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プロローグ

――リーンゴーン! リーンゴーン!




 向こう岸から教会の鐘の音が聴こえてくる。



 葬送の合図のように感じられた。


  

 花婿の乗った車はさきほどこの橋を渡っていった。



 結婚式はもう終わったのだろう。



 この橋を渡ったら最後、彼はわたしの元へは戻れない――永遠に。



 気がついたら夜だった。

 あれからずっと橋のたもとに佇んでいたようだ。

 


「すごい霧……」



 目の前が真っ白で何も見えない。



――タッタッタッタッ!



 橋の向こうからびしょ濡れの男が走ってくる!

 


「サラ! サラー!」


「そんな……譲二……!」



 今日、知らない女と婚姻したはずの門田譲二モンタジョウジが目の前に現れた!

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