嫌な予感
翌日、俺たちはDランクダンジョンの前で絡まれていた。
「だから無視すんなよ。せっかくお前らみたいなDランク冒険者を俺たちのクランに入れてやるってっいってんだからよ」
まじでこんな奴居るんだな。明らかにメリアとティアが目的だろ。それ以外メリット無いしな。無視だ無視。
「テメー女に囲まれてるからって調子乗ってんじゃねーよな?俺たちに喧嘩売ってんのか?」
そう言って胸ぐらを掴んできた。喧嘩売ってるのはどっちだよ。
「俺達は何処のクランにも入る気はない。これで失礼する」
そう言って男の腕を払いのけ、ダンジョン前の職員に冒険者カードを提示してダンジョンに入った、
「お前ら、先回りして男は殺す。良いな?」
「リーダー。ダンジョン出る時はどうするんですか?ギルドの職員もいますし」
「大丈夫だ。食料品は一週間分はある。どっかに監禁して交代でダンジョンで楽しめばいいさ。あれだけの女だ。飽きる事は無いだろう。ハハハハハハ」
「レイアル様、さっきの者達来ますかね?」
「あぁ。多分どっかで先回りして待ち伏せでも仕掛けてくるかもしれん」
「レイアル、彼らは強い?」
「多少な。でも人数集められたら厄介だな。リーダーらしき男はレベル50ってとこだ。俺達の装備なら問題無い」
そう問題無いはずだ。なのに嫌な予感がする。一応あれを準備しておくか。
そして俺達は敵を掃討しながらゆっくり最奥へ向っていた。
「レイアル様。おそらくこの先で待ち伏せされています。おそらく相手もこちらに気づいてます。後ろからも人がきます」
「分かった。とりあえず話してみよう」
「やぁ坊主。会いたかったぜ。」
「俺は全然会いたく無かったがな。で、何の用だ」
「おいおい。言わなくても分かるだろ。女は俺達が貰う。お前の装備もな。だからおとなしく死んでくれよ」
すると突然体が動かなくなった。これは麻痺か。相手に黒魔導師がいたか。しかも高レベルか。
「ハハハハハハ。動けないだろ。こっちにはA級冒険者の黒魔導師が居るんだよ。お前らは何も出来ないんだよハハハハハハ」
くそ。嫌な予感が当たったか。仕方ない。あれを使ってさっさと帰るか。「アイテムボックス」