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畑完成 植えてみる

更新して読み直したら、前半部分が丸っと消えていたので、多少の内容変更がありましたが書き足して前の話とのつながる様にしてみました。

いやぁ…ショックで三日くらい現実逃避しておりました。

翌日、昨日より早くゲームの世界に来てみた。やはり、気が急いてしまうものなのか、昨日できあがった畑の事を考えると寝付けないもんだから、朝食もそこそこにヘッドギアをかぶってしまった。


しかし、勢い込んで畑に来たが。


「しゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!鍬はこう振るんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(ドップラー効果)


「こうですねぇぇぇ!!おりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(ドップラー効果)


「もっと腰を入れてっ!!こうじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(ドップラー効果)


「こうですねぇぇぇ!!おりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(ドップラー効果)


朝っぱらからアカツキさんが近所の迷惑を顧みず耕運機無双(喧しいアレ)をしていた。しかも二人で?って云うか昨日の青年だった。


しばらく呆然としていると残りの二人が集まったので、アカツキさん達の耕運機無双(作業)が一通り終わるのを待ち、どうしてこうなったのかを聞くことにした。


因みにこの青年、名を“コウタロウ”と云い、このゲーム(無限世界の住人)内では所謂“攻略組”と呼ばれるプレイヤーの一人の様だ。普段は此処から五つ先の【王都ジパング】に滞在しているのだが、最近のアップデートで夜間限定で受けられるクエストが出来た為この街(【始まりの街】)まで来たそうな。でだ、来たは良いが未だ時間が早かった為、最近掲示板で話題の美味い料理を出す食堂に冷かしに行ってみるかって事になり昨日の事件(唐揚げ大論争)に至った様だ。


掲示板とは、このゲーム内での情報交換の場みたいなもので、各プレイヤーがフリーで情報を見たり書き込んでゆける様になっている。でだ、このゲームではかなりマイナーな〈スキル〉である料理を使って面白い事を始めた新規プレイヤーが居るって処から始まり。そのプレイヤーが、この世界では絶対にありつけないであろうと思われる、美味い料理を出すようになった事。他、そのプレイヤーが仲間を募り、何やら面白い事を始めたって事迄を報告しているゲーム内の伝言板の様な物に書き込まれている情報みたいだ。


その掲示板によると、最近の料理は、他の街の食堂と比べてもぶっちぎりで美味い上に、ステータスをアップさせる追加効果があるって事で、【始まりの街】近郊で仕事をするプレイヤー御用達になっているとの事だ。今までは、旨いものは広場の屋台か、王都へ行けと書かれていたが、【始まりの街】の食堂に行ったプレイヤーの殆どが“親子丼サイコー!!”と書込むので、コウタロウ一行も話の種に来たみたいだ。

暇があったらその掲示板とやらを覗いてみるか。



まぁ、それは良いとして、畑も耕し終わっているので、早速苗を植えてみましょうか。アカツキさんがアッと言う間に畑に畝を立て、其処に草原で採取した野菜・植物を植えていく。


芋等の地下茎の植物は、芽の部分を残し何個かに切り分けて植える。大根・人参等の根菜は、更に成長させ種を採るために。唐辛子やハーブ・漢方薬などは其々に合った方法で植えていく。

それぞれ畝を別々に、また、うねが必要ないものや、棚が必要なものなど、種類に分けて植え付けを行っていく。

しかし、採ってきた種類は程々あるが、量が少ない為、アカツキさん指導の下、人工(にんく)が5人も居れば直ぐに終わってしまう。水をやるにしても、この時期に水を大量に撒いても根が腐ってしまうので、オオガキさんの水魔法の〈濃霧〉で畑を湿らせる程度で終わった。



他にやる事がないか考えていると、ふと頭に浮かんだのが、鶏小屋だった。しかし、木材は既に使い切ってしまった為、森で木材を調達しなければならない。この時点でコウタロウくんはゲームを終了するとの事で、全員で彼を見送り、早速森に向かう。


夕方には立派な鶏小屋が、畑の一角に出来ていたのは云う迄もない。


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