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次の街は?

翌日。今日の行動は午後からになった。俺とメリアは目を腫らしていたからだ。ティアも昨日の事があり心配していた。


「ほ。何とかバレずにすんでるのかな」「そうね。2人とも目を腫らしているから朝まで泣いてただけって思ってるんじゃないかな?」

「そうだね。」それにしてもあの悪魔は何だったんだろう。転生者って言葉が気になる。メリアは転生者か分からないけど、もしそうなら俺が守ってあげないと。


「ねぇメリア。あの悪魔って何だったかわかる?」「え?あ、悪魔ね。そうね。私もよく分からないんだけど、この世界を憎んでいるんだったかしら?そんなやつほっとけないよね。そんなに強かったの?」


「あぁ。手も足も出なかった。正直強すぎてどの位強いのかも分からなかった。次に会ったら確実に死んでしまう。でもあんなのが沢山居るわけがないしね。」「そ、そうね。ところでレイアル、生まれる前の記憶ってあったりする?私ね、初めてレイアルにあった時に初めて会った気がしなかったの。もっとずっと前から知っているような気がして」


へ?俺が転生者だってバレてる?それよりもメリアも転生者なのか?にしては濁した言い方だな。もし仮にメリアも転生者だったとして、俺全然心当たりないんだが?

あ、何か恥ずかしそうにチラチラこっち見てる。

とりあえずそれっぽい事話してみるか。

「生まれる前の記憶か。何かそれっぽい事は夢によく出てくるんだけど、俺にもよく分からなくて」


「そっかぁ」

何かめちゃくちゃ落ち込んでる。俺がメリアの事覚えてないのが原因なのか?だとしたらメリアの事思い出すまでは話さない方が良いか。メリアの勘違いの可能性もあるし。


「よく分からないけど、もしも生まれる前からメリアとの繋がりがあったら俺は嬉しいよ」そう言って頭を撫でてあげた。

「ありがとうレイアル」


それから3人でお昼を終えて冒険者ギルドへ。無事ランクアップしてDランクだ。それからギルド職員がCランクに上がる条件などを親切に教えてくれた。「あなた達ならすぐにCランクになれますよ」とお墨付きも貰った。


そして宿屋に戻り食事を終えて部屋に集まる。

「これからどの街に行くか相談なんだが。この街にはDランクダンジョンは無い。ここでレベル上げするのも良いけど効率を考えたらやっぱりDランクダンジョンでレベル上げをしたい」

「それだったら迷宮都市ダリアか、貿易都市アクアになるのかな。私はどちらも行ったこと無いですね。ティアさんはどちらか行ったことありますか?」

「申し訳ございませんが私も無いですね。冒険者だったと言ってもレイアル様のお仕事もありましたから遠くには行ったことがありませんね」


「そうですね。そう言えば迷宮都市にはSランクダンジョンの大迷宮があるんですよね。目標にしている場所を一度は見てみたいですしね。王都にも近い場所と聞いていますしレベル上げが終わってCランク試験受けるなら迷宮都市ダリアが良いんじゃないかな?」


「そうだな。じゃあ明日からは迷宮都市ダリアに向けての準備を始めよう」

そうして俺達は旅の準備をする事にした。

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