6.疾風マースデン[カードつき]
タイトル(笑)
どんなシュートでもとめてしまいそうな気迫のぶたまろに、ドリブル突破など通用するものだろうか?
シュートとちがって、足もとでタイヤをコントロールし続けることができるのが、ドリブルの長所なら。シュートの長所は、いわば飛び道具であること。だとしても、どんな巧みなタイヤコントロール技術をもっていようと、シュートよりスピードで勝るドリブルなど、ありはしまい。
ありはしまいが。それでも、マースデンがぶたまろからゴールを奪うには、彼の武器であるスピードに頼るほかないのだ。
そしてじつはドリブルにも、スピードにおいてシュートよりまさる一点が存在する!
ゴール右すみに突き刺さろうと駆けるマースデンを、ぶたまろの左腕が襲う。
「抜かせはせん……抜かせはせんぞっ!!」
か細い腕からは想像もつかない、シャベルカーのようなワンハンドキャッチがくりだされるかという、その瞬間! マースデンが、ずずいっと加速する。
たしかに、最高速度でドリブルはシュートに劣ろうぞ。
だが、初速こそ最速であるシュートに対して、ドリブルは初速から加速を経て、やがて最速に至るのだ。
野球に例えてみるといい。
球速はそこそこでも、初速とバッターへの到達点速度との落差がゆるやかなら。それは「ノビのある球」とされ、打ちにくいものだ。転じて言うと、加速がつくドリブルと比べれば、シュートはどんなにノビがあろうとも、ゴールまでにはいくらか失速するため。いわゆる、「お辞儀する球」となってしまうのではないか。
加速の凄まじさに追いつけないている、ぶたまろの左腕をかいくぐって、マースデンはゴールへと至る。
その瀬戸際!
「48の愛国技、その3のぉっ!!」
時計廻りに後方回転したぶたまろの右肘が、タイヤをとらえると、そのままマースデンごとふっ飛ばす!!
見たか!?
48の愛国技のひとつ、虹式背面肘撃!!
【おまけカード】
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PWLT-13(TEC)
<i854092★|39571>
↓カード裏
<i833880★|39571>
技の名前の元ネタが、絶対にわからない(苦笑)