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酒と涙とバイトとOL

 

 あ、来た。


 コンビニでバイトして2年、ここ半年ほど金曜夜に必ず来るOLがいる。20代半ばか。彼女は500mlの缶ビールを2本、あとスモークハムのパックを買っていく。

 他にバイトに入ってる火、水は見ないから週末の金曜だけか。眉間にすんごい皺が寄ってるときは3本買っていく。飲み過ぎ注意ですよ。


 そんな彼女が恒例の金曜夜に男連れで現れた。2人仲良く店内を物色し、レジに出したのは総菜とサラダと菓子、あと350mlの缶ビール2本と、え? ノンアルのチューハイ?

 下戸な男なのか? 思わず彼女を見ると、意図を察したのか軽く睨まれた。あー、飲めない可愛い女を演出したいわけね。はいはい。


 ところが次の週はいつも通り1人で現れ500缶を3本。先週の彼は? ……睨まれた。



 そんなことが、俺が就活でバイトを辞めるまでに数回。


 あのさ、飲めない女を装って楽しい? 男って飲めない女の方が好きだって思ってね?


 ──気になりつつも、何も言えずお別れだ。





 春。新人研修後に配属された部署で俺は開いた口が塞がらなかった。向こうも吃驚してる。


 酒豪のOL。


 これはもう運命じゃないの? 大丈夫、実は俺もザルなんだ。まずは新歓でじっくり飲みましょう、先輩。







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