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一日一詩  作者:
106/367

スマホ

『スマホ』


どこにいても優しく面倒見て

構ってと鳴いたら構ってあげる

ご飯なんて言われる前から察してあげる

後頭部にスマホを飼っている人々

口数を減らされ

意識を取られ

自分と目の前にいる人を繋ぐ紐は千切れかけ


すき焼きの具材たちが

一つの鍋で寄り添って

グツグツ コポコポ

と会話をしていた

楽しい会話なのかは分からない

今から食べられてしまうとか話しているのかもしれないけど

そんな風に見送られて逝けたら

幸せだね



























[字数稼ぎ]

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