孤独のイルミネーション
ゆくあてもなくふらふらと
偶然に君とあの頃の
植樹された駅前の広場
このベンチで僕は
街に埋もれている
自分をみつけた
ざわつくこの季節に
恋人たちが
イルミネーションを
楽しんでるようにみえて
ひときわ孤独が身に滲みる
願い事なんてもう
何一つないはずなんだけど
目の前で流れ星が流れてる
気の利かない演出に
精一杯の微笑み
星は空でこそ輝くのに
そう呟いた
流れて落ち着くのは
電車だけ
なぜかその音だけ
胸に心地良い
色んな物背負って
走ってるから
そう思った
この街のイルミネーションは
僕の孤独を癒さない
ありがとうございました。