表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

外出:クロト ルート1 バンドマン

「ようよう姉ちゃん!」

「うちの店で働かねえか?」


外出したら長身の美人がチンピラからまれているのに遭遇した。


「おまわりさーん!ひったくりがでたー!」


私が影にかくれてから叫ぶと、チンピラはさっさとその場を離れた。


「……ありがとう」


ながい黒髪に紫の服、目元はゴシック感じの濃いアイメイク。

想像より声が低いというか、ピンときてしまった。


「あなたもしかして……」

「……」


顔には出ていないがおし黙る。聞かれたくなかったのだろう。


「違ったら失礼ですけどオネエさんですか?」

「……え、ああ男だけど」


あれもしかして聞かれると思ったのは別のことだった?


「なぜかはわからないんですけど明るくてなんだか元気がもらえるんですよ」


片想いしているハトコの影響か、いつの頃からかオネェやニューハーフなどそういう人に惹かれてしまうようになった。


「明るい笑顔の裏には悲しい過去があり……それはまるで悲しくても涙を流せないピエロのようね」


オカマさんには珍しい中性的でミステリアスな人。

化粧が黒い理由をきいてみると昔はビジュアル系バンドをやっていたかららしい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