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朝寝
もったいないとは
思わないことにします
世間からはあまり良い評価を
得られそうにありませんが
あなたが誘うから
ひたむきに惑わされるのです
私は暗がりに目を閉じて
私は明るみに目を開きます
太陽は朝をもたらすけれど
あなたは朝を迂回させます
太陽は私を焦がすけれど
あなたは私を包み隠します
太陽は公にしたがるけれど
あなたは何も照らそうとはしません
あなたの眼球は
暗がりでも明るみでも
役に立つことを
私は知っています
もう少しだけと
せがんだのは私です
いつまでもと
許したのはあなたです