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蘇る覇王と10の竜器  作者: jun
第4章 人形夢想《ホムンクルスの見る夢》
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依頼を受ける覇王

更新忘れてた!!今月分です。


 「ふっ!せい!」


朝の空の声が響く。剣を振っているのはセファーである。いつもの日課は場所が変わっても行われえていたが・・・


(・・・注意してたつもりだったんだが・・・グレンまで・・・彼女が抱いていたからか?・・・全く朝から心臓が飛び出るかと思ったぞ・・・しっかり抱き着いてるし・・・不覚だ)


やはりネムからの気配はどうにも感じにくいようだ。集中しないと今でもわかりにくい。


(・・・今日からはネムの事もどうにかしなけりゃな・・・このままという訳にもいかないしな)


 そうして考えながら最後に一振り剣を振ったセファーは、気配を探っていた本人たちが目覚めたことに気付き訓練を切り上げた。




 3人でしっかりと朝飯を食べて、これからの事について話し合う。


「・・・ネム、これからどうする?俺はレインバークに戻るまでは冒険者の依頼を続けて見るが・・・君は家族とか探さないでいいのか?」


「ん~~?そうですね~~。何分記憶がありませんので~~、探すにも探せないですし~~」


 ネムの記憶喪失であるが、警備隊の医者に見せたところ本当のようであった。でも一時的なものであると言うことだからそのうち思い出すだろうとい・・・だからと言って何もしないわけにはいかない。


「そうか・・・まあそれなら・・・俺がここにいる間は手伝うこともできる。その間に解決すれば良し。それでも記憶が戻らないならゴルノ殿に頼るということになるだろうが、ひとまずそれでいいか?」


「・・・セファーさん~~お人好しですね~~私を放っておいてもいいのに~~」


「まあここまでなし崩しに来たからな・・・袖振り合うも他生の縁というだろう・・・何かあっても寝ざめが悪いしな・・・」


 この容姿だ。悪いものに狙われることもあるかもしれない。それに・・・


「グレンもこのままにしてけないしな・・・親を探すにしても・・・育てることになっても」


 テーブルの上でミルクを飲んでいるグレンの頭をなでながらセファーは最後にこう締めた。


「とりあえず。冒険者の仕事をしながらネムの記憶に関することとグレンの親に関することをやっていくしかない・・・ということでいいか?」


「はい~~こんごともよろしくおねがいいたします~~」


「きゅきゅきゅ」


 大まかではあるがこうしてとりあえずのお目標ができた。後は行動していくのみだ、食事を取り終わったセファー達はさっそくギルドに向かって歩いていった、その後ろをつけてくる何者かがいるのをセファーは知っていたが・・・気配からして危険はないと判断してギルドに向かうのだった。




「あの・・・人は・・・?」




 ギルドの中に入る。相変わらずにぎわっているようだ、昼間から酔っ払いも多い。セファー達がそういったのに絡まれないのも昨日のゴルノとの模擬戦、そしてグランドベアとの見世物があったからであろう。だが絡むのではなく


「お?あんた俺たちのパーティーに来ないか?」


「いやいやお前の所じゃ扱いきれない・・・俺たちのところに来いよ」


 などとパーティーに誘われるのだ。セファーの実力を見た者たちがこぞって来るものだからなかなか進めない。その都度断っているのだがそれでも次から次にと・・・流石に蹴散らすわけにもいかず。どうするかと悩んでいたところに


「皆さん!!周りの方に迷惑ですよ!!さあ散った散った!!」


 アイラが間に入ってくれたので事なきを得た、そして


「もう!!セファーさん!!普通はこうなるとわかるでしょう!!もう少し配慮してください。あなたたちは今この町で一番有名と言っていい方たちなのですから・・・せめて身なりを隠すなりしてください!」


 怒られた。




「で?本日はどのようなことでいらしたんですか?」


 なんだか対応が昨日よりもおざなりだ。あきれているらしい。ごめんなさい・・・


「何かこの町でできる依頼がないかと思ってね・・・まあメインは」


 そう言って後ろにいるネムとグレンを見やる。


「そうですか・・・情報収集もかねてということですね・・・ネムさんの方はこちらでも調査はしておりますが・・・そうですねこのような依頼はいかがでしょうか?」


 そう渡されたのは米の依頼書だった。



  依頼名 森の異音

 期限  3日

 内容  家の裏の森から何やら聞いたことがない音がする。調査をお願いしたい

 報酬  銅貨5枚

 適正ギルドrank 銅以上

依頼者 食事処ポート主人トリス




  依頼名 教会の手伝い

 期限  今週末

  内容  教会の炊き出し孤児の面倒や掃除などを頼めないでしょうか?今週末は多くの方がいらっしょる予定なので手が足りておりません、なにとぞお願いいたします。

 報酬  銅貨8枚 

 適正ギルドrank 問わず

  依頼者 教会のシスターエレン



 

  依頼名 竜の足跡?

 期限  無期限

 内容  もしかしたら竜の足跡かもしれない。彼らの生態を知るにはいい機会だ。一緒に調査をお願いしたい。詳しくはランカスタの家まで。

 報酬  銀貨2枚

 適正ギルドrank 銀以上

  依頼者 学者ランカスタ



(・・・一枚は異音か・・・まあ何かの勘違いということがほとんどだろうが・・・まあ行っても問題ないな。そしてこれは協会の手伝い?これは・・・どうなんだ?冒険者である必要があるのか?それとこれは・・・一番グレンの内容に近そうな依頼だ・・・これは受けるべきだろうな・・・)


「アイラ殿・・・この3枚のうち2枚はまあなんとなくだが分かる。だがこの教会のは」


「それは受けてほしい依頼です。誰も受けてくれないのでできれば受けていただきたいです。冒険者の仕事じゃないと断る方も多いのですが・・・でももしかしたらセファーさんたちのt助けになるかもとも思ったんです」


「それはどういうことなんだ?」


「この町の教会は町人の相談所も兼ねています。そのため多くの情報が集まります。場合によってはこのギルドよりも・・・だからもしかしたらネムさんやグレンちゃんの情報に関係することがあってもおかしくはないと思ったんです」


「なるほど・・・そういうことなら・・・いいかネム?グレン?」


「ええ~~教会の手伝い楽しそうです~~」


「きゅ?きゅうう」


 どうやら同意のようだ。


「では3件とも引き受けよう。順番はこの通りか異音の調査、教会の手伝い、竜の足跡?という順番で」


「はい問題ありません。それとありがとうございます」


「ん?礼を言われることをした覚えはないが?」


「教会の依頼なんですが・・・私もこの教会の孤児出身で・・・依頼者は私の友達なんです。だからありがとうございます」


「ああ・・・そういう。まあ気にするな・・・こっちはやることもほぼないからな時間だけはある身だ、あっ!そうだ・・・これから生活品と道具を購入しに行くからそれからの依頼を受けるが構わないか?」


「はい問題ありません。それでは3県とも受理させていただきます」


「よろしく頼む」


 依頼を受理してもらったセファー達はギルドから出ていく。やはりそれを見つめる瞳があったが今度はそれが一つではなく三つもあった。





「増えたな・・・一つは子供か?もう二つはある程度鍛えられた大人・・・仕掛けてくる様子はない・・・まだだが・・・今は放置しておくか・・・」


「何か言いましたか~~?」


「いいや何でもない。・・・まずは生活品の購入と道具の購入だ。教えてもらった道具屋に向かうか」


「はい~~れっつご~~です~~♪」


「きゅきゅっきゅ~~♪」

ぎりぎり間に合った。

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