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やっと寝れる

朝に書くのがやっぱりいいですね、でも短くなりがち。

ジレンマ。

「今日はなんかいろいろあったよ」


 枕元に移動させたアロエリーナに愚痴を聞いてもらう。


「シュンのお母さんが帰ってきてご飯の準備を手伝って、お父さんが帰ってきて一緒に食べて、んでタクシーで帰ってきたんだよ」


 お母さんもお父さんも素行の悪いシュンの女性遍歴に心を痛めていたんだなぁ「あなたみたいな子なら安心だわ」とか言われてしまった、私はちっとも安心できないんだけどな。


 お母さんよく考えてほしい、その突撃してきたクインビーだった人、いいように弄んで都合が悪くなったらポイしたとも取れるんですよ? クインビーはシュンに本気で惚れてたんだろうなぁ。シュンにとっては寄ってきた女を適当に食ったらめんどくさくなったったから捨てた、私が学校に入学してきてシュンが素行を改めたらクインビーが私に突撃したからとどめを刺した。いやこれ普通に刺される案件だろ。巻き込まれて刺されるとかマジ勘弁してほしい。


 お父さんはまぁうん、目線がね、お母さんと夜もしっかり仲良くしてください、その目線、お母さん気が付いてるからね。とばっちりでお母さんが私をターゲットするのだけは勘弁してください。


 お母さんのご飯おいしかったなぁ、自分のためだけにご飯を作るのってなんか違うんだよね、作業になっちゃうんだ。ご飯は、おいしいって食べてもらいたいから作るんだよ、自分だけがおいしくても味気ないだけなんだ。まぁ今回はお母さんの領域を侵犯するわけにもいかないので、片付けや洗い物を任せていただいたけど「やっぱり娘が欲しいわ~」ってニコニコしてたけど、私はあなたの娘になりませんよ? 卓也くんはまぁ親戚の子供って感じだな、可愛い以上は感じない。


「シュンはなぁ……」


 私はシュンをどう思っているんだろう? 手のかかる甥っ子、助けてくれた人、同居人、一緒に悪さをして馬鹿笑いをした親友、私の初めてを奪った人、私にとどめを刺した人。


 前世の記憶の向こうには、必ずシュンが居た。楽しかった記憶にも、苦しかった記憶にも、辛かったり痛かったり恥ずかしかったり気持ちよかったり悔しかったり憎かったり、意図的に封印している記憶の中にも必ずシュンが居た。


 もう一度そんな関係になりたいか? そんなの絶対に嫌だ、だってあいつメチャクチャするんだもん。痛いから恥ずかしいから辛いから辞めてほしいって泣いてお願いしてるのに、辞めてくれないんだもん。泣いたらもっと酷いことをするんだもん。泣かないように我慢したら、泣かそうとして酷いことをするんだもん。


 最後、私にとどめを刺して、顔をグシャグシャにして泣くシュンの顔は、ざまぁみろって胸が張り裂けそうで、スッキリしたなぁ。


 なんでまた会っちゃうかなぁ、会わなければこんな事、思い出さずに済んだのに。


 今日はとっても疲れた、お布団が気持ちいい。


「アロエリーナお休み、今日はいっぱい光るみたいだからアロエリーナ……」


 そこで意識が途切れた。




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