最終話
久しぶりの投稿です!
僕はあの日から勉強と筋トレを毎日欠かさずした。
もともと痩せやすい体質だったのか体重は少しずつだが確実に減っていった。
勉強も寝る前に携帯を触るのをやめて勉強を自ら進んでするようになっていった。
だが問題はオシャレにどうなるかだった。
取り敢えずメガネを辞めてコンタクトにしてみたりネットなどでオシャレについて勉強したりしていた。
そんなこんなしていると地球滅亡の日まで残り2日となっていた。
この3日の間に見た目は前と比べてかなりましになっていた。
だが問題はいつ何処で告白するかだ。
当然僕にはそんな知識は持ち合わせていない。
そこで僕はYahooの知恵袋に頼ることにした。
数時間後
まぁ予想はしていたがやはりまともな回答は少なかった。
これは神様が自分のことは自分でなんとかしろとか言っているのだろう。
仕方がない。
自分でなんとかしよう。
もう遅い時間だし今日も誰かがヒントをくれることを願いながら寝よう。
そうして僕は目を瞑って数分で眠りについた。
???『なかなか苦労しているの。しかしよくあの英 文を翻訳できたな。やるじゃないか。
さてお主は今わしから何かを得ようと考えているようだが残念じゃったな。もうわしは何も教えんよ。
ここからは自分の力でなんとかせよ。』
ー地球滅亡まで残り2日ー
翌日
俺は神の助言もなくなり1人悲しんでいた。
でも当たり前と言えば当たり前だ。
ずっと人に頼っていても意味が無い。
これからあと2日間のでいつ告白するかだ。
とりあえず学校にいくか。
その日の学校ただ1人で暇していただけで特になにもなかった。
帰宅後
僕はビジョンが浮かばないという深刻な悩みを抱えていた。
しかも今日に限ってとても眠い。どうせ寝ても神様の助言はないが今日は寝よう。
それから滅亡の日までなにも思いつかなかった…
地球滅亡の日の学校
学校に着いたがあまりテンションが上がらない。
まぁ元からテンションはあまり高くない方だが。
その日は学校が終わってもなにも最終日だと言うのになにも思い浮かばなかった。
帰る前にトイレに行って荷物を取りに教室に帰ってくるとなにやら教室が騒がしい。
なにがあったのかクラスの子に聞いてみると、悠斗が夢に告白するらしいのだ。
僕は内心めちゃめちゃ焦っていた。
もしこの告白が成功してしまうと2日後には地球は滅んでしまうのだから。だがそんなことを言ったって誰も信じてくれないだろう。
そんなことを考えているとちょうど夢が教室に入ってきた。そして全員が静かになってきた所で悠斗が口を開いた。
『単刀直入にいいます。』
『あなたが好きです。俺と付き合って下さい。』
夢は少し黙り込んだがその場で返事をしようとした時に誰かが大きな声で『ちょっとまったーー!』と叫んだ。全員の視線がその声の方にいった。その視線の先には僕がいた。
ここしかないと思った僕は自分でもびっくりするぐらいの大きな声を出していた。
そして僕は悠斗の隣にいって夢に告白した。
『桃咲 夢さんあなたが好きです。俺と付き合って下さい。』
僕の告白が終わると夢が少し前に出て僕の手をとった。そして
『私も拓真が好き!』
『だから私と付き合って下さい!』
その言葉を聞いて僕達はハグをした。
悠斗はと言うと1人静かに教室をでていった。
そのハグが終わるとクラスの子からおめでとう!などと祝福されたので少し照れくさかったがとても嬉しかった。
今回も読んで下さりありがとうございました!
次は番外編を少しだけ出そうと思うのでそちらも読んで欲しいです!