よろしくね
今までが嘘というように
僕がここにいる
過去はあったけど
僕がいるのはこの今で
一秒前すら知らない
それでも大切なものは知っている
挨拶もせずに去るのは
終わりの向こうに
あなたの香りがするから
木のざわめきは聞き飽きて
人のささやきに怯え
虫の叫びと鳥の嘆きは
明日への糧になる
そんな中だから見えてくるものを
手にして
森羅万象とさよならしたら
明日が来るまで眠ってる
もし目が覚めて
一になれたら
また旅に行こうかな
[あとがき]
ご覧いただきありがとうございます。
この『一日一詩』なんと初投稿からちょうど一年が経ちました!
毎日やってこれたのは、ひとえに見て下さった方々のおかげです。
ありがとうこざいます!
毎日と言っておきながら一日だけ投稿が出来なかった日があったりしましたが……、投稿出来なかっただけで、一応その日に詩は書いていたので自分の中ではセーフです……。
それとお題がまったく同じような日もありましたが、最後なので言いますが、単に以前投稿したことを忘れていただけです。ただ内容が一字一句同じ日は無かったかと思うのでこれもセーフということで……。
さて、一年という節目を迎えて前々から考えていたことなのですが、今日で『一日一詩』の更新を最後にしたいと思います。
突然ですみません、理由は単純で切りのいいところだからです。
もう少し説明しますと、ちょっと前から『一日一詩』を終えた自分はどうなっているのか、そしてどうなっていくのかに興味が出てきました。
ただ、やろうと思えばまだ続けられますし、このまま続けて自分がどこまで行けるのかやりたいという気持ちもあります。
そんなどっち付かずで揺れていた中、切りのいい一年が迫ってきていました。そこで終わるという方向に傾きました。
終わる決め手そこ?
と思う方もいるかもしれませんが、素直に思っていたことを書きました。
これからも投稿はすると思いますので、もし気が向いたら見に来てやって下さい。
こんな素人が書いたものをたくさんの方に見て頂いて本当に幸せでした。
最後に一日一詩をいつもご覧になって下さっている、「こたカン」さんが一周年の記念として素敵なイラストを描いてくださいました。サブタイトルの要素が全て詰め込まれているとのことで、手間暇かけ愛情こめて描いて下さいました。見るのも探すのも楽しいイラストです。
そちらを掲載して締めさせて頂きたいと思います!
ではまたお会いできる日まで、本当にありがとうこざいました!




