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黒猫な俺の異世界生活とおっさんな俺の現代生活が楽しくてたまらない!  作者: TB


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第21話 お化粧

 俺達はその後で孤児院に行って、マリアがシスターからお化粧を習う事にした。

 マリアやシスターはまだ若いし、ルージュよりリップの方が似合うかな? と思ったよ。


 香水は柑橘系の物を渡して、後は化粧水と乳液と下地クリームとファンデーションを渡した。

 この世界では紫外線も強そうだし、下地クリームは重要かもね?


 鏡も一つシスターの部屋に置いたよ。

 シスターもガラス製の鮮明な鏡にびっくりしてた。


 この世界のお化粧は化粧水などのベースメークは無くて、口紅とおしろいっぽい粉と、頬紅と言うシンプルな感じだったからシスターも少し戸惑ってたけど俺が念話で最初に化粧水でその上に乳液、下地クリーム、ファンデーションの順番だよと伝えた。


 シスターがマリアの顔でお化粧を楽しんでたけど、一時間くらいして満足が行く仕上がりになったようだった。


「テネブルどうかな?」


 マリアに聞かれて、顔を見ると凄い可愛くなってたぜ。

「マリアメチャ可愛いよ! 惚れ直したぜ」


 と素直に伝えると、頬を少し赤くして嬉しそうににやけてた。

 シスターも鏡を見ながら自分で同じように化粧したら、元々綺麗だったけど、俺の世界のモデルさんでも裸足で逃げ出すような絶世の美人がそこに現れた。


 後は目元と眉毛がどうにかしたら完璧なんだけど、俺じゃ説明できないしなぁ……


 そういえばシスターって教会の仕事とか無いのかな?

 と思ってマリアに聞いて見たら、正式な教会に勤める立場では無くて、援助金を受けるためにこの格好で孤児院のお世話をしてるそうだ。


 それでも援助金じゃお昼ご飯を食べるだけで精いっぱいの額だったんだけどね。

 それと、普段着る様な服を買うお金も無かったので、いつもシスターの格好をしてるだけなんだって。

 ちょっと切ないと思ったよ……

 

 俺はちょっと思い付いてインベントリからスマホを取り出して、マリアの写真とシスターの写真を撮る事にした。

 この写真を香織に見せれば、もっと綺麗になる為のアドバイスを貰えるぜ!


 当然俺は猫だからスマホを構えてシャッター押すとか出来ないから、念話でマリアに伝えて、撮影して貰った。

 マリアがシスターにも使い方を教えてマリアの写真もゲットした。


 俺の姿も撮影して貰ったぜ!


 次に来る時にスマホじゃ無くて写真専用の小型カメラ持って来て、マリアに一杯写真撮って貰う様に頼もうかな。

 この写真を俺の世界でパソコン加工してイラスト風に仕上げれば、小説の挿絵に使うと絶対めちゃアクセス増えるはずだと思うしな。


 戦闘シーンとかも撮影して欲しいな。

 夢が広がリングだぜ!


 シスターとマリアがスマホで撮影した写真を見てかなりびっくりしてたけど、「一応この機械の事は内緒にしてね?」とお願いしておいた。


 今日は八時間くらいしか居なかったけど一度俺の世界に戻る事にした。

 次に必要なのは、マリアの眼鏡とシスターとマリアに似合う服をプレゼントしたいと思ったぜ。

 後はマリアでも簡単に扱えるカメラだな。

 充電は出来ないから、乾電池仕様のがいいよな。


 折角だからもっとお化粧も上手になって欲しいし、香織にアイメークやチーク眉毛なんかの描き方も実演して貰ったのを、タブレットで撮影して持ってきたらいいかもね。


 ◇◆◇◆ 


 青い扉をくぐって地下室に戻ると、いつもの様に魔石を置いた。

総司爺ちゃんが現れて、「おや、今日は早かったの。その割に大量の魔石じゃな十八キログラムか百八十万円だな」

「爺ちゃんいつもありがとうな。何か欲しい物とか合ったら持って来るぞ?」


「そうじゃな、旨い日本酒でも差し入れを頼もうかな」

「うん解った。明日行く前に持って来るな。そう言えば向こうの世界のお酒ってどうなのかな?」


「あー確か醸造酒はあったが蒸留酒は無かったような気がするぞ」

「ワインやビールははあるけど、焼酎やウイスキーは無いって事だな」


「その通りじゃ、よく勉強しておるじゃないか」

「それくらいは常識の範囲だろ? 向こうに行く時に持って行くのに良いかなと思ってさ」


「それは色々有利に働くかもな、特にドワーフとかと仲良くなりたいなら、役に立ちそうじゃ」

「ありがとう爺ちゃん。今日は小説で色々やってみたいことも出来たし、もう行くね」


「ではまた明日じゃな」

「あ、爺ちゃん次は明後日になるよ」


 ◇◆◇◆ 


 俺は早速スマホで撮影した写真をパソコンに読み込んで、イラスト風に加工してみた。

 最近の写真加工ソフトって凄いな。

 簡単にイラスト調に変換できたぜ。

 この写真を小説の挿絵に使えば絶対盛り上がるぜ。


 風景や街の様子とか色々撮影したいな。

 魔導具だって言えば、見られても誤魔化せるかな?


 それから朝方まで掛けて今日の出来事を小説にしておいた。

 もちろん挿絵入りだぜ。


 昨日の気になった感想にも爺ちゃんに言われた通りに返事を出しておいた。


『翔さん感想ありがとうございます。私達の世界と同じで世界の名前って言うのは存在しないですね。まだ最初の街のファンダリアしか地名も解んないです! 猫なもんで』 テネブル


 これでOKだろ?


 他にもまた新たに二十件ほど感想も入っていて、中々の人気作になってるな。

 でも事実描写が続くから、イベント面で若干乏しいかな?


 何か大きなイベントが欲しいよな。

 初日に行った山賊の森の討伐パーティを募集してるけどCランク以上だから、今のマリアだと参加できないんだよな。


 頑張ってレベル上げしなきゃな!


 相変わらずアクセス数も伸びてるぜ、遂にジャンル別日刊三位まで上がってた。

 これはまさかの商業デビューもあるのか?


 恐らく他の作者さんのエッセイで書かれているように、ブクマ一万件が分岐点になるのかな?

 頑張って更新しよう!


 ラインを使って香織にも連絡を入れておいた。


『明日は何時から行動できる?』


 返事は速攻で戻って来た。


『朝からでもOKだよ、レストランとか予約した方が良いかな?』


『それじゃぁ十時に小倉駅で待ち合わせでいいか? 明日は中洲と天神辺りを歩いて見たいから、気になった所に入ろう!』

『了解!』


 ホテルだけは、一応予約しておいたぜ。

 シングルを二部屋、百道浜の高層ホテルにしてみた。


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