11.魔牛［カードつき］
好きなキャラです。
まさに筋肉マスター！！ とでもいうような、マッチョの肉体美は白地で、顔の右半分と、両肘両膝からさきが黒く塗装されている。さらに、腰部にはレスリング・ブリーフを履いているかのように、両肩には髑髏模様にと。禍々しく塗りわけられたデザインには、不敵なリチャードも冷たい汗を垂らす。
鋭い眼光と鼻ピアス……もとい、鼻環の光る頭部には、天空まで串刺しにしてしまいそうな、2本の強靭角。
巨牛の名はアイザック・ウシモフというのだが、みずから名のる気はさらさらなさそうだ。
リチャードにしても、名を問う余裕すら失くして、いまはアイザックの背中に張られたコウモリのような羽と、おしりからにょきっとはえたスペード型のしつぽに、眼を奪われている。
いくら超獣といえども、どちらもなんとも牛らしくないパーツではないか。
（まちがいない……こいつは悪魔超獣だ）
リチャードやカピバラたち残虐超獣は、正義の道を外れたものたちではあるが、彼らにはまた心を入れ替えて、正義超獣として出直す余地も残されている。しかし、悪魔超獣ともなればはなしはべつで、いったん悪魔に魂を叩き売ってしまったら、そうやすやすと買い戻すことなどできはしない。
どんなに悪ぶってみたところで、残虐超獣など悪魔超獣にくらべれば、いわば半端者にすぎないということか。
竦みを押し殺して、なんとか対峙しつづけるリチャードだが、それが精一杯。
逃げるも、闘うも、彼の選択肢には無かった。
そして……魔牛が動く。
【おまけカード】
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PWLT-20（CHA）
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PWLT-21（ACD）
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↓カード裏
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描いてて楽しいアイザック！
