表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小物貴族が性に合うようです  作者: スパ郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

76/124

76話 王立魔法学園の夜は忙しい

『囁きの書板ささやきのしょはん』は、王立魔法学園に通うすべての生徒に支給される、魔道具型の双方向情報共有装置である。発明者は、学園公認の天才魔道具研究者であり、神に最も近づいた女性として知られるマダム・ミンジェ。


 全生徒が一人一冊ずつ持たされている薄い書板を通じて、匿名で意見・噂・相談・ネタ投稿などができる『魔法通信掲示板』が今夜もその唸り声を上げる!


 掌に収まるほどの半透明板は粗悪品の魔石から作られており、魔力で発光する文字が浮かぶ。マダムの技術力あってのものだ。手で触れたり、意識で指示を与えると起動/投稿/閲覧ができる。ちなみに、意識での操作精度はまだ高くなく、誤入力が多いと不評である。


 今夜最も賑わっているスレットが、投稿一覧の最上位に表示されている。



『153期がやばすぎる件について』



 名無しの学生1: 今年は特別枠も一般試験枠もやばすぎる


 名無しの学生2: 151期の方がやばい定期


 名無しの学生1: 144,145,151期は抜きん出たのがいるだけで、黄金世代ではないんだよなぁ


 名無しの学生3: 今年の入学生ってそんな凄いの? 随分と噂になってるけど


 名無しの学生4: 学園の歴史史上初めて300人が入学した期だからな


 名無しの学生5: なんか不正があったと聞いたぞ


 名無しの学生1: 不正ができるならやってみなってのが学園の方針なので


 名無しの学生3: 誰がいるの?


 名無しの学生6: 閲覧室に自ら足を運んで見るざます


 名無しの学生2: 『感情フィルター』に引っかかってて草


 名無しの学生4: 暴言を言えないんだよね、この掲示板。流石マダム。ざます口調になっているざますわよ


 名無しの学生2: どうせ実際入ってみたら大したことないってオチだよ


 名無しの学生1: 第三王子ギヨム、従妹であり将来は公爵の地位が約束されたクラリス・クリマージュ=ラヴァンドール、侯爵次男坊テオドール。それに伯爵家クラウスまで


 名無しの学生3: なんでクラリスだけフルネーム? 父方の家名まで


 名無しの学生7: 1のタイプだったんだろう


 名無しの学生4: 名前だけ見たら確かに凄いメンツだ


 名無しの学生8: 実力はどうなの? ってはなしだよね


 名無しの学生6: ちゃんと考えれば一瞬でわかるざます。神に決まっているざます


 名無しの学生2: 何回、感情フィルターに引っかかるんだよw

 

 名無しの学生7: 昼飯の、お米は、よろしいでしょうか


 名無しの学生2: おい。意識入力してるだろ。それまだベータ版だから全然使えないぞ


 名無しの学生9: 昼飯の話をしてて草w


 名無しの学生1: みんな驚くなよ、なんとこのメンツに加えて砂の一族もいる


 名無しの学生2: 流石に嘘。砂の一族が王国民と交わる訳がない


 名無しの学生1: ところがどっこい。これは結構確実な情報だよ。閲覧室の情報だけでなく、先生方からも裏を取ってある


 名無しの学生2: まじ?


 名無しの学生3: ま?


 名無しの学生8: 驚き


 名無しの学生9: 紋章の覚醒者も入るって噂だぞ


 名無しの学生1: あっ、僕がとっておき情報に取っておいたやつ


 名無しの学生3: ふぁっ!?


 名無しの学生7: あり得ないだろ。紋章の覚醒者なんて伝説級の存在だぞ


 名無しの学生4: 153期、流石にやばすぎるw


 名無しの学生10: 1さあ、どうせまだネタがあるんだろ? 紋章の覚醒者の情報を先に言われて、あまり焦っていない


 名無しの学生1: おっ、わかってるー。我らが希望の星、ワレンジャール姉妹の弟も153期です


 名無しの学生3: ふぁふぁふぁふぁっ!?


 名無しの学生9: それは流石に驚く


 名無しの学生4: 文句なしだわwこれは黄金世代


 名無しの学生8: うーん、本当に凄いのかしら?


