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ナギ記  作者: 竜顔
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番外編:年始の悪夢

                年始の悪夢



年始の悪夢とは

 年始に行われたイベント『キノミンゴールドを探せ!~黄金の国ジパーンガ~』のことを指す。


由来

 イベント期間後の様々な(どちらかと言えば悪い意味の)騒動の発端となったことからそう呼ばれるようになった。


イベントの概要

 イベントそのものは、黄金のジパーンガと周辺エリアでキノミンゴールドからドロップする「黄金の果実」をたくさん集めると褒賞がもらえるというもの。しかし手に入るアイテムが全てジパーンガ以外のNPCに売却すると高額になることや、キノミンゴールドを倒す機会がほとんどないため、金稼ぎがメインになる。


「年始の悪夢」経過

・背景

・元凶

・【金運】騒動

・市場混乱

・【物運】騒動

・アイテムドロップ仕様変更

・現在

・【金運】と【物運】




・背景


 当時はドロップ等に影響を与える【幸運】が、それまで行われたイベントではレアアイテムを集めるイベントが多くその恩恵を受ける機会が多かったため、後からSp10払って取得するよりキャラメイク時に0で取得した方がお得だったこともありキャラメイクの時に絶対選ぶべきスキルと言われるほど重要視されていた時代でほとんどのプレイヤーが取得していた。



・元凶


 このイベントで登場する「金色の果実」や「黄金の果実」を食べると【幸運】のスキルレベルに関係なく強制的に【金運】へと派生(?)するようになっていたが、それが一切の告知なく行われたことが「年始の悪夢」と言われる元凶となる。



・【金運】騒動


 【金運】の効果はドロップ率に関わらずNPC売却時に最も高額になるアイテムのみがドロップするようになるというもので、当時はドロップ率が低い=高額だったため0~2個ドロップするモンスターなら1個か2個かはランダムだが、必ずレアがドロップした。


 同イベントでは強制的に【金運】になったことに対する抗議もあったが活躍し、キノミンゴールドを倒すと必ずイベントの目的である「黄金の果実」をドロップした。そのため当初は強制的に変わったこと以外文句は出ず、文句を言うプレイヤーもある程度割り切ってはいた。


 しかし、次に行われたイベントでは収集が必要なアイテムの売却時の値段が安く、【金運】装備者は入手が不可能でイベントどころではなかった。当時は控えスキル数の制限でむやみにスキルを取得しづらかったことから「金色の果実」を食べると強制的に取得させられた経緯もあって大きな騒動となった。


 それを受けて運営は【金運】所持者全員に、使用することで【金運】を【物運】に変更できるアイテムを配布。【物運】は当時それぞれのアイテムに設定されていたレア度が最も高いアイテムのみをドロップするというスキルで、これによって一時的に騒動は落ち着く。



・市場混乱


 すると今度は【金運】と【物運】の登場によって本来なら市場に出回らないようなレアアイテムが市場に溢れ、誰でも簡単に手に入るはずのアイテムが生産者に渡らず品不足になり価格が高騰。ほとんどのプレイヤーが大金を持っていたこともあって相場は忙しなく変動し市場は大混乱に陥った。


 この事態を受けて大規模な生産者ギルドが設立され、本来レアなアイテムの流通を制限し、同時に一定期間特定のアイテムの買い取りも規制。これによって市場の混乱が落ち着き、相場も安定した。



・【物運】騒動


 相場が安定したころのイベントではドロップ率が低い=設定されているレア度が高いの前提が崩され、レア度の高さがアイテムのドロップ率に関係なかった。そして今度は【物運】装備者がイベントに必要なアイテムの入手が不可能になったため再び騒動になった。この時期にはスキルの控え所持数の制限も撤廃されていたため運営は軽く見ていたようで特に動かなかった。


 この時、全ドロップアイテムの売却額を同額にすることで【金運】装備者は非装備者とイベントに必要なアイテムの確率が同じになり、結果として【幸運】装備者がイベントに有利になったため【幸運】が勝手に【金運】に変化することになった「キノミンゴールドを探せ!」イベントが「年始の悪夢」と呼ばれるようになる。



・アイテムドロップ仕様変更


 イベント終了後、最初は軽く見ていた運営も事態を重く見たのかアイテムドロップの仕様変更を実施。レア度を撤廃してノーマルドロップ枠とレアドロップ枠の二つの基準を設ける。これまで全体における%だけで決められていた(らしい)ドロップ率が二つの枠のそれぞれに分けられ、さらにその枠の中で割合が決められることになった。


 レア枠は基本一種類で、ノーマル枠を数種類設定される。【幸運】や【物運】はレア枠のドロップ率に影響するためノーマル枠の中で一番ドロップ率が低いアイテムは【幸運】所持者でも手に入りにくくなる。


 これによって【幸運】所持者・非所持者関わらず等しくドロップしにくいアイテムの設定を可能にし、これを活用したイベント等も増え、【幸運】のアドバンテージは減った。これで【幸運】ゲー時代の終了と言われた。



・現在


 「キノミンゴールドを探せ!」イベントの時は第二陣参加受付期間中だったこと、当初は【金運】も勧められていたこともあって第二陣のほとんどが【金運】または【物運】になっている(らしい)。


 また、【幸運】ゲー時代は終わったと言われているが、イベント以外の時を考えれば変わらずメリットは大きい。さらに【幸運】装備者はドロップなしが滅多にないためノーマル枠の最も確率が低いアイテムを集めるイベントの時もやや有利で、終わったとは言い切れない。



・【金運】と【物運】


 アイテムを集める系のイベントではほとんど役立たずだが、メリットデメリットがはっきりしているだけで、場面場面で受けられる恩恵は【幸運】よりも大きい。しかし最近ドロップアイテムの売却額が均等になったり、ドロップ率と売却額が関係なかったり【金運】が輝く場面が減って行ってる気が…。

wiki風に書いたつもりですが…。

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