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腹痛少女と犬  作者: 遊者
6/6

『第六話 -ケットウ-』


今日は休日だったためか午後4時過ぎだったせいか誰も学校にはいないみたいだが門は普通に開いていた(この学校の警備は大丈夫なのか?)


まぁ門も開いてるから玄関も開いていた




昨日の約束では逢魔ヶ時と言っていたがよくわからなかったから昨日、犬ッコロと会った時間位に屋上に来た


藍「まだあの犬ッコロ来てないね」


『全くこの私を待たせるとはいい度胸だ』


と、その時


周りが暗くなり黒い雲が漂い始めたかと思ったら目の前にあの犬ッコロと雲に囚われた瞳が現れた


《約束通り来たようだな》


《どちらにするか決めたのか?》


藍「もちろん」


《では、聞こう》




《この私を倒すのか》


《この女を殺すのか》


『そういえばアイムちゃん?ぶっ殺すって言ってたけど瞳ちゃんを殺すって意味なのか?あの犬ッコロを倒す意気込みなのか?』


藍「もちろん殺すよ」






「あの犬ッコロを」






藍「ラヴィ行くよ!!」


『いつでも』


藍「戦闘モード!!」


スゥーーーッ


昨日の晩最初の変身をした後・・・


他の種類への変身は不可能と言われたがヴァージョンアップなら可能と聞き特訓した結果


マントは微かに艶やかな光沢のある禍々しくも品のある上質なマントになり


中の服はもちろん布面積は増え(流石にあの布面積は少なかったので増やした)布の質もあがり上はタンクトップ下は短パンのようなものになった


鎌に関しては大きさはほぼ倍になった


にも関わらず

なんと藍色の焔を出しそれを纏った


その藍色の焔は重力を感じさせなくなった




何よりも凄いのは…


藍「いくよ」


《ほう…戦闘モードになれるとはな》


鎌の焔は自らの重さより軽くなるどころか


さらに私の重ささえも


無くした


《!!!》


重力と云う名の鎖から解かれた私の体は瞬く間も与えず犬ッコロを間合いに入れた

もちろん私と同じく重力から解かれた鎌は光の速さで犬を貫いていた


《速いにも程があるだろ…グハッ》


『なんたって私の奴隷だからなwww』




神「うっ…アイム…」


藍「瞳!!」


神?「よくやった…だが」


藍「えっ?」


「《マダオワリジャナイ!!!!!》」


「《ごめんアイム。コノ体ハ私ダケド、乗っ取られ…チャ…った…うっ……》」


藍「瞳!?」




「《…キサマハコロス!!》」




『えっお前!!人間にとりつくのあり?』


『だったらアイムちゃん!!私もいくぞ!!』


藍「えっ!?何なにナニ?何するつもり?」


『憑依だ』


藍「えっナn『時間がない考えるな!!感じろ!!』


スゥーーーッ


藍「『うぅ…何なんだよぉ』」


ラ「『戦闘モードで犬耳に尻尾とかアイムちゃんエロすぎ…やっぱ逝ける…』」


藍「『ってうええぇ!!?犬の耳と尻尾生えてるし!!げぇ!!珠も露出してるけど!!大丈夫なの?』」


ラ「『大丈夫。それよりあっちに集中したほうがいいんじゃないの?最大級の攻撃しようとしてるぜ?相殺したらあっちの憑依も解除できんじゃねぇの?』」


藍「『本当?』」


ラ「『こんな時に嘘言う隙なんてないよ。それに女子とエロい娘に嘘は言わないよ』」


藍「『ありがと…ってやっぱ最後変態発言!!って言ってられないか…ラヴィ…いくよ』」


ラ「『いつでも…っていっても鎌で撃ち返すしかないけどww』」




「《イクゾォォ!!シネェェェ!!!!!》」




奴は周りの雲を一つにまとめ圧縮した禍々しい闇の球を撃ってきた


藍「『ホームランブチかましたるぅ!!』」

ラ「『おうよ!!』」




大きさからして撃ち返せないほど大きい闇の塊


しかしそのなかから瞳を感じた


助けて、と


藍色の焔が壁となりその闇の塊を受け止めた


藍木&ラヴィ「『イッケエエエェェェェェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!』」
















気が付いたら夕陽が沈んだ学校の屋上にいた


藍「どう…なったの?」


『私達の勝ちだ』


そういったラヴィの足下にはあの犬が横たわっていた


その犬はムクリと起き上がりこういった


《貴様の勝ちだ…試練はこれで終わりだ》


藍「えっ!?じゃあもう神界に戻るの!?」


『何を言ってるんだ?』


『初めの初めの試練が終わっただけでまだまだ修行は始まったばかりだぞ?』




藍「(°□°;)…ええぇぇぇーーーーーー」


神「う…うぅ…アイム?」


藍「あ…瞳!」


『良かったじゃん?これからも瞳ちゃんと一緒にいれるから』


藍「まぁね…これからもよろしくね瞳!!」


神「えっ!?何なのも〜ぅ(笑)」





-『ケットウ』END-



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