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冒険者編登場人物 と 過去の英雄


 マルコ  レベル八三。


 たまには冒険者として依頼を受けようと思い立つ。帝都に来ての初仕事である。

 冒険者ランク凍結を防ぐためギルドポイントを稼ぐとか、人に被害が及びそうな案件だったとか、オキアに実戦経験を安全に積ませるとかいろんな思惑があった。

 マルコがいなかったらグリフォンによってオーク討伐隊は全滅していただろう。



 ドラエモフ  魔王 竜人 レベル九一。


 手紙でのみ登場。もちろんマルコのことをマルちゃんなどとは呼ばないしオカンでもない。

 こんなでも一児の父である。



 オキア  レベル十七。


 マルコと出会ってから急成長する期待の新人冒険者。

 学園が休みの日は冒険者ギルドで依頼をこなしている。

 オーク討伐後D級にランクアップした。

 登録後二ヶ月足らず、それも学園に通いながらである。

 なおマルコは登録半年後もE級のままで海を渡ったそうな。



 ダンケダンケ団  


 C級パーティー。年齢は二一~二二と見た目より若い、レベルは二四~二六。


 ヒャッハ  重戦士。


 とげとげ鎧のモヒカン。世紀末な印象のリーダーは外見や口調に似合わず意外と人格者だった。



 ハーゲン  斥候。


 スキンヘッドのお調子者。すぐに刃物で斬りかかってきそうな容貌だが、そんな最年少帝國騎士のような危ない行動はしない。



 ボンバール  魔法戦士。


 魔物目録がバイブルの知性派アフロ。闇夜に人を襲撃しそうだが、そんな額に傷跡のある小柄な帝國騎士のような真似はしない。



 ロロ  レベル五二。


 学園生に負けたとよく嫌味を言われるようになったが、そいつらは元から嫌味ばっかだし、実力者になるほどそういうことは言わないので気にしていない。

 森の中をさまよっている。金欠中。



 サーラターナ  青髪 三十代前半 レベル六八。


 ひょうひょうとした印象の帝國最強の戦士。

 帝國騎士団を率い、S級の百手巨人(ヘカトンケイル)を討伐した帝國の英雄。

 基本的に皇帝の護衛をしているため、帝國騎士団は副団長のルミナリオ任せ。

 実は武闘会でも皇帝の護衛をしてた。もちろんマルコは気づいてた。





 十英雄  レベル七十前後。


 強大な魔物を幾度となく倒し、イスガルド大陸を人類の地とした最も偉大な英雄。

 初代聖女アースが神殿の基礎を築いたように、冒険者ギルドをはじめとした各ギルドの設立も、帝國が大国となったのも、魔道具が人々の手に行き渡るようになったのも彼らの功績とされている。



 キルキスの勇士隊  レベル七十前後。


 十英雄の一世代前の英雄。

 当時、魔物の強大化、凶悪化の最大の原因は魔大陸の『災果てのダンジョン』にあると考えられており、彼らはそこに挑み全滅した。

 十英雄と実力的には同等だが、彼らが人類に残したものは少ない。


 しかし、彼ら父、兄、師が『災果てのダンジョン』で倒れたことから、十英雄は魔大陸に渡ることなくイスガルド大陸を守り続け、繁栄させることに生涯を費やしたともいわれている。

 次回嘘予告。


 放課後の生徒会室で、この世の者とは思えぬ美しい少女が黄昏れていた。椅子に座り窓から外を眺める少女の瑠璃紺の瞳は陰り、淡い唇からは悩ましげな吐息が漏れる。


「影が薄いどころか、影も形もなくなってしまうなんて……ヒロインなのに」


 シルフィが頭上を見上げると、翠銀の髪がさらりと流れた。


 何回見直しても、そこに彼女の名前はない。


 とうとう登場人物紹介からも彼女の名は消えてしまったのだ。深刻にもなろうというものだ。


 肩を落とす彼女を元気づけるかのように、バァンと勢いよく扉が開いた。


「安心なさいシルフィ。次の話は生徒会がメインですわ」


 赤いドリルのヘルミナ殿下である。


「お姉様? 一体誰からその話を……」

「フフフ、ちょっと裏で『ヒロインも悪役令嬢も出さずに読んでもらえるとでも思っているのかしら?』と囁いたらイチコロでしたわ」

「……まさか?」

「これでわたくし達の大活躍は間違い無し。オホホホホホ」



『スライム使いの秘密を暴け! 生徒会役員ども!』


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新作はじめました。よければこちらもよろしくお願いします。
じゃない孔明転生記。軍師の師だといわれましても
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