手紙
尊敬する君へ
久しぶり、元気にしてる?
私はとても元気に過ごしています。
こうやって改まると、なんだか恥ずかしいね。
それでも君から届いた手紙が嬉しかったから、今私は心を込めて君への手紙を書いています。
何から話そうか?
伝えたいことがたくさんあるんです。
ああ、まずは、昇級おめでとう!
君はついに自分の夢を叶えたんだね。
忙しそうだけど、楽しそうな、いきいきとした君がこの目に浮かびます。
君はいつもまっすぐだったね。
まっすぐ前だけ見て走っていた。
どこか遠くに言っちゃいそうな君が心配だったけど、
力強く前に進む君にたくさん勇気をもらいました。
私も今、夢を叶えるために必死にやってます。
勉強することがたくさんありすぎて、たまに挫けそうになるけれど…
そんなときは君が昔言ってくれた言葉を思い出すんです。
覚えてる?
高2の夏、教室で何もかも嫌になって諦めようとしていた私に君は、
「諦めるにはまだ早いって、自分が一番分かってるはずだよね?」
「まっすぐ進んでみなよ。」
って言ったんだ。
ほんとに感謝してる。
あの言葉がなければ今の私はいないとも思う。
今もまっすぐ夢に向かってぶつかっていけるのは君のおかげなんだ。
ありがとう。
君がもし覚えてなくても、私はそう伝えたい。
伝えさせてほしい。
そうだ、今度は私がいい結果を君に伝えるよ。
絶対に夢を叶えて報告する。
約束する。
辛いことも、ほめられたことも、たくさん話したかったけど、
君への手紙を書いてると、とにかく動きたくなってきた。
いい報告ができるようになったら、君に伝えたいことがあるんだ。
それはとても大切なことをなんです。
それまでは君と並んで歩けるくらいに、夢に向かって、まっすぐ頑張る。
君も大変だろうけど頑張ってください。
私は必ず近いうちに夢を叶えて見せます。
だから、その時は直接会って話をしよう。
それじゃあ、また。
くれぐれも身体に気を付けて。
初めての作品です。素人作品です。
少し書きたくなりました。私や君の性別、伝えたいことはなんなのか、すべてご想像にお任せします。