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キャンプ場を行ったり来たりして、なんと! うちの班は五問正解しました!

あと、ボーナスクイズ? とかいうのも正解したので、サラダがつきました。

……ボーナスなのに、野菜サラダ…ちょっとガッカリです。

出来ればデザートが……、くすん。


「ジャガイモ~、ニンジン~、タマネギ~、こんにゃくぅ~」

「そして!」

「「お、に、くぅ~!!」」


高木さんと私の即興の歌です。堀さんは由紀乃ちゃんと何を作るか相談中です。

まぁ普通はカレーだよね。でも何故かこんにゃくがあったんだよね。

お肉は……ブタさんですな。


「豚汁で良いんじゃない?」

「お味噌は……」

「確かカレー粉と一緒に調味料コーナーに置いてあったよ」


食材はスタンプで集めるんだけど、調味料は自由に使えるのです。

だからメニューを考えれるのですよ。

カレーでもいいけど~、こんにゃく貰ったからには使いたいよね?

だから豚汁で!


「お味噌もらってくる!」

「私はお米といで、飯盒の用意する~」

「じゃあ、私達は野菜切りましょうか」

「そうだね」


堀さんも高木さんも、もちろん由紀乃ちゃんも料理が出来る人なので、私達の班はテキパキと料理が出来上がりました。

早い? だって本当に、ご飯が炊けるまでに豚汁出来上がったし、サラダは盛り付け済みのが貰えたし。漬物も、言わずもがなですし?


と、言うわけで、出来上がったら食べても良いらしいので、皆より先にいただきますっ!





夕飯が終われば、大浴場にクラスごとに順番に入り、点呼をして解散。就寝です。

布団に潜って、でも眠気なんて来なくて、暫く考えないようにしていたことを、考えてしまう。


…怪我をした子、夜には居なかったんだよね?

夜って、何時からのことだろう?

今はもう九時を回った。先生達はもう探し始めてるのかな?


「晶子? 寝ないの?」


もぞもぞ寝返りを打っていたら、由紀乃ちゃんを起こしてしまったみたい。

良い言い訳も見付からないので、おトイレに行こうと思います。ジッとしてるのも、ちょっとね。


「おトイレって何処にあったっけ?」

「私も行くわ。ちょっとまって…えっと、ここね」


懐中電灯をつけて、レクリエーションで使った地図を広げてみる。

堀さん達を起こさないように小声で由紀乃ちゃんと場所を確認してからロッジを出る。


おトイレは、私達の泊まるロッジから先生達が泊まってるバンガローを通って左に曲がって、暫く歩いた場所にありました。

地味に遠いわ。真っ暗な山道を歩いていくの、大分怖いわぁ。


「暗いよ~」

「街灯がないものね。やっぱり寒いわ…」

「何でロッジにおトイレ付いてないの…」


小声で話しながらおトイレへ行き、手を洗って出てくる。

キョロキョロと周囲を見ながら来たけど、誰も居そうにない。

由紀乃ちゃんもキョロキョロしてる。私とは理由が違うと思うけど、これで、見つけられれば…なぁ。


「……ねぇ、ちょっと待って」

「? どうしたの、由紀乃ちゃん?」


ロッジとは逆の方を見たまま、由紀乃ちゃんが立ち止まった。

帰り道とは逆の方をじっと見詰めてる。


「由紀乃ちゃん?」

「晶子、あそこ…光ってない? …」

「ぇ…あ、」


由紀乃ちゃんが指差す方をジーっと見詰めたら、チカッて、一瞬だけど光が見えた。

由紀乃ちゃんを見る。由紀乃ちゃんも、私を見てた。二人で頷く。

ちょっと怖いけど、由紀乃ちゃんと寄り添いながらゆっくり近づいてみる。

道はあるけど、右側は木が立ち並んでて、左側は崖のように急な傾斜がある。

懐中電灯で足元を照らしながら転ばないように歩く。


「……っ!」

「ぇ、ぁ……」


懐中電灯が照らす、左側の方、傾斜の下の方にチラッと、何か見えた。

恐る恐る光をそっちへずらしたら、人が、倒れてた。

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