 名無しの学生11: 姉妹の入学時も似たスレッドがあったぞ。当時もその実力を疑問視していた意見が多かった。でも実際の能力を見てみろ


 名無しの学生12: いや、待て待て。弟に関しては小物だぞ。これは間違いない。俺、伯爵領出身だから合宿に来ていたのを見たことがある


 名無しの学生1: 小物ってのはどういうこと?


 名無しの学生12: 紋章が確か『豊饒』だった気が。魔力量も少ない。むしろよくここに受かったなってくらいの小物だ


 名無しの学生1: 姉の七光りか? ……いや一般試験枠だよ、彼


 名無しの学生2: 小物をあんまり気にしても仕方ない。一人くらい小物がいようと、どのみち153期は黄金世代っぽい


 名無しの学生8: 豊饒の紋章で合格したって、逆に凄いのでは?


 名無しの学生6: 五理を全部使えるのかもしれないざます


 名無しの学生2: お前もはや、ざます口調だろw


 名無しの学生12: 五理は流石にないだろ。姉妹レベルじゃなければ、五理全部を入学時に使えるわけがない


 名無しの学生7: そう考えると、ワレンジャール姉妹ってほんと生ける伝説だよな


 名無しの学生9: あの紋章と魔力量。それに既に散華の『極み』確かに153期がかすむ伝説だw


 名無しの学生1: いやいや、153期はそれすら超える可能性があるんだから、やばいでしょって話


 名無しの学生6: 束になってもワレンジャール姉妹に勝てないざます


 名無しの学生7: こいつざますが素の口調だよね?


 名無しの学生2: 素だな


 名無しの学生13: おっ。絶対このスレッド立ってると思った


 名無しの学生1: その感じ、情報を持ってるな?


 名無しの学生13: 正解。命環みぎわのタロットを使う、カイラって知ってるか?


 名無しの学生2: 知らない方がおかしい


 名無しの学生6: 少しのんびりした方でも知っているざます


 名無しの学生4: もう違和感ないな……


 名無しの学生7: ざますの人だなw


 名無しの学生13: 彼女が言ってたよ。タロットの結果が出て、今年の一年に、既に五理の一つを極めた者がいるって


 名無しの学生3: ふぁっ!?


 名無しの学生10: 噓乙w


 名無しの学生2: 流石にあり得ない


 名無しの学生1: 同意だね。それはちょっとぶっ飛びすぎているというか……


 名無しの学生13: 大先輩カイラさんが言ってたんだぞ


 名無しの学生8: 彼女の命環みぎわのタロットは完璧じゃないざます。姉妹の散華が極みに達した時も外していたわ。学長が正式な判定員を呼ばなければ、カイラ先輩のミスで姉妹の極みが見逃されていた


 名無しの学生13: あれは精霊に邪魔されたとか言ってた気が


 名無しの学生1: その話は聞いたことがある


 名無しの学生5: 同じく。カイラ先輩がかなり戸惑っていたな


 名無しの学生13: 俺はカイラ先輩の話、結構信じて良いと思っている。一年の中に『極み』の域にいる人物がいるはずだ


 名無しの学生2: 誰ざます?


 名無しの学生6: 早く言えざます


 名無しの学生7: 二人連続で感情フィルターに引っかかって草


 名無しの学生1: みんな誰が極みにいるのか知りたいみたいだよ


 名無しの学生13: 人物は特定できないらしいが、どの理を極めたかはわかっている


 名無しの学生1: 勿体ぶるなよ


 名無しの学生2: 早く言えざます


 名無しの学生14: なんかすんごいいいタイミングで来た


 名無しの学生15: 自分もざます


 名無しの学生13: 驚くなよって言っても無理か。なんと『身体強化』の理を極めている


 名無しの学生2: 解散ざます


 名無しの学生8: 寒いざます。お体が冷えるざます


 名無しの学生3: 聞いて損したざます


 名無しの学生7: みんなで楽しんでるところに水差すなざます


 名無しの学生6: おもしろいざます


 名無しの学生13: いやいや、まじだって。カイラさんが言ってたんだよ。疑うなら明日聞いてみろざます


 名無しの学生1: 本当なの?


