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火曜日のバイトの無い日6

まだノクターンじゃないからセーフ。

 閑静な住宅街の真ん中でシュンの運転するバイクは停車した。


「着いたぞ」


 そう言うと私の腋に手を入れ持ち上げるとシュンはバイクから降ろしてくれた。私の胸部を両手で掴む指が、私の右下乳と左の肩甲骨の下をギュッと押し込むと、背骨を這い上がってくる妙な感覚が私を襲い、声を抑えようとして失敗して「ふぎ」と、変な声が出た。


「どうした、大丈夫か」


 シュンはそう言うが、お前絶対確信犯だろ。


バイクに乗せられて移動は30分程だったと思う、信号で停車するたびに私の腿やお腹や腋に手を置いたり摩ったり擽ったりイタズラしてきた。最初はまぁこんな可愛い私が自分の懐の中に居るんだから触りたくなっちゃうのも仕方ないなと、シュンの手の甲を抓るだけで済ませていたんだが、くすぐったいだけだったイタズラが、ゾワっと来てから自分の中から得体のしれない熱が湧いてきて、そこからはひたすら耐えるだけだった。


 ボンヤリする頭で回りを見回しても、金持ちそうなでっかい民家の目の前だった、確か夜ご飯をおごってもらえるはずだったんだよなぁ、そういう宿泊施設だったら抵抗する気力が今の私にはなかったので助かったなんて思ってしまった。ヘルメットを外すとエルフ仕様の耳カバーから解放された火照った耳が外気に触れて、少しスッキリした。


 手を引かれるままリビングに通されて、ソファーに座らされた。


「少し頭を冷やしてくる」

「うん」


 そう言ってシュンは、またバイクに乗って出かけてしまった。なんか緊張してのどが渇いたと思って初めてリビングのソファーに座らされた状況を確認する余裕が出てきた。ここはシュンのセーフハウスかなと思ったが、生活感から家族団欒の気配を感じるので一人暮らしではないだろう。キッチンカウンターの向こう側の水屋(食器棚)の中には、大小のお茶碗が4つ確認できるので、4人家族か。確かシュンの今世にはご両親と弟くんが居たはずなので、シュンが家族と住んでいる家の可能性が高い。


 いやでもほら、自分の家族の住んでる家に、連れてきた女の子を一人放置してどっか行くか? 間が持たんぞ、すげぇ尻の座りが悪い。のどが渇いたので水が飲みたいんだけど、勝手にキッチンに入らせていただくのは気が引けてちょっと無理。


 ん~どうしよう? やっぱ待っとくか、まぁ尿意じゃなかっただけましか、あ、でもちょっとトイレも行きたいかも、なんて考えていたら玄関のドアの鍵がガチャガチャ開く音がした。


「あれ? 誰かいるの?」


 シュンに少し似ているけど違う声が玄関からドタドタとリビングへと近づいてくる。


「うぉ!!」

「あ、おじゃましています」


 とっさにソファーから立ち上がって頭を深く下げた。チラリと確認したこの家の住人と思わしき人は、シュンを年相応に小さくしたような、そんな男の子が、のけ反っていた。

シュン君頭を冷やしてくるとか言いながら、○○ドーム買いに行ってますからね!


のりちゃんにまだ無いことを、知っているか知らないかでフラグ管理が行われていると思います。

知っていた場合は、「シュンエンド・ベターエンド1」へ分岐していたと思います。確実にノクターン送りの刑です。ついでに弟の卓也くんの性癖もねじ曲がっていたでしょう。


三方収まってよかったね。

もう二度とのりちゃんはシュン君のバイクを警戒して乗らないけどね。

作者のエロゲ脳は世代的に仕方ないんだ、すまない。

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