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其れはまやかしに過ぎず

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

冷静に考えて見ました。


やっぱあの人ネジ飛んでるよ!!

まだ二十歳も超えてない学生に、エログロ、リョナ、鬱展開の暴力を勧めるかね!?


化学好きな貴方には楽しめると思いますよ。ちょっと鬱ですけど。

って謳い文句だったんですけど!!

私が学生時代の時に、恩師がいた。その人のお陰で化学に興味を持ったし、得意科目になったと思っている。その人は本が好きで、ラノベも好んで読む人だった。

――○○さん、ラノベお好きでしょう? 化学お好きでしょう? これ、とっても面白いですよ。

其れが全てのきっかけだった様に思える。


「いや、恩師だと思ってるよ。授業の教え方上手かったし、悩みもよく聞いてくれたし。ノンデリ言動に目を瞑ればらまぁ良い先生だよ。うん。

でもさ……あのエログロ、リョナ、救いのない鬱展開。歩む道はただの地獄。の代名詞めいたラノベを女子高生に勧めるかね? やっぱあの人ネジ飛んでるよ」

友人は分厚い文庫本に目を走らせながら、そんな絶叫をして見せた。

彼女が読んでいるのはラノベの中でもトップクラスに鬱だと噂される物だった。登場人物が死ぬのは当たり前。生理的に受け付けない暴言を吐くのも当たり前。甘い希望を見せた後にしっかりと絶望に叩き落とす。バッドエンドを好む人でも眉間に皺が寄る様な逸品である。

「それでも読むのね……」

私も忠告を受けた上で読んだが、胸糞悪い展開ばかりだった。昔読んだ海外の児童書にもそんな話があったが、其れとタメを張る。

なんと言うか、文章の表現方法、展開の方法が非常に海外の小説めいている。両手で数え切れない登場人物の多さだったり、グロ展開の生々しい描写だったり。余り日本の文学的な要素はない。どちからと言えば海外の文学寄り。彼女が好む文体ではないのだ。

けれども彼女は気力があるとき、またふらりと読み始める。

「言い回しが美しいんだよ。……同じくらい『おぇ……』っとなるけど」

「君らしくもない。海外の読みもの、文体が苦手で辞めた癖に」

考えてみたら、此奴も救いのない海外の児童書を読んでいた。読んでいたが、文体が苦手で途中で挫折していたはず。

「さてね。何か別の理由があるんじゃない? ただまぁ、この話を読んでいると、愛なんてない。あるのはただの化学物質。ドーパミン、エンドルフィン、それらの脳内麻薬。

だからこれを読むのも、そんなまやかし。一種の気の迷い。それ以外に何も無い」

私の口の悪さは、

親譲り、体育会系の部活、そしてラノベ。

なんですが、この大部分をになっているのが、このラノベ。そう、○○竜!!


もう凄いんですよ。

海外の吸血鬼が出てくる児童書。それぐらい。


※海外の文学はエグいの多い。ずっと一緒にいた良い奴は死ぬし、しかも表現がめっちゃ生々しい。残酷で残忍。という持論。


もう本当、救いがない。

エログロ、リョナ、生理的に受け付けない、身の毛もよだつ暴言当たり前。

推しは死んで当たり前。

希望を見せて叩きつけるの当たり前。


よく『化学好きだから』という理由で勧めたなぁ。あの人。今振り返っても常軌を逸してるよ……。


でもそう言いながらも読んでいる時点で、まだ繋がりを断つつもりは無いだろうなぁ。という自虐を込めて。


この物語の面白いところは、甘ったるい青春や恋物語を全否定してくるところ。

ただ脳内麻薬に惑わされているだけ。化学物質に踊らされているだけ。愛なんてない。


だからこうやって『勧められたラノベ』に縋って絆を確かめる行為も、ただのまやかし。脳内麻薬に縋って微睡んでいるだけ。

という自虐です。


元気に生きていることを祈ります。

○○竜の『こんにちは、お元気ですか?』は『なんだまだ生きてたのか』です。

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