 名無しの学生13: 少なくとも俺は嘘をついていないざます。学生証番号を出してもいいざます


 名無しの学生1: 匿名掲示板で自らの身分を明かさないようにね


 名無しの学生8: 極みにいる訳がありません。五理の基本すら出来ていないような新入生が


 名無しの学生2: それはなめすぎ。一般試験は五理のどれかが扱え無いと勝ち上がれないようになっている


 名無しの学生13: たしかに。スキルの優秀さや魔力量が多い人たちは特別枠だからな


 名無しの学生16: 今来た三行


 名無しの学生2: 153期やばい 覚醒者もいて 『極み』もいる


 名無しの学生16: は? ざます 流石にそれはないざます


 名無しの学生13: だから嘘はついてないざます


 名無しの学生14: 感情フィルターにw


 名無しの学生13: 身体強化の極みがいるのに、なんでみんなワクワクしていないざます


 名無しの学生16: しかも身体強化の極みかよw


 名無しの学生1: うーん、驚きよりもどうしても疑念が勝ってしまって


 名無しの学生2: 同じく。身体強化の極みって誰もその領域に達したことがないんだぞ。グラン学長でさえ


 名無しの学生13: 神聖スキル持ちのカイラさんが言ってたんだ。俺はあの人を信じてるざます


 名無しの学生8: カイラ先輩ってところが絶妙よねー。王都のお偉い判定スキル持ちを呼べないかしら?


 名無しの学生17: 何千万バルと取られるぞ。簡単には呼べない。おもしろい話につい混ざっちゃった


 名無しの学生6: 極みは特別な派生効果があるざます


 名無しの学生5: 確かに。どんな効果なんだよ


 名無しの学生1: 誰もその域に達したことがないんだから、わかるはずもない


 名無しの学生9: 姉妹の『散華』は、切り離した魔力が本物の植物になってたよな。氷華螺旋樹? あれが極みの派生効果ってやつか


 名無しの学生13: そうだな。あれは本当に凄い。ここでして良い話題か怪しいが、あのバルド先生ですら歯が立たなかった


 名無しの学生2: それ触れない方がいいぞ。結構でかい権力がかかわってるらしい


 名無しの学生13: うん、気を付ける


 名無しの学生1: 極みに立つには『異常さ』が必要って知っているかい?


 名無しの学生6: スキルや魔力が強力すぎると、むしろそちらに頼って極みから遠ざかるって話ざます?


 名無しの学生1: そう。そのとおりだよ。だからこそ、最強であるグラン学長は極みに達していない あの人は紋章と魔力量が強すぎる 『紋章のジレンマ』ってやつだね


 名無しの学生7: 便利な紋章であればあるほど、本来の魔力の理をおろそかにして極みから遠ざかるか。世の中うまくいかないねー


 名無しの学生13: そもそも極みって、がむしゃらに鍛えれば良いってものでもないしな。段階で言うと9までは行けるんだっけ?


 名無しの学生8: 適性と努力と運があれば、誰でも段階9まではいける。その先の極みへは、人それぞれに答えがあるって話よね


 名無しの学生18: めちゃくちゃ面白い話ししてて草


 名無しの学生19: 自分も聞いています


 名無しの学生20: 同じく


 名無しの学生1: 身体強化って五理でもっとも《《基礎》》とされるものなのに、改めて考えると、誰も極みに達していないのって変だよね


 名無しの学生2: 一番大事で、誰も極みに達していない


 名無しの学生3: 基礎ってことは、身体強化を極めたら他の五理も上達が早いってこと?


 名無しの学生9: そういうデータがあるぞ。身体強化の熟練度が高い程、他の五理も高まりやすいって


 名無しの学生10: ソースを出すざます


 名無しの学生1: これは事実だよ。僕もそのデータは知っている。確かな検証データだと考えている


 名無しの学生13: じゃあそいつヤバくね? 身体強化の極みにいるんだろ?


 名無しの学生8: 本当だったらの話ね


 名無しの学生4: 特別枠?


 名無しの学生3: 多分そうだろ。一般試験訳で極みがいたら、驚きだろw


 名無しの学生6: 一般枠も捨てがたい粒ぞろいざます


 名無しの学生8: ギヨム王子かしら


 名無しの学生1: そこが大本命だろうね もしくはクラリス・クリマージュ=ラヴァンドールだったりするかもざます


 名無しの学生4: どんだけ好きやねん。フルネームやめるざます


 名無しの学生6: 姉妹の弟に100バル賭けるざます!


