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全員が俺だ ~6666回転生した記憶過積載者~  作者: 雨音トキ


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第51章 仲間による拘束

デモンズが三人を攻撃し続ける。

剣を振る。

カインが受ける。

「ガキィン!」

グラムがハンマーを振る。

デモンズが避ける。

ミラが拳を振る。

デモンズが蹴り飛ばす。

「うっ!」

ミラが倒れる。

三人が疲れている。

「はあ……はあ……」

デモンズは余裕。

「もう終わりか」

笑う。

カインがグラムに目配せする。

グラムが頷く。

カインが叫ぶ。

「グラム、押さえろ!」

グラムがハンマーを捨てる。

駆ける。

デモンズに向かって。

体当たり。

抱きつく。

「すまん、リオン!」

デモンズが暴れる。

「離せ!」

グラムが必死に抱える。

「カイン! 今だ!」

カインが駆ける。

剣を逆手に持つ。

柄を構える。

デモンズの後頭部に向かって。

「すまない……」

振り下ろす。

「ガン!」

鈍い音。

デモンズの動きが止まる。

「ぐ……」

体から力が抜ける。

グラムが支える。

デモンズの声が遠のく。

「まだだ……まだ……」

弱々しい声。

目が閉じる。

赤い光が消える。

リオンの体が倒れる。

グラムが受け止める。

「リオン……」

ミラが駆け寄る。

涙目。

「リオン……」

リオンを見る。

目が閉じている。

呼吸はしている。

生きている。

ミラが涙を流す。

「よかった……」

カインが剣を収める。

「運ぶぞ」

グラムが頷く。

「ああ」

リオンを抱え上げる。

三人は歩き出した。

近くの洞窟を探す。

10分後。

小さな洞窟を見つけた。

入口が狭い。

中は広い。

グラムがリオンを運び込む。

奥の壁に寄りかからせる。

カインが荷物を漁る。

「鎖はあるか?」

グラムが答える。

「ある」

取り出す。

鉄の鎖。

頑丈な鎖。

カインが受け取る。

「これで縛る」

リオンの手首に巻く。

壁の岩に固定する。

しっかりと。

ミラが見ている。

悲しそうに。

「これでいいのかしら……」

カインが答える。

「これ以上暴走されたら終わりだ」

鎖を確認する。

「しっかり固定した」

グラムが頷く。

「これなら外せないな」

ミラが言う。

「でも、このままじゃ……」

カインが振り返る。

「他に方法はない」

ミラを見る。

「デモンズを封印する方法を探す」

ミラが頷く。

「そうね……」

三人は洞窟の入口付近に座る。

休む。

疲れている。

1時間後。

リオンが目を覚ました。

目が開く。

普通の目。

赤くない。

リオンの目。

「ここは……」

周りを見る。

洞窟。

暗い。

壁に寄りかかっている。

手首に違和感。

見る。

鎖で縛られている。

「俺……何を……」

記憶を探る。

頭痛。

デモンズ。

乗っ取られた。

そして……

空白。

何も覚えていない。

ミラが駆け寄る。

「リオン!」

リオンが振り返る。

「ミラ……」

ミラが涙を流す。

「戻ったのね……」

リオンが頷く。

「ああ……」

鎖を見る。

「縛られてる……当然か……」

カインが近づく。

「デモンズに乗っ取られてた」

リオンが頷く。

「そうか……」

ミラを見る。

「怪我は?」

ミラが首を横に振る。

「大丈夫」

でも服が汚れている。

血がついている。

リオンが顔を歪める。

「俺が……やったのか……」

カインが答える。

「デモンズがやった」

リオンが頭を下げる。

「すまない……」

カインが続ける。

「お前を信じたいが、安全策だ」

鎖を指差す。

「また暴走されたら困る」

リオンが頷く。

「わかってる」

続ける。

「ごめん……」

グラムが近づく。

「気にするな」

リオンを見る。

「お前のせいじゃない」

リオンが首を横に振る。

「でも……俺の体が……」

グラムが遮る。

「だからお前のせいじゃない」

微笑む。

「デモンズって奴のせいだ」

リオンが黙る。

ミラが言う。

「デモンズを封印する方法を探すわ」

リオンが顔を上げる。

「封印?」

カインが頷く。

「ああ。お前の中から追い出す」

リオンが驚く。

「そんなことできるのか?」

カインが答える。

「わからない」

続ける。

「でも、やるしかない」

リオンが頷く。

「頼む……」

グラムが立ち上がる。

「飯は持ってくる」

リオンを見る。

「待ってろ」

リオンが頷く。

「ありがとう……」

カインが言う。

「水も置いておく」

水筒を置く。

リオンの近くに。

「手が届く位置だ」

リオンが頷く。

「ありがとう」

ミラが言う。

「すぐ戻るわ」

リオンが微笑む。

「気をつけて」

三人は洞窟を出た。

外は明るい。

夕方。

太陽が沈みかけている。

カインが言う。

「近くの街で情報を集める」

ミラが頷く。

「デモンズを封印する方法……」

グラムが言う。

「あるのか?」

カインが答える。

「わからない」

続ける。

「でも、探すしかない」

三人は歩き出した。

街へ向かって。

洞窟にリオンが一人残された。

鎖で縛られたまま。

壁に寄りかかっている。

リオンは天井を見上げた。

「俺は……」

つぶやく。

「また失敗するのか……」

涙が出そうになる。

「6667回目も……」

拳を握る。

「くそ……」

鎖が鳴る。

カチャカチャと。

リオンは目を閉じた。

精神世界に入る。

暗闇。

人格たちが現れる。

全員が心配そう。

戦士アレクが前に出る。

「リオン」

リオンが見る。

『アレク……』

アレクが言う。

「デモンズは俺たちが抑える」

リオンが驚く。

『本当か?』

魔法使いリズが前に出る。

「私たちも協力する」

忍者カゲロウも。

「ああ」

6666人格が全員頷く。

「デモンズを許さない」

「俺たちの器だ」

「渡すか」

リオンが涙を流す。

『ありがとう……みんな……』

人格たちが微笑む。

「当然だ」

リオンが決意する。

『デモンズを……封印する……』

『必ず……』

精神世界から戻る。

現実世界。

洞窟の中。

一人。

でも心の中には仲間がいる。

6666人の仲間が。

そして外には。

ミラ、カイン、グラムが。

リオンは思った。

『俺は一人じゃない……』

『だから……』

『諦めない……』

決意を新たにする。

夜が来る。

洞窟が暗くなる。

でもリオンは待つ。

三人が戻ってくるのを。

希望を持って。

静かな夜。

リオンは待ち続けた。


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