人生86年。天寿を全うしました。
初めまして。歴史的仮名遣いユンと申します。(今後はユンと書きます。長いので。)つたない小説ですが、読んでいただけると幸いです。ガンガン意見送ってください。参考にさせていただきます。
「ふうー。今日も疲れた――。」
私の名前は富坂瑠美。高校3年生で女子バスケットボール部所属。ポジションはFW。ドリブルは得意だけど、ディフェンスが苦手。今日も今日とて練習でくたくた。でも帰って必ずしていることがある。誰にも知られていないけど、私はオタクだ。特に青春モノや恋愛モノが大好き。だけど、最近はアニメ化したのをきっかけに読み始めた「転生したらスライムだったのだ!」にはまっている。スライムすごい。リ〇ルさんすごい。で、異世界に転生してみたいなーと思ったりする今日この頃なんだけどまあ無理だよね。非現実的だし。それにさ、もし異世界に死後転生できたとしても私ではないと思う。私個人の意見でしかないんだけど転生ってのはその人へのご褒美だと思うんだ。精一杯生きて、それでも何かを果たせずに死んだり、多くの人から感謝された人がしんだり、そういった人へのご褒美だと思うんだ。だから、まあ私には起こるはずないよね。
と、そんなことを考えていた彼女は知らなかった。人が死んだらどうなるのかを。というより、ほんの数人を除いて知ってるわけないんだけどね。
高校卒業後、プロバスケットボールの道へ進み、日本代表候補選手にも選ばれた。158cmの身長のせいとディフェンスが苦手なせいで日本代表には選ばれなかったけど。32歳で現役引退し、引退後はコーチとして活動し、75歳でバスケ界から離れた。その後は税金暮らしでネットで本を買いまくり、読み漁った。もちろんラノベを。そして86歳で他界した。
私は文字を打つスピードが遅いので投稿までに時間がかかるかもしれません。また1話ずつ投稿していく予定です。