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一日一詩  作者:
19/367

百何歳のくすのき

『百何歳のくすのき』


もう百年以上はここに立っている

今日も心地いい風が

授業の音を乗せてくる

普段はそんな感じ

催しがある時は僕に飾り付けがされた

たまに登ってくる人とかボールを当ててくる人もいたけど

怒ってはいない、笑っていたから

そんな人たちもいつの間にか去って行った

時代とともに人たちは装いを変えた

校舎も古くなったようだ

敷地を広くするため、僕は切られることになった

切り株は保管してくれるらしい

人って勝手だ、こっちは生きてるのに

でも怒りは湧いてこない

長い間この穏やかな場所で良いものを見させてもらった

そろそろ次の所に行くよ

今日も心地いい風が

授業の音を乗せてくる

もう百年以上もいるんだなぁ

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