本編8【溢れる思いとあの時の人間】
四人組の後を追っていた影の天秤は、四人組がアリトリーの町へと向かっているのを見て、パレットとサタスンは、他の影の天秤に四人組の監視を任せて先回りしてメイロー樹海へと向かう事にした。パレットとサタスンは、途中にある町を通らずにいち早くメイロー樹海へと向かってしばらくして辿り着いた。メイロー樹海に入ったパレットは、その場所で少し立ち止まった。サタスンは、その様子を心配したがパレットは少しずつだがメイロー樹海のある場所へと歩き出した。何かの異変が起こったパレットを心配しながらも後をついて行ったサタスンは、目の前に現れてきた洞窟見て思い出した。目の前に現れてきた洞窟が二人組の人間からパレットがいると言われてゼルスとタリスタが向かった洞窟があった事を・・・・・・パレットは、洞窟の前まで来ると中へと入った。中に入るとその場所は、あの時と全く変わっていなかった。あの時のままの光景を見てパレットは、メイロー樹海に入った時の感情を抑えきれずに震えが止まらなかった。震えの止まらないパレットだったが、その場で手紙を書き始めた。その手紙には「あの人に・・・・・・あの人に会いたい」と書かれていた。途中の文章は、パレットの涙で滲んでいた。パレットは、その書いた手紙を置いて洞窟を出てメイロー樹海を抜けた。
一方その頃、パレット達と別れて四人組を監視していた影の天秤の集団は、アリトリーの町へと辿り着いていた。酒場に情報を集めに行った四人組の後を追って酒場へと向かった。酒場に着くと四人組に気づかれないように距離を取りながらも四人組の様子を窺っていた。四人組の近くで旅人らしき二人組がエントスの町で起こった事を四人組に聞かせるように言っていたのを知ると、四人組を監視していた影の天秤は四人組がエントスの町に行くだろうと考えて、二手に分かれて四人組を監視する人間と先にエントスの町に向かう人間に分かれて行動する事にした。
四人組を監視する人間は、そのままアリトリーの町で様子を見ていた。エントスの町に向かう為にアリトリーの町を出た影の天秤は、急いでエントスの町へと向かった。そのままエントスの町へと進んでエントスの町に辿り着いたのは時間的には朝になっていた。エントスの町に辿り着いた影の天秤は、町の光景に驚きと目から冷たいものが溢れて過ぎてこぼれていた。エントスでその光景を見た影の天秤は、エントスの町を少し離れて四人組と監視している人間が来るのをゆっくりと待つ事にした。しばらくすると、四人組と共に監視していた影の天秤の人間がやって来た。合流した影の天秤は、エントスの町の様子を見ている四人組を物陰から監視しているとエントスの町にいた人間と話したかと思っているとエントスの町を出て何処かへと向かっていく。それを見失わないように後をつけた。四人組は、近くの洞窟へと入って行った。影の天秤は、洞窟の中に入らずに外で四人組が戻ってくるのを待つ事にした。二・三時間後洞窟から出てきた四人組の後を再び追った。四人組は、一度エントスの町へと戻るとさらに北の方角へと向かった。四人組が向かったのはメイロー樹海という一度入ると出てくる事がないと言われている場所だった。影の天秤もメイロー樹海へと入って行った。
影の天秤がメイロー樹海に入る数日前、メイロー樹海を抜けたパレット達はエリザレス山脈を登っていた。そんな時に王都アナタリアの方角から鳥が飛んで来ていた。その様子を登り切ってしばらく山頂で休憩をしていたパレット達は、飛んで来ている鳥の端に紙のようなものが括り付けているように見えた。パレット達は、王都アナタリアから飛んで来た鳥を怪しんでその鳥が何処に行くかを見続けていた。するとその鳥は、エリザレス山脈を越えて北の方角へ向かっていた。鳥が向かって行った方角にアルカット神殿があった事を思い出したパレット達は、休憩を終えてエリザレス山脈を反対側に降りて行くと王都アナタリアから向かった怪しい鳥の向かった方角へと向かって歩き出した。
怪しい鳥が向かった方角にパレット達は向かっていた。パレット達が道を進んでいると向かっている方角から複数の人間が向かって来ていた。パレット達は、その人間の様子を見る為に物陰に隠れた。向かってきた人間達がパレット達の横を通りすぎる時パレット達は、その人間達に見覚えがあった。あの時のフードを被った集団だった。その集団が去った後パレット達は、その集団の後を追って来た道を引き返した。そしてその集団が向かった先には・・・・・・




