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EP.3

あれから夕方までクラスの人達に英文の意味を聞いて回ったが誰一人としてわからなかった。


なぜかって?

そんなの簡単だよ。

うちの高校は県でも有数のアホ学校だからだ。

真面目な奴ばかりなのにアホしかいないこの学校にこの英文をわかる奴がいるはずがなかった。


        

         家に帰った


どうしよう、これがヒントだと言うことは分かるがこの英文の意味がわからない。

そもそも誰が僕に教えたのか。

謎は深まるばかりだ。


   

結局この日もなにも分からずじまいだった。


もしかするとまた寝ている間にヒントらしき物を教えてくれるかもしれない。

そう思って僕は眠りについた。



???『だいぶ困っているようじゃな』


『わしは誰かって?神様じゃよ!!』


『おぬし信じておらんの?』


『しかたないの、なら一つだけヒントをやろう。』


『おぬしの幼馴染の夢という女がいるじゃろ?そやつとおぬしが地球を救えるキーマンじゃ』


『それじゃあのーー』


目が覚めた。


僕と夢がキーマン?

どういうことだ?

一体僕たちは何をすればいいんだ?


幸い今日は土曜日だ。一日中調べ物をしていても誰にも怒られない。

取り敢えず今日はあの英文の意味を調べよう。



          夕方


分かってしまった。

あの英文の意味が…


       あの英文の意味は…


『彼女に告白し成功させろ』


という内容だった。

恐らく彼女というのは夢のことだろう。

あー、どうしよう。

あの日、地球滅亡の数分前にした告白は、


『どうせ死ぬんだから振られてもいいや』


みたいな、軽い気持ちだったから緊張はしなかった。


だが今回は違う。

なぜなら俺はこの告白で失敗してしまうと地球に住んでいる全員死んでしまうからだ。


どうして神様は僕を選んでしまったんだろう。

僕は夢のことを好きだが、

夢には好きな人がいるというのを聞いてしまったのだ。

しかもその好きな人というのはあくまでも推測だが


イケメン、高身長、性格良しの、人物


悠斗のことだろう。


あいつには到底敵わない。

そんなこと自分が一番わかっている。

だが、僕は絶対に成功させないといけない。

なので僕はこんな計画を立てた


彼女に好かれるためにこれから毎日すること

その壱、苦手な勉強を頑張る

その弐、細マッチョになる

その参、オシャレに気をつかう


僕はこの三つは毎日しよう、そう決心した。


普通の人ならこう思うだろう。たった数日で変わるとは思えない。と


僕もそう思う。前までは


今は考え方が変わった。

なにもしないで後悔するより、少しでも自分にできることをしよう。

僕はそういう考えに変わった。


これから少し大変になるが頑張ろう。



     ー地球滅亡まで残り5日ー










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