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情報屋は異世界出身者  作者: 夕凪小雨
5/12

情報屋は異世界出身者5

あの依頼を立て続けに受けた翌日。


「んー、流石に起きるよ……」


なにかにつつかれて、少女は起き上がる。まだ眠たい目を擦り身支度を整えるとホテルを出た。


今日は休もう。

そうだ、せっかくだしこの街の遊ぶ場所へ行ってみよう。

まずは腹ごしらえ。甘いものが食べたいなぁ。


有名なパンケーキのお店に向かう。開店前だか多少人が並んでいた。

数組の後ろに並び店内へと入る。学生やOLさん、若い男子も居るようだ。


カウンターで季節のフルーツパンケーキを注文し、スマホを開く。

細々した依頼は随時返し、焼き上がりを待った。


そして。


「おいしーい」


ナイフが要らないほどのふんわりと柔らかなパンケーキを堪能する。

新鮮なフルーツもちょうどいい甘さの生クリームも最高だ。

ペロリと平らげて外に出る。



◇ ◇ ◇



次に向かったのは映画館。

久しぶりに映画を見ようと思い立った。

ラインナップから恋愛物を選択して、席につく。周りにはカップルも居るが、1人で来ている客も居る。自分然り。


綺麗な絵と素敵な音楽で世界観に浸りながら2時間楽しんだ。


若いっていいなぁ〜。がむしゃらに誰かを愛せるって羨ましい。


シスルにはまるで人形のようだと言われたが、外に出ないだけだ。

勿論「過去の記憶」が人を信用しないということに繋がっているのもあるが。



◇ ◇ ◇



さて、次は何処に行こうか。

それとも、そろそろ気づいていることを伝えてあげようか。


「そうだねぇ、これ以上ストーカーされるのも嫌だし」


ふふっと笑うと路地裏へと歩みを進める。

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