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配下が取るべき行動

 カイアスが何者かに攫われた後、海岸には槍を持つ1人の青年が残っていた。



「カイアス様……。クソ!!俺がいながら……なんたる不覚!すぐにお救いしなければ!」



近くの岩を思い切り殴る。

自分の拳ではなく岩が砕けた。



 今は八つ当たりをしている場合ではない!

落ち着け。


 あいつのスキルはなんだ?

そこから順番に考えよう。


 あの者は、カイアス様の肩を掴んで一緒に消えた。


何が目的だ?

カイアス様の野望に気付いた者?


もしくは出会う前は別の街にいたと、仰っていた。

その街で恨みを買うことがあったか……


いや目的も後であいつを捕まえた時に直接聞けばいい!

それもどうでも良いかもしれないな。

カイアス様を見つけ次第、即座に殺せば何の問題もないだろう。



まずはスキルだ。



スキルは〈空間転移〉?



いやそれは自分1人だけが対象の場合が多い。



なら〈瞬間移動〉か?



〈空間転移〉と違い、〈瞬間移動〉は目に見える範囲にしか移動が出来ないと聞く。


その代わり荷物や手に触れたものも同時に移動できる。



ならばこの近くで人が隠れられる場所、洞窟や小屋があるはず。



海岸に沿いながら全速力で探そう。



それにカイアス様もただ捕まって大人しくするとは思えない。



何か必ず合図を下さるはず!

それを待ちながら周囲を探索する。



………が、なかなか見つからない。

既に遠くに移動してしまったか

焦りから怒りが込み上げてくる。



「あの野郎!どこの誰だか知らんが、カイアス様に手を出した事、あの世で後悔させてやる」




 脚に力を溜める。とりあえず行く方向を決める。そして力を解放する。




ドンッ!!!




 そんな音と共に、立っていた場所は土煙が上がる。

海岸沿いの森や岩場を高速で動く。




 やはり海岸にも魔獣はいる。ここも一応はA級危険区域だ。

BランクやAランクの魔獣はそこそこ出る。



 普段なら自分のスキルや武術向上の為に、喜んで相手になるが、今はそんな余裕はない。



「邪魔だ………。そこを退け。」



魔獣の爪や牙が襲いかかる。



しかし、それは意味をなさない。



全ての攻撃が外れる。

そしてこちらの槍は全て相手の頭を貫く。



魔獣を狩りながら数百メートル進んだところで反対側の方向、ずっと奥で雷が落ちた。




「あれは! カイアス様のスキルの1つ〈雷帝〉か?!しまった反対方向だったか。」



でもこれで場所は分かった。



すぐに行きます!しばしお待ち下さい。カイアス様!



そうして全速力で雷が落ちた場所へ向かった。

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