狭間って何ですか?
「私はこの神殿の主をつとめております、ゼフィー・シャーマンともうします」
ここでやっと自分が名乗ってないことにきずく
「遅くなりましたが、水嶋 沙羅 と言います
それで、つかぬことを聞きますが、ここはどこでしょうか?」
出来れば私の知っている場所であってほしいと言う願いは、ゼフィーの次の言葉でうち砕かれる
「ここは、夢と現の狭間
…あぁ、異世界とあなたの世界の狭間と言う方がわかりますか」
「異世界と私の世界の、狭間…?」
「えぇそうです
私があなたをここに喚びました」
「………」
全く理解できない
これは何かのどっきりだろうか
もうすでに、私の頭はパンク寸前だ
「冗談ですよね?」
助けを求めるようにゼフィーを見上げれば、非情にも現実を突きつけるような言葉が帰ってきた
「残念ながら本当です
ちなみに、しかるべきときがくるまで、あなたは帰れません」
「う、そ…
じゃあ、私はどうすれば…」
絶望にうちひがれていると、突然ゼフィーが私の腕をつかんだ
「今から、異世界へ渡ってください
そこでもとの世界に変える方法が見つかるはずです」
「でも、どうやってわたるんですか?
私、そんな方法なんて知りません」
「それは、私が行いますからご安心を
…で、この扉を使います」
その言葉と、目の前に現れたものに、私は絶句したのであった
まだ、異世界にはいけないのです…
次には行ける…かな?