本編9【集団を追って行くパレット】
パレット達が集団の後を追って向かった先には見た事のある人間が向かって来ていた。その見た事のある人間とはタリスタの事だった。パレット達がタリスタの方に向かおうと思っていると、それを遮るようにフードを被った集団はタリスタの方に向かっていった。タリスタの方に向かおうと思っていたパレット達は、その歩みを止めて状況を見守る事にした。フードを被った集団とタリスタの集団の戦闘が始まった。フードを被った集団は、タリスタと戦っていて互角の戦いをしていたが、その状況を変化させる出来事が起こった。魔物の後ろから出てきた人間が鋭く細い矢を放った。放たれた矢は、凄い音を立ててタリスタに向かって飛んでいった。矢は、アリスタが避けたその場所をすり抜けて飛んでいった。その何気なく放たれた矢がきっかけになってタリスタは劣勢になって行きその場を去って行った。フードを被った集団は、去って行くタリスタを置く事もなく違う場所へと向かって行った。パレット達はその集団の後を追った。
四人組を監視していた影の天秤は、メイロー樹海へと入ってしばらくすると樹海に広がる霧の効果で進む道を見失っていた。さらに四人組の姿も見失って前があまり見えない場所をそのまま進んで行くと怪しい場所に辿り着いた。そこにはフードを被った集団が何かを行っていた。影の天秤は、後ろからこっそりと近づいたはずだった。だがフードを被った集団は近づいて来るその気配を感じ取っていた。すぐさま振り向くとお互いに剣を交わらせた。剣の音が何回も響いて戦いが続いていたが、フードを被った集団の実力は、想像以上の強さで影の天秤の人間は次々と地面に倒れ込んだ。
そんな事があった事を知る事もなくパレット達は、タリスタを襲ったフードを被った集団を追って向かった先は、カルスという町だった。フードを被った集団は、パレット達よりも少し早く着いて町の破壊を始めていて建物はすでに壊されていた。パレット達が町に着いた時には、町の破壊はほとんど終わっていて人々は絶望の声を上げて彷徨っていた。パレット達は、その場所にいたフードを被った集団に向かって行こうとした。だがそこに王都アナタリアで見かけた四人組がやってきた。フードを被った集団は、その四人組に向かって行った。パレットは、その様子を眺めていることしか出来なかった。四人組とフードを被った集団の一人が一対一の戦闘が始まり空間に静寂をもたらしていた。パレット達もしばらくその静寂の一部になって様子を見ていると、フードを被った集団の一人と四人組の一人の攻撃が当たってフードを被った集団はカルスの町から去っていった。パレット達は、去って行くフードを被った集団を追いかけた。
カルスの町から去って行ったフードを被った集団を追いかけたパレット達は、集団が洞窟へと行くのを確認した後にしばらく近くに留まって集団の次の行方を見守ろうとした。フードを被った集団は、洞窟に入った後そこから動く気配がまったくなかった。パレット達は、その事を不思議に思ってフードを被った集団が入った洞窟の中に入ってフードを被った集団が今も洞窟の中にいるかを確認しに奥へと進んだ。パレットが洞窟の奥に行くとフードを被った集団は洞窟の中で留まっていた。パレット達は、その様子を確認した後に洞窟の入口に戻ろうとした。だがフードを被った集団は、洞窟の中に入って来たパレット達の気配を感じ取っていて、魔物を使ってパレット達に攻撃を仕掛けて来た。魔物の攻撃は、パレット達に当たった。パレット達は少しだけ傷を負ったが、魔物に対して反撃をした。魔物もパレット達の攻撃を受けて傷を負った。パレット達は、その隙を見て洞窟から脱出した。魔物達は、追ってくる事はなかった。
パレット達は、洞窟から出ると魔物から受けた傷を治す為に学術都市オシエーテの近くにある町まで行く事にした。パレット達は、近くのオルタスの町に着くと町の宿屋に部屋を取った。そこで魔物から受けた傷を治そうと傷を受けた場所を見ると、魔物攻撃を受けた時より傷が開いていた。その事に気づいたパレット達は、急いで傷を塞ぎ直してしばらくオルタスの町で情報を集めた。それから数日間オルタスの町で情報を集めていたパレット達は、あの時の四人組を見つけた。パレット達は、見つけた四人組の後からフードを被った集団が尾行しているのに気が付きその後をついて行く事にした。四人組を尾行していたフードを被った集団は、洞窟にいた集団とは少し違っていた。違う集団だと気づいたパレット達は、フードを集団の後を追っているとその集団は四人組を監視するだけのように見えた。四人組とその集団は、オルタスの町から学術都市オシエーテに向かっていた。パレット達は、フードを被った集団が一体四人組を監視して何をしようとしているのか?そんな事を考えながら後を追って行くと学術都市オシエーテに着いた。四人組とフードを被った集団は、オシエーテに辿り着いてすぐにオスタリア図書館へと向かった。四人組は、オスタリア図書館に入って行ったが、フードを被った集団は図書館の外で四人組が出てくるのを待っているようだったパレット達もフードを被った集団に気づかれないように外で待っていた。しばらくして四人組が図書館から出てくるとフードを被った集団もそれに対して動きを見せて何処かに向かおうとしていた。パレット達は、その後を追った。パレット達がさらにフードを被った集団を追って行くと周りの風景が見た事のある懐かしい風景になってきた。その風景は、あの昔いた魔王城の風景だった。自然と涙が溢れてきそうになるのも我慢しながら進んで行き魔王城に近づくとより鮮明に浮かんできた。四人組とフードを被った集団が魔王城に向かっている。その事がわかった時、パレット帯の中に嫌な光景が浮かび上がった。その光景が起こらない事を祈りつつも魔王城に辿り着いた。パレット達は、魔王城に着くと魔王城にいた者しか知らない道を使って城の中へと入って行った。




