は、もう居ないと思います。

子供をゲームコーナーにお留守番させて腕くんで人混みに消える両親……シュールだわ。


「じゃ、行こうか光希」

「うんっボールプール!」


光希と手を繋いでボールプールへ向かう。

ゲームコーナーで遊んでてねとは言われても、光希はまだクレーンゲームも音感ゲームも出来ないから、ボールプール一択です。

私もクレーンゲーム下手くそなので嬉しいかぎりなんだけどね。


「……神代?」

「ぇ? あ、桑崎くん」


ボールプールの前まで来たら声を掛けられた。

振り向けば桑崎くんがいました。びっくりです。

一人? と聞けば、お兄さんがスポーツショップに行っている間の暇潰しらしい。時間かかるんだって。


「じゃあおにーちゃんも、いっしょにプールいこう!」

「プール?」

「私達も暇潰しみたいなものでね、光希はボールプールが好きなの」


私と繋いでる手をぶんぶん振りながら言った光希の言葉を説明しながら、光希が桑崎くんの腕を掴んだのに苦笑して誘えば、桑崎くんは少し考えてから頷いた。


「そうだな、行く」

「ぁ……じゃ、行こっかぁ」


わぁ~、微笑みを頂きましたよ。凄いふわって、ふわって笑ったよ!

小一の笑いかたじゃないよっ。


「ぼくこうき! 5才!」

「俺は亮太だ、よろしくなこうき」

「りょーた!」

「光希、亮太君、でしょ」

「りょーたくんっ」


つい先日誕生日を迎えた光希は自分の年齢を言うのが嬉しいみたい。にっこにこの笑顔。可愛いな私の弟。


その後桑崎くんのお兄さんがくるまでガチで遊んだ。店員さんが爆笑していました。

こんな場所ですが、コメント下さった方、ありがとうございますっ‼

詳しくは、活動報告にて爆発します(笑)

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