 名無しの学生21: すくなっ。自信があるならもっと賭けろw100バルて


 名無しの学生22: じゃあ俺はギヨム王子に2000バル賭ける


 名無しの学生9: 大本命ざます


 名無しの学生2: 侯爵家のテオドールも不思議な力を使うと聞く そこもあり得るよ


 名無しの学生13: 可能性で言ったら全員ある


 名無しの学生3: 学長に知らせるか? ここだけで止めて良い話じゃなくなってきた気がする


 名無しの学生1: こんな怪しい情報を学長になんて持っていけないよ。せめて自分の師匠くらいじゃない?


 名無しの学生9: うちの先生、話聞くタイプじゃないな


 名無しの学生8: 面白くなってきましたわね。『学友会』はその者を見つけ次第支援することを約束します


 名無しの学生1: だから自分の身分は明かさないように


 名無しの学生4: なんだよ。8はずっと疑っているのかと


 名無しの学生8: 疑っているわ。でもいるなら確保するでしょ。学友会に欲しいもの


 名無しの学生23: ちょっと待った。黙って聞いてれば。その者、侯爵派閥は認めない。なぜなら、確実に嘘だからだ。いるはずがないざます


 名無しの学生1: もー、匿名の意味がぁ。てか侯爵派閥いたのか。テオドールの話、どんな顔で聞いてたのさ


 名無しの学生23: テオドール様のことを貶していたら特定するだけざます


 名無しの学生1: 匿名の意味がなくなっちゃうよ


 名無しの学生2: てかさ、姉妹の弟やばくないか? 姉妹って昨年侯爵の長男坊を半殺しにしただろ


 名無しの学生1: あ


 名無しの学生3: あ


 名無しの学生13: あ


 名無しの学生22: あ


 名無しの学生6: い


 名無しの学生23: その件はテオドール様に任せている


 名無しの学生1: あんまり荒事にしないでよ 今年は黄金世代なんだから、上級生が足をひっぱっちゃ申し訳ない


 名無しの学生6: 黄金世代なら自分でなんとかしろざます


 名無しの学生4: 派閥が出来てんだぞ。無茶言うな


 名無しの学生1: 極みの子の話ばかりになっちゃったけど、他にみんな聞きたいことない?


 名無しの学生2: 驚きすぎて、今更何を聞いていいかわからん


 名無しの学生3: 同じく


 名無しの学生13: 砂の一族じゃないか? ごめん、また話が戻って


 名無しの学生8: あっ、あり得るわね 今まで誰一人としていなかった身体強化の極み 砂の一族から出るってのはあるかもしれない


 名無しの学生23: 侯爵派閥は断じてそんな者信じぬし、認めぬ


 名無しの学生7: なんか23が可愛く思えてきた


 名無しの学生23: おまえに天の美しい光をみせてやるざます


 名無しの学生7: 全然可愛くなかった 感情フィルターあってよかった


 名無しの学生1: それ、結構有力な説だよね ちなみに、もう一人候補がいる


 名無しの学生2: 情報あるなら早く出すざます


 名無しの学生6: 隠していましたざます


 名無しの学生9: この方こういうところあるざます


 名無しの学生13: みんな、感情フィルターが


 名無しの学生1: ポルカ・メルメル。学園史上最低魔臓才能値で入学した子だよ


 名無しの学生10: いや、それで極み?


 名無しの学生8: 確かに、おかしなことを言うのね


 名無しの学生1: まあ、こういうのは意外な線も追わないと。だって今まで誰も到達したことのない身体強化の極みだよ


 名無しの学生6: じゃあ、やっぱり姉妹の弟に200バルを賭けるざます


 名無しの学生2: 増えたけど、それでも200かよ。その賭博、誰が胴元だよ


 名無しの学生1: 僕も一応掛けておこう ポルカ・メルメルに1000バル


 名無しの学生9: アーケンに10000バル


 名無しの学生13: 誰だよ


 名無しの学生2: 黄金世代まだいるのか?


 名無しの学生17: 紋章の覚醒者がアーケン


 名無しの学生3: はえー。みんなお詳しくて


 名無しの学生4: じゃあ俺もアーケンに3000バル 紋章の覚醒者が極みにいるのが最も自然だろ


 名無しの学生1: みんな可能性がありすぎて、本当に絞れない


 名無しの学生9: シロウに800バル


 名無しの学生18: また新キャラ出たw


 名無しの学生1: 最近王国最大の魔石鉱山が見つかったクルスカ家の跡取りだね これも面白いと思うよ


 名無しの学生2: てめーまだ情報かくしてたざます?


