本編10【会いたくても会えなかった】
パレット達は、秘密の道を使って魔王城に入るとある場所に向かっていた。ゼルスがいるだろうその場所に・・・・・・最悪の状況にならないようにと祈りながら急いで走っていくとゼルスの姿が見えた。柱に隠れてその様子を見ているとゼルスと四人組が戦っていた。助けようとしたその時にフードを被った集団がゼルスに向けて術を放った。フードを被った集団が放った術を受けて術をかけられてしまった。フードを被った集団は、術がかかったのを確認してその場を去って行った。パレットは突然の事にその場で崩れ落ちて動けなかった。ゼルスは、術の効果で封印されてしまった。四人組の何事かわからないようだったがこの場を去っていった。魔王城から人が去って行った後に一人ゼルスの前で立ち尽くしていたタリスタがいて、術を喰らって封印されているゼルスの異変を感じて近寄っていた。近寄ったタリスタは、決意した表情でゼルスが封印された魔王城を後にして去っていった。パレットは、その様子を見てサタスンに集落へと向かうように指示をした。サタスンは、パレットから言われて魔王城を出て集落へと向かった。一人になったパレットは、封印されたゼルスの元に進んだ。
集落で入って来る情報を一つ一つ確認していた集落の長老の元にサタスンが帰って来たと報告が来た。長老はサタスンの元に急ぐとサタスンがいて、帰って来たサタスンから今までの話を聞いた。フードを被った集団の事と魔王ゼルスの今の状態の事を・・・・・・話を聞き終わると集落の人間にフードを被った集団の事を調べさせた。それと同時に魔王ゼルスについて何かを考えながら長老は、紙に文字を書き始めた。サタスンは、それを黙って見ていた。長老は、文字を書き終わるとその紙をサタスンに持たせて「パレットに渡せ」と言ってサタスンをパレットの元に走らせた。
一方その頃、パレットは封印されてしまったゼルスの前で立ち止まっていた。ずっと会いたくても会いに行けなかった人が封印された状態だったが再会した。すぐにそこにいるというのに封印の術の影響なのか直接触れる事が出来なかった。只、封印の術をなんとか解きたいとパレットは自分の知る限りの術を封印されているゼルスに放った。だがそれでも封印が解かれる事はなかった。パレットは、自分の実力の無さを痛感すると絶対に封印を解くとそう決意してゼルスが封印されている魔王城を後にした。魔王城を出ても名残惜しくて、しばらく魔王城の近くで留まっていると集落に向かったサタスンが戻って来て長老から受け取った紙をパレットに渡した。




