表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/11

◎習得経緯、発見経緯

※必要の無い項目ですので、興味の無い方や、一早く男声を習得したい方は全然飛ばして貰って構いません。

 その場合は次項目の「用途」も飛ばして、その更に次の項目である「四大原則」にレッツラゴー!


 事の発端は、私が風邪を引いて声をガラガラに嗄らしてしまった事でした。この時何を思ったのか、「このガラガラ声を普段から出せないか?」なんて思いつきに至り、そのガラガラ声の感覚をみっちりと覚えておきました。風邪を治した後も、不思議と忘れる事は無かったですね。

 そして更に風邪が治った直後に、今度は「喉ベースを習得したい!(結局出来ませんでした……)」などと思い立つ、変わり者の私がそこにいました(一瞬、先の思い付きは忘却の彼方へ…)。当時「その為には喉を鳴らす必要がある」と聞いて喉を鳴らしてみたのですが、この時に喉ベースの音ではなく、偶然ガラガラとした声のような何かを出す事に成功します(ここで伏線を回収しました)。これが俗に言う「風邪声」に該当します。

 その後暫くの間このガラガラ声を出すのに何故かドハマリしてしまい、人が居ない時を見計らってガラガラ鳴らしていたのですが(一時期、近くを通りすがった見知らぬ人から白い目を向けられたのもいい思い出…)、その過程の中でガラガラ声の中に僅かながら鼻声が混じっている事に気付きます。そこで何かに気付きつつあった私は、喉のガラガラを弱め鼻声を強くしてみのですが…なんと件の男声(俗に言う「ダンディ声」に該当します)を出す事に成功し、同時に確証こそなかったものの不思議と「これ、女性でも出せるヤツだわ」と確信したのを覚えています。

 その後は検証を重ねたり、実現可能そうなアプローチ方法を探したりしながら季節は巡り…半分遊び感覚で色々と試行錯誤してた結果、実際にこの発声法が女性に通用する事は確認出来ましたし、アプローチ方法に関してもある程度目処が着いてきたっぽいので、こうして発表するに至った次第です。

 以上のように、この発生方法は発見されてまだ数年しか経っていません。私以外これと言った習得者もおらず、現状分からない事の方が多いので、詳細に関しては今後に期待と言う形にさせて頂きたいと思います(発見者は意外とその物事について無知なケースが多いのです…)。

 

 余談ですが、発見者自身も声のコンプレックスを抱いていた時期があります。

 自身の身体的性別は男性で、声も平均的な高さの男性の声です。これが性自認がヘテロセクシャルならば何事も無かったと思われますが、生憎と私はMtXの無性タイプであり、「何故私は男でも女でも無いのに、男性の声しか出せないんだ?」と疑問を抱いていました。今となっては懐かしい思い出です。それを克服すべく、とりあえずメラニー法を習得こそしたものの、これにてお悩み解決とは行かなかったのが現実です。

 今度は「何故私は男でも女でも無いのに、地声と女声しか出せないんだ?男声は何処に行った?」と悩み始めました。しかしこれに関してはネットで調べてもこれという方法が無かったものの、実は悩み始めた直後に運良く男声を発見したので、私の中では思いの外あっさりと解決されたなと言う印象があります。最終的に今では「地声、女声、男声」と三種類を習得するに至りましたが、お陰様で声のコンプレックスに関しては何も抱く事が無い状況に落ち着きました(それぞれの精度には目を瞑ります)。この解放感や爽快感と言ったら、実に甘美で心地好かったですね(どうでもいい情報…)。


 このように、恐らくですが「トランス男性だけど、女性の声しか出せない…」であったり、「男性だけど地声が高い…」などと悩んでいらっしゃる方々も少なくない筈。結果的に私にとっては自己満足以外の用途が無い宝の持ち腐れとなった訳ですが、これが当て嵌まらない人も大勢いらっしゃる事でしょう。個人的には、そのような「本当にこの発声法を望んでいらっしゃる方々」にこそ、この発声法を知って頂きたい!そして習得して頂く事で何とか、そのコンプレックスの解消に少しでも役に立てばと切に願うばかりです。(私個人に関して言えば、男声に関しては習得したはいいものの日常生活で使う場面が殆ど存在せず、先ほども申し上げた通り、完全な宝の持ち腐れとなってしまっています(泣)。しかし本当に必要とされる方々からすれば決してそのような事にはならないであろうと思われますので、こうして発表するに至った次第です)。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