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一日一詩  作者:
108/367

単一

『単一』


人が一列に並んでいるバス停

工場のラインを見ているようだ

スマホを見る目

本を読む目

音楽を聴きながら周りを眺める目

この目の奥には各々の世界がある

それが見えたら凄く楽だ

機嫌が悪い人の理由も

相手が何を求めているのかも分かる

楽だ

その代わり

各々の世界は消える

ヒトはなんでも知りたがるけど

分からなくていい事もたくさんある

バラバラでも一つになれる力を持っているのだから

各々の世界を奪う

必要はないと思うんだよ




















[字数稼ぎ]

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