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蘇る覇王と10の竜器  作者: jun
第1章 覇王再臨
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能力を測られる覇王

ウッキウキの能力検査?


 何が起きたんだ?レインバーク公爵騎士団1番隊隊長ゴート・バードンは目の前で起こったことが理解できなかった。自分が開始の合図を送った瞬間、風に目をとられ瞑ってしまい、すぐさま開けたら、素行不良の騎士見習い5人が倒れていた。何があったかとアリア様を見れば、その表情は驚愕に染まっていた。


「馬鹿な!まさか5人同時の遠当てだとでも?」


 アリア様ののつぶやきは静かなその場にやけに響いた。


「ちょっと違うが、似たようなものだと思ってくれていい」


 件の坊主はこともなげに言い放った。その場にいた全員が信じられない思いだ。何せ坊主は一歩たりとも動いていない。さらに自分も遠当てはできるがせいぜい一人で、しかも今のは合図したのがすぐだったため。間にまだ自分がいた。それなのに自分には全く影響が出ていない。いったいどんな技なのか全く理解できない。



 【合気斬り・心の一閃あいきぎり・しんのいっせん


 特定の範囲内で選んだ相手をプラナの衝撃で気絶させる技だ。しっかりとガードすれば耐えることができるが、備えていない相手にはこの通り効果は抜群である。ちなみにこの強化バージョンの技には。気絶だけではなく本当に切り裂いてしまうのもあるが、それをここでやってはスプラッタなことになるので、もちろんやらなかった。ちなみにまだ勝利宣言をされていないので、ゴートと呼ばれた騎士に目を向けた。


「し、勝者、セファー」


周りの騎士達が響めく、そのせいもあるのか、音に紛れた小さな駆け足の音を聞き逃した。


「セファ兄様、すごいの~!!」



 フライング頭突きが俺の背中に見事に決まった


「ぐげっ!!!」


 馬鹿な!!俺が気配を感じなかった、だと?つーかこの娘さん起きてきたんかい!?そう考えながら自分もリティアもケガをしないように受け身をとった。


「セファ兄様が木刀をこうやって振ったら、あの人たちだけに何か飛んで行ったの。綺麗だったの~」


「はぁ!?まさかリティア見えたのか?」


 これは俺も予想外だった。だがもしそうであるならば、俺が気配を読み違えたのも納得だ。後でアリア殿だけには話しておかねば。緊急を要する話ではないが、放置もできない。


「こら、リティアまた勝手に寝室を抜け出したわね?」


 アリア殿がリティアの首根っこを摑まえた、手足がプランとなっておとなしくなった?猫か!?


「で?アリア殿まだ続けるか?」


「いいえ、どうやらあなたは模擬戦では測れそうにないわね、ここで一番強い私でも何もせず負けそうよ・・・もともとここで戦ってもらって、あなたの底を見てからの次の段階で、使うつもりだったけどステータスオーブを使いましょうか?」


「ステータスオーブ?なんだそれは?」


「あなたは結界なんかのマイナーな知識はあるくせに、世界で使われてるステータスオーブについては全く知しらないのね?ゴート、ステータスオーブを持ってきてくれる」


 しゃーないやん。俺の時代にはないものなんだから・・・水晶か?不思議な感じがするものだな。ちなみにリティアは解放され、相変わらず俺の左腕に抱き着いている。


「これがステータスオーブよ、使い方はこうやって触れて、ステータス!!」


 オーブの中に文字が浮かび上がった。


名前 アリア・レインバーグ

種族 人

性別 女

年齢 24歳

職業 聖騎士 結界師

rank AA

ATK A+ 

DEF AA+

SPD B+

TEC AA

MID A+

INT AA

LUC D+

称号   レイバーク領公爵 剣王 竜器の担い手

習得技術 グランバート流剣術 免許皆伝 

     巫清結界術   原点魔術のためこのオーブでは閲覧できません


「こんな風に浮かび上がってくるの。ちなみに職業、習得技術は2つまで、称号は3つまで使ってるのが多い順で浮かび上がるわ、このオーブで見れるのはこれが限界、もっと上のオーブだともっと細かく、いくつも見れるし、閲覧不可のところも見れるようになるけど、これ以上のになるとうちの国じゃあ、王都くらいになっちゃうし貴重だからめったなことでは使えないからね。今回はランクだけでもわかればある程度あなたを測れるから」

 

 ステータスオーブを手渡された。


「ふむ、ステータス」 

 

 ・・・・・・・・・・・おぉぅ!これはやってしまったか?


名前 セファー・†☆◎≠⊄∞ 何らかの力によって閲覧できません

種族 人?

性別 男

年齢 9歳

職業 %:*@‡ ※◇♯♭ 何らかの力によって閲覧できません

rank SS+

ATK C+

DEF C-

SPD S

TEC ■∑ 何らかの力によって閲覧できません

MID B

INT S+

LCK B 

称号 ψ王 剣Й фюを超えた者 何らかの力によって一部閲覧できません。

習得技術 шχ流剣術始祖 何らかの力によって一部閲覧できません

     Δζ流武術始祖 何らかの力によって一部閲覧できません。


 これあかんやつや!どう見せればいい?ごまかすか?しかしある意味ごまかされているステータスだ・・・・・・・何て、逃避している場合ではない、どうするか? 

 動揺が表に出てしまったのか、アリア殿が俺の顔を見て


「どうしたの?‥‥おかしなところでもあった?‥‥‥見せてくれる?」


 おかしなところだらけなので、見せたくないですとは言えず。場所をのいた。


「え~と、どれどれ?・・・・・ん?・・・・・・・はぁ????」


 アリア殿の表情が凍り付いた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あっ!どっかのにこにこお嬢様が、アリア殿をつつき始めた。とても楽しそうだ。・・・・・・・・・ふぅ~、長閑だ。



 しばらくして回復したのか。アリア殿が眉間を指で、マッサージしながら問うてきた


「ツッコミどころしかないステータスなのだけれど、聞いてもいい?」


「答えられるかわからんが、どうぞ」


 アリア殿が息を吸い込んでいっきにしゃべり出す。


「種族のところはとりあえず・・・人と、それでランクだけど、わ~凄い、世界で4人目のSS+よ、おめでとう、パチパチパチ・・・・・・・これであなたも立派な化け物のなかまいり・・・・・・・って馬鹿か!!!?なにSS+って!!そりゃあ人?にもなるわよ!あなた何、人間をもしかしてやめてんの、ステータスで?なんか始めてみたわよ!あと殆どのところにある、何らかの力によって閲覧できませんってなに!?何らかの力ってなに!?あと剣術始祖!?武術始祖!?あなたまだ9歳でしょうが!いつ?どうやって?なんで流派つくってんのよ!?流派嘗めんな!!本当に馬鹿なの!?死ぬの!?このオーブも人嘗めてんの。!?壊してぇ~!!」


 ステータスオーブを沫や地面に叩きつけるというところで、ゴート殿を始め騎士達に「国宝級の物です!おやめください!!」といわれしがみつかれていた。


 アリア殿御乱心じゃ~、はぁはぁいってる、お疲れですか?最初の時よりもきつめにしかしどこか違う種類の、睨みをキッと効かせて


「さあ!答えて!!」


 と言われたので俺はいい笑顔でこうこたえてやった。


「記憶にございません♡」


「むっきゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃ!!!!!」


両手で耳を塞いで、俺は何も聞こえないスタイルで現実からさよなら


「平和だな~~」



次回竜器について31日更新予定です

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