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☀ 少年探偵の “ マル秘 ” 推理日記  作者: 雪*苺
【 パ●ティの持ち主は誰だ?! 】全4話
9/19

✒ 桜の木 3‐2


ワトスン

「 推理だね!

  パ●ティがから飛んでたのか──、に持ち主がるのか──、推理するんだね! 」


モリアーテ

「 そう!

  パ●ティをクンカクンカして持ち主のお姉さんを探すんだ! 」


ホームス

「 モリアーテ、それ完全にアウトだから!

  下着のにおいを嗅ぐなんて犯罪だからね… 」


モリアーテ

「 ホームスは真面目だなぁ…。

  ホームスはさぁ、お姉さんのパ●ティを頭に被ってハァハァしたいとか思わないのかよ? 」


ホームス

「 …………思わないよ… 」


モリアーテ

「 ──嘘だっ!!

  男なら──、付いてるなら──、お姉さんのパ●ティをクンカクンカしたいって思う筈だ!!

  こんのぉ~~~裏切り者めぇ!! 」


ホームス

「 ……………モリアーテ、黙って…。

  チャックしないと瞬間接着剤(ア●ンア●ファ)を唇に塗るよ 」


モリアーテ

「 本性をあらわしたな、ホームスぅ!!

  普通はガムテープを使うもんだぞぉ! 」


ホームス

「 『 黙れ 』って言ったけど? 」


ワトスン

「 ホムぅ~~~、僕はお姉さんのパ●ティよりホムのパ●ツを被りたいよ! 」


ホームス

「 ワト、モリアーテに感化されない!

  パ●ツは被るものじゃなくて穿くものだからね! 」


ワトスン

「 ホムは僕のパ●ツを被りたい? 」


ホームス

「 ワト……、マスクしてて 」


 ホームスは持参していたマスクを出すとワトスンへ手渡した。


 マスクには赤いバッテンがえがかれている。


ワトスン

「 えぇ~~~、僕には喋るなって言うのぉ?

  酷いよ…ホム~~ 」


 両目を潤ませながらもホームスから手渡されたマスクを律儀に口へ付けるワトスンを見て、ホームスは安堵の溜め息をいた。


モリアーテ

「 風向きから推測するとパ●ティは──、あっちの方角から飛んでたかも知れないな 」


ホームス

「 …………勝手に推理を始めてるし… 」


モリアーテ

なにを言ってるんだよ。

  男子院生はみんな、推理を始めてるぞ。

  僕達も遅れを取るな! 」


ホームス

「 モリアーテ…… 」


モリアーテ

「 ワトスン,モリアーテ、此方こっちだ!

  【 パ●ティ、ばらまかれ事件 】の犯人を捕まえるぞ! 」


ワトスン

「 はんはん? 」


モリアーテ

「 そうだよ!

  犯人は麗しのお姉さん達からパ●ティを盗んで、悪戯にのさ!

  許せないだろ、パ●ティを盗みやがった犯人が!! 」


ワトスン

「 ほうはね! 」


モリアーテ

「 ワトスン……律儀にマスクして話さなくていって。

  ホームスは冗談がつうじないんだ 」


ホームス

「 冗談に聞こえないから… 」


モリアーテ

いから行くぞ!

  僕達が誰よりも先に【 パ●ティ、ばらまかれ事件 】を解決させるんだ! 」


ワトスン

「 ほぉ~~! 」


モリアーテ

「 マスクを取れってば… 」


 モリアーテはワトスンが付けているマスクをはずすとホームスへ突っ返す。


モリアーテ

ちくの友よ、僕の後ろに続けぇ!! 」


 モリアーテはワトスンの手首を掴むと走り出した。


ホームス

「 あっ、モリアーテ!

  …………全くもう…。

  ………………最近…溜め息ばかりいてる気がするよ… 」


 ホームスはモリアーテとワトスンのあとを追って走るのだった。

◎ 訂正しました。

  履く ─→ 穿く

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