 名無しの学生3: こいつ、ほんまざます


 名無しの学生4: はやく言えざます。もう賭けてしまったざます


 名無しの学生23: テオドール様に5000バル


 名無しの学生7: いやタイミングよwそしてもっと賭けろよ


 名無しの学生23: 7番、お前だけは天にかならず送るざます。寮番号を言えざます


 名無しの学生7: 怖すぎるw


 名無しの学生16: シロウの説はよ


 名無しの学生1: ああ、『紋章のジレンマ』の逆だよ。極みに立つ人って変わった人が多いんだよね。アグナ先生や、バルド先生、それにユラン先生も


 名無しの学生2: ワレンジャール姉妹もおかしいって言ってるぞ


 名無しの学生3: 死にたいざます!?


 名無しの学生1: まあ落ち着いて聞いてよ 目が見えない人の聴力や嗅覚が異常に発達したりすることってあるだろ? バルド先生たちだって、五理の熟達度に偏りがある


 名無しの学生2: ああ、言ってることわかる ユラン先生も卒業と同時に教師に採用されたのって操糸を極めたからだけど、あの人他の五理が浅いよな


 名無しの学生24: ユランちゃんの悪口は許さないざます。寮番号を言えざます


 名無しの学生7: 殺意高いの多いw


 名無しの学生1: 五理においてはハンデが逆に強みとなることすらある シロウはその点、体がかなり弱い あまり長く生きられないって話だ


 名無しの学生13: なるほど 体の弱さを補って、身体強化の極みへ あり得るな


 名無しの学生9: 独り勝ちざます!


 名無しの学生25: シロウ・クルスカに4500バル


 名無しの学生9: お前ざます!!


 名無しの学生4: なんか賭けだけに参加するやつ出て来たw


 名無しの学生3: ほんと黄金世代すぎるな、153期


 名無しの学生11: シアンに2980バル


 名無しの学生8: セール見たいですわ


 名無しの学生6: ふざけるのも大概にしろざます


 名無しの学生12: てかシアンってだれ? 俺はクラウス様に10000バル


 名無しの学生15: 伯爵領の縁故馬券ですか そういうの当たりませんよ


 名無しの学生12: 馬券じゃないざます


 名無しの学生1: シアン君も砂の一族だよ。もう一人がイェラ。僕はどっちかっていうと、イェラの方かな


 名無しの学生2: 砂の一族でも派閥が じゃあ俺もイェラに800バル


 名無しの学生8: ケチくさいざます


 名無しの学生2: いいだろ 架空の賭けなんだから


 名無しの学生8: 男ならどーんと行きなさいな。ギヨム王子に3000バル


 名無しの学生2: ガッチガチの大本命じゃねーかざます


 名無しの学生1: 良い情報交換になったね。久々に有意義な掲示板だった


 名無しの学生26: 面白かった 落ちるわ また情報あったら聞かせてくれ


 名無しの学生1: んじゃ僕も 楽しい回だったよ


 名無しの学生6: お疲れざます。私が賭けた姉妹の弟の名前ってなにざます?


 名無しの学生1: ああ、ハチだよ 一番無さそうだけど


 名無しの学生27: あっ、マルグリット料理長の試練を乗り切った子だ


 名無しの学生23: 7番、お前は残れざます。寮番号を言えざます。今からやりにいくざます


 名無しの学生7: そんなこと言われて伝えるかよ。んじゃな


 名無しの学生6: ハチに4444バル賭けるざます!!


 名無しの学生13: おつおつー


 名無しの学生1: なんか不吉な……じゃあ本当に落ちるから―


 名無しの学生2: 黄金世代爆発しろ


 名無しの学生23: 7番


 名無しの学生23: おい、7番


 名無しの学生7: いねーよ


 名無しの学生23: いたざます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


書籍版第1巻が2026年1月9日にカドカワBOOKS様より発売します。
応援よろしくお願いします!
以下の画像をクリックいただくと、購入できるページに飛べます。


表紙画像


― 新着の感想 ―
こーゆー掲示板、あんまり好きじゃないんだよなー 特に社交界とかある設定だと世界観にそぐわない。 今までがとても面白かっただけにちょと残念
どの作品でも掲示板回は楽しいから好き。
掲示板回をもってくるセンス、輝いている わたしは好き
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