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ほほ笑みのうた

作者: 秋葉竹


 


白いチャペルのような駅を

神託のような夢でみたのは

昨夜の深い眠りのなかで


やっと落ち着いたのは

すこしばかり非日常な

蒼白い日々が過ぎ去ったと感じられる今朝



いつまでもいつまでも

綺麗な笑顔でいてくださいね



そして私は坂を

歩いて登る


君を信じてよかった

ずっと前から朝は仕事のために起き

夜は明日の仕事のために眠る日々

そんななかで

生きるための心の筋肉みたいなものを

身につけられたのは

だれかのことを好きになれたからかな


甘い羊羹が好きで

苦い緑茶を飲みながら食べるのが好きで

心の小川を

清澄なやさしい嘘が

流れてゆくよ

あゝ

生きているということは

しあわせなもんなんだな


そんなことホントに呟きながら

坂を歩いて登る


心が痛くて立っていられない日は

立ち止まったりしゃがみ込んだりしながら

甘いも苦いも味わいながら

それでもまた立ち上がり

前を向いてこの坂を登るだろう


ときになだらかな

ときにけわしい

坂を歩いて登るだろう


ゆっくりとゆっくりと

あの白いチャペルのような駅へ向かって









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