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高校1年生、6月⑧
登場人物の名前。
更階 直人
三浦 陽斗
月島 紗耶
佐伯 真守
キャラクター視点で書くと関係性によって呼び方が違い名前が少しわかりずらいです。すいません。
廊下では。
「なんで私が共犯なのよ!」
「ごめんって!協力してくれよ!」
「だからって忍び込んで調べるなんて!」
小声での言い争い。
「私だって……佐伯くんが犯人だなんて思っちゃいないわよ、けど……!」
月島がそう言った瞬間、職員室の扉が開き、先ほどの事務員が出てきた。
「や、やば……!」
「えっと!あの!」
「が……学費についてちょっと質問がぁ……」
月島がひきつった笑顔で問いかける。
事務員は「?」という顔をしたが二人の質問に足を止めた。
俺と佐伯は一枚の書類に目を留めていた。
高島産業、三万二千円。支払通知書。
「これだ」
「え?これだけで何がわかるの?」
佐伯の疑問に答えようとすると「……ちょっと質問がぁ……」という月島の声が廊下から聞こえてきた。
なんつー間抜けな声だと少し吹き出しそうになるが、俺を佐伯はハッとして急いで片付けをはじめた。
しばらくして。
ーーガチャ。と鍵が差し込まれ事務室の扉が開く。
パソコンは元通り。金庫も閉じられている。
そこにもう俺たちの姿はなかった。




