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成長

あれから3年。俺は3歳になり文字の読み書きも出来るようになった。そして毎日家の本を漁っている。

色々な収穫があった。まずはこの世界に魔法がある。沢山の魔法があるんだが、どうやら適正のある職業につかないと魔法が使えないらしい。しかも職業につくには選定の儀を受けなければ授からないらしい。

そして職業の本も見つけた。今まで発見された職業や、その職業で覚える事が出来る大まかなスキルと魔法。そしてそれらの発現条件。これを見たとき俺は確信した。


それは。。。


エゴだ。おれがやり込んでいたゲーム。かろうじて上位勢には入っていたがトップ勢には遠く及ばなかった。その代わり俺は知識だけは凄かった。いちいち検索しなくても直ぐに答えられるし、同じクランのメンバーを育てるのも好きだった。

そして何より楽しかったのは収集。色々なアイテムや武器、防具、素材、皆の役にたつことも嬉しかった。


そんなゲームにこの職業たちは似ている。世界観や地理など伝承は全く当てはまらないのだがこの職業システム。スキルや魔法の修得情報。まるでエゴそのままだ。俺はこの世界で強くなる。ゲームの時はトッププレイヤー達が凄すぎて目指す気にもならなかったが、この世界はまだまだ情報が足りてない。現に記載されている職業の種類は少なく、分かっている魔法やスキル、修得条件が少なすぎる。


もしもこの世界にエゴの知識を俺だけが持っていたら。。。可能だ。世界最強にだってなれるかもしれない。あくまでも可能性だけど。


問題は職業だ。ゲームの時はキャラクターメイキング時に決めていたのだが、この世界では選定の義でしか授からない。そして職業は変える事が出来ない。こればかりは運だ。ゴリゴリの戦闘職ならラッキーなんだが、生産職になってしまったら目も当てられない。強くなる事ができなくなる。


その時は諦めて父の領地運営を手伝ってお金稼ぎに勤しむ。うん。それが良い。

まずは戦闘職に就ける可能性にかけて剣術の稽古をしよう。魔法は魔法系の職業につかないと使えないのでまずは体作りと剣術だ。


2歳の妹マリーナとはあまり遊んであげられなくなってしまうが仕方ない。特訓あるのみ。

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