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本編15【マリルとの修行の日々】

 パレットは現れた部屋へと入って行くと部屋の中には見知らぬ人間が立って待っていた。その待っていた人間から溢れ出ていた魔力の凄さにパレットは、何とも言えない寒気を感じていた。『この人間は一体何者なのか?』そう思っていると、その見知らぬ魔力の凄い人間は、部屋へと入ってきたパレットの気配を感じ取るとこっちに顔を向けてきて近づいてきた。パレットは、その人間が自分に近づいて来るにつれて魔力の凄さを感じてさらに寒気が強くなっていった。近づいて来るその人間の顔が少しずつ分かってくるとパレットは何かに気づいた。「まさか!!そんな」そう呟いたパレットの前に近づいてきた人間がくるとその人間は自分の名前を名乗り出した。その人間が名乗った名前は、マリルという名前だった。パレットは、マリルという名前を聞くとやはりそうだったかと驚いた。マリルは伝説の魔術師として有名だったが、もういなくなっていたはずだった。この状況にパレットはマリルにその事について聞いてみるとマリルは、パレットが聞いた事について答えだした。

 マリルは、あの時を語り出した。王都アナタリアで魔法屋をしていたが、マリルの元に一枚の手紙が届いてその内容があの時の場所に来いと書かれていたという事を語った。マリルはその謎の手紙に疑問を持っていたが、送ってきた人間の意図を知ろうと思って考えた末にあの高度な文明が滅亡してしばらくしてからこの集落を出てから向かった場所で見た事ではないかと思ってその場所に向かうとフードを被った人間が待っていた。その人間としばらく対峙していて他に集落を出た人間達がそろった時、その人間は刃を向けて来た。そして私はその刃に倒れて、今は魂だけで特殊な空間でのみ生きる事が出来ていると言った。その話しを聞いたパレットは、それ以上マリルの話を聞こうとは思わなかった。

 マリルは、パレットにそろそろ修行をつけると一言言って修行の準備を始めた。それを見てパレットも修行の準備を始めた。しばらくしてマリルは、授業の準備を終えた。パレットの準備も終わり修行が始まった。パレットは、元々術の能力は高かった。その事を見抜いたマリルは、さらに術の能力を上げる事が出来ると思っていた。マリルは、最初にパレットの術の精度を上げる為の精神を集中させる事から始める事にした。パレットは、マリルが言ってきた修行を信じて精神を集中させる修行を始めた。精神集中の修行は、一つの音さえも出ない空間で何時間も何時間も続いた。最初は音が出ない空間に不安になって集中出来なかったパレットだったが、時間が経つにつれて気にもならなくなった。精神集中の修行を行ったパレットの感覚は、修行前とは違い研ぎ澄まされていった。しばらくしてマリルがパレットの肩をそっと叩いた。パレットは、その合図で精神集中の修行を終えた。精神集中の修行を終えたパレットの体から溢れ出る魔力は、修行の前の魔力より格段に増えていた。マリルとの初めての修行は終わった。それから数日は、初日と同じ精神集中の修行が続いた。数日間の精神集中の修行で術の能力が上がった事を確認したマリルは次の修行の用意をした。精神集中の修行を終えてから一日後パレット、次の段階に移っていた。次の段階のパレットの修行は、爆音から始まってしまった。実践形式の修行は、術の詠唱が絶え間なく続いていて、術の応酬でマリルとの修行が長い時間続いていた。それだけの術の応酬でも部屋は壊れる事がなかった。パレットの実力は、精神集中で高まっていたが、マリルは涼しい顔をしたままでパレットとの術の応酬に対応していた。術の応酬は、それからさらに続きパレットはさすがに疲れを見せていた。パレットが疲れを見せているのと違って実力を見せずにいた。パレットは疲れていたが、何とかマリルの攻撃を防いでいた。マリルはその様子にジワジワと本気を出してきた。マリルの本気は相当なもので、パレットはマリルの攻撃を防ぎきれなくなって疲れでそのまま倒れ込んだ。マリルは、倒れ込んだパレットを見て攻撃を止めた。倒れ込んだパレットを見てマリルは何かを感じた。実践形式の修行を始めてからパレットは成長を続けていた。マリルとの修行は、さらに白熱するほどの実力になっていて、あまりにも速いスピードでの成長にマリルは喜びながら修行を行っていた。前よりも激しい術のバトルにさすがに修行している特殊な空間が壊れないか心配するほどの術が放たれていた。マリルが本気で術を放ってもパレットは、その動きに対応して術を放っていく。マリルとの術バトル形式の修行は、もうすでにパレットが優勢になるほどの力の差が付き始めていた。マリルは、あまりにも激しい術のバトルについていけなくなり最後の修行を終えた。修行を終えた二人は体力が回復するまでその場でゆっくりとしていたが、しばらくしてパレットは、体力が回復し終わると修行していた部屋を出て元の場所へと戻った。だがそこには誰もおらずに同じく部屋に入った三人もまだ戻っていなかった。パレットは一人でその部屋で残りの三人が戻ってくるのを待つ事にした。


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