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記憶喪失者《メモリーロスト》の異世界転生   作者: 月口 夕田
第一章 この世界と幼少期
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第四話 クイサとお母様

~~~~~気絶から起きた直後~~~~~


 うぅー頭が痛い...

 今は何時だ?あ、メイドさんが居る、聞いてみるか


「何時間くらい気絶してましたか?」

「1日ぐらいですね」

「食事ってありますかね?」

「はい、御用意致します」

「有難う御座います」

「いいえ、メイドの務めですので、礼は不必要です」

「そうですか...」



 さて、食事もしたし状況を整理しないとな。

 まず俺は、勇者にはなれない。

 もしかしたらQ&Aにも分からないのもあるのかもしれないが。

 次に、前世の俺は誰かに殺されてた?なんでだろうか。

 落ち着いたし思った疑問をQ&Aに聞いてみる


『魔王とは?』

『魔物の王です。』


 短っもう少し絞るか


『魔王になるためには』

『魔王の卵を持った存在が現魔王を倒すことによって、卵が開花します。』


 へぇ、って!じゃあ俺も倒せんのかな?


『魔王の卵が魔王を倒せる?』

『はい。尚、フレア様は不可です。』


 なんで俺は駄目なんだ...


『何故俺は駄目?』

『』


 また何も書かれない...この人(?)本当に、大事な所で説明してくれねぇな。

 てか考えたら名前聞いてないな


『貴方の名前』

『ありません。付ける事は可能です』


 付ける事出来るのか。


『貴方の名前はクイサ』


 'クイ'ズ アンド アン'サ'ー

 まぁ安直だが名前付けるだけだしいいだろ


『了。命名機能使用により我がQ&Aの名前はクイサになりました』

『命名機能使用によりアプリアップデートを開始します』

『終了。自我構築が完了。』


『自我構築によりイルシア用の体を用意します。』

『終了。イルシア用の体の作成成功。ステータスはフレア様と一緒に成長します。尚、出し入れ可』


 あるぇぇ?思ってたより名前の重要性高まっちゃったぞ?!

 名前を付けたら体が出来た、何を言ってるか分からねぇだろうが、俺も、何をされたのか分からねぇ


 あ、Q&Aアプリの他にクイサアプリってのがある?

 これか?出し入れ出来るってのは。


  ポチッとな


「お呼びでしょうか、マスター」

「あ、あぁ」


 あれ?思ってたより、容姿が美人だぞ?

 それに、体つきも、なんというか出るところは出てて、締まる所は締まってる感じだ。

 巨乳ではないが貧乳でもない、なんというか美乳って感じだ。

 それに、なんというか、服が危ない、ビキニでは無いがそれに近い。


「ちょっ、クイサ?でいいか?」

「勿論です、マスター」

「服って着替えれないか?」

「一旦端末に締まって貰い、アイテムボックスに服を入れて貰えば自分で着替えさせて頂きます」

「そ、そうか えっと、一旦端末に入れていいか?」

「了」


 ポチッとな


 ふぅ危なかった、ただせさえマスターとか呼ばれてるのにずっとあの服だと、自分の理性が保てるかは不安だった。


 コンコン


「入っていいよ」

「失礼します」


 ガチャ

 

「何のようだい?」

「フレア様、先程まで誰かいましたか?話してた様子ですが」

「あぁ何でもないよ、ちょっと考えてた事が口に出てただけ」

「そうでございましたか」

「他には?」

「リーリア様がお呼びです」

「あぁ分かった」

「なるべく早くいって上げた方が宜しいかと」

「分かったじゃあ今から行ってくる」

「分かりました」


 ガチャ


「なるべくいい方向に進めば良いのですが...」



 コンコン


「フレアです」

「入って」

「はい」


 ガチャ


「お呼びでしょうか?」

「ええ ジョセフと貴方の事に付いてよ」

「お父様はともかく、自分ですか?」

「ええ」


どういう事だ?


「えっとお父様はやっぱり?」

「ええ、貴方が言ってた通りの状況よ」

「どうにかならないんですか?」

「無理よ」

「・・・」

「辛いのは私だって分かるわ、でも、私達は信じて待つことしか出来ませんもの」

「そう、ですよね」

「ええ」


どうにもならないか...


「え、えっと、自分の事とはなんですか?」

「貴方、もしかして何か隠してるでしょ?」

「?!」

「やっぱりね」

「い、イヤー隠してナイデスヨー?」


あれぇ?なるべくバレないようにしたんだけどなぁ


「バレバレよ」

「何で分かったんですか?」

あの娘(メイド)から言われたのよ」


(まさかメイドにバレてるとは...)


「単刀直入に聞くわ、貴方もしかして勇者の力を持ってるのでなくて?」

「?」

「あ?あれ?勇者の力を持ってるのでなくて?」

「勇者の力って何ですか?」

「《ステータス》って念じたら出るらしい力の事よ?」

「いえ?持ってませんが」

「嘘?!」

「本当です」


まぁ、別の方法で見れるは見れるんだけどね


「え、えぇ~!心配して損しました!」

「何ですかそれ?」


(何だ、勇者と勘違いされたのか)


「え、じゃあ何を隠してるの?」


(あ、やべ)


「あ、イヤー、えっと そう!自分の力は昔からかなり強いんです!」

「そ、そう?」

「そうです!え、えっと、やろうと思えば50Kgぐらいなら片手で持てます」


(もっと重いものも持てるだろうけど)


「本当?」

「本当ですが?」

「そ、そう(思ってたより、強かったわ...)」

「?」

「え、えー、用事はこれだけなんだけど、ちょっとこの後時間はあるかしら?」

「はぁ、ありますが」

「じゃあちょっと、今いる内の護衛の中で一番強い人と、戦って貰える?」

「何でですか?」

「実力試しよ」

「そうですか」

(多分楽勝だろうなぁ)


「えぇ、勝てれば多分そこらの兵士よりは強いわよ」

(流石に強いと言ってもあの人には勝てないだろうけどね)


「分かりました」

「じゃあ行きましょうか」


 ガチャ


~~~~~兵士視点~~~~~

 耐魔軍に徴兵されるのをリーリア様に防いで貰った俺だが、今日リーリア様の息子さんの実力試しをお願いと言われた


(息子って言っても弟の方らしいがな)


 俺も自惚れする訳じゃないが、王宮騎士並の実力を持ってると思う、そんな奴に息子の実力試しをさせるそうだ


(俺も『天才』と呼ばれる奴の一人だが、リーリア様の息子はそんなに『天才』なのかねぇ?)




 この世界では『天才』と呼ばれる者が希に、生まれる



ヒロインか信者候補が現れました!


ちなみに伝説の勇者の今のフレアの年齢ぐらいの時は今のアクアを20倍ぐらいにしたぐらいの実力です



アクア・ロードスター LV1

STR 9 VIT 14 DEX 16

AGI 43 INT 32 LUC 25

次のLVまで32EXP

SP 65 OMSP 0



スキルツリーが仮ですが完成したので次回の話で公開します

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