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第二十八話 しくじり勇者

タイトルを変えさせて頂きました。


しくじり先生→しくじり勇者

 リアに連れられて城へとやって来た。

 門を通され、一旦豪華なソファーに、無駄に小綺麗な調度品で着飾れた部屋に連れられた。


「一旦此方でお待ち下さい」


 そういい、リアは退出していく。


「フレア君」

「何ですか?」

「君に何を言われると思う?」

「俺限定ですか!?」

「それ以外あると思う?」

「んぐ....」


 それぐらいしか可能性が無いのが辛い...


「い、いや、でももしかしたら、今回の魔術はサヤカが作ったって設定なんだから、サヤカかも知れないし」

「私だけだったら、個別にリアが言いに来るだけだからねぇ...いや、まあ今回だと私とフレア君の魔術って言っちゃったしなぁ...」


 一体何を言われるのだろうか...





 兵士に連れられて謁見の間にやって来た。

 王が玉座に座って、こちらを見ている。


「サヤカ、フレア何か言い訳したいことはあるか?」


 どういうことだ?


「失礼しますが、私達が一体何を?」


 サヤカが訪ねてくれた。


「領地を滅茶苦茶にして置いて、一体何を?だと?」


 隣の宰相が声を荒げて言う。


 あ、そっかぁ...


「いや、えっと...」


 流石のサヤカもどうとも言えない


「(フレア君、どうする?)」


 小声で話しかけて来た。


「(どうしましょうかね?)」

「(魔王軍を倒すためにはしょうがない犠牲って事にする?)」

「(それって大丈夫ですかね?)」

「(駄目だろうね)」


「駄目なんじゃないですか!?...あ」

 

 つい大声を荒げてしまうフレア。


「フレア君...君との日常、楽しかったよ」


 サヤカが天井《空》を見ながら言い。


「その無礼者をすっ捕らえろ!」


 宰相が声を荒げ、叫ぶ。


(あぁ...いい人生だった...)



――――王様の前では、そもそも小声で相談も駄目なのだが、大声を出すなど、言語道断、即牢屋行きである。――――――





 牢屋に連れられた。

 俺を運ぶ兵士が呟く


「お前も災難だよなぁ...折角魔王軍を退けたのにこんな牢屋で過ごさなきゃ行けないなんてさ」

「ははは...」


 苦笑いを浮かべるフレア。


「ほら、ここがお前の牢屋だ。せいぜい処刑にならないことを祈るんだな」




 あぁぁぁぁぁぁぁぁ!何て事をしてしまったんだ俺!これ下手したら今回の魔術の事件を全て俺になすりつけられるんじゃないか?

 いや、まあ俺のせいなんだがね?


「うぅ...」



「お?新人か?仲良くしようや」


 俺の前の牢屋にいるやつが話しかけてくる。


「俺は、ルート・フォン・アイルファルト、『先代勇者』だ、よろしくな?」

「え?」


 先代勇者だと?てか何で牢屋に勇者が居るんだ...


「お前今何で居るんだろって思ったろ?そりゃそうだよな!自分でも意味わからんよ!」

「えぇ...」

「何故か、お前の力は危険だから殺すべき!、だよ、この国の糞貴族どもが、王が何とかしてくれたから良いが危なかったなぁ」


 危険だから殺すべき、かぁ...俺も言われそうだなぁ...


「へぇ...てか、勇者ならこの牢屋ぐらい破れるんじゃないんですか?」

「いや、無理だ、ここら一体には、力低下に魔術封じの陣が備わってる。流石に俺でも無理だわ、ダッハッハ」


 暗くて良く見えなかったが、笑った瞬間に少し光るって言う謎の光源のお陰で顔が見えた。

 髭面のおっさんで、右目に引っ掻き傷がある、筋肉も凄く、俺の予想していたファンタジーの冒険者、って感じの外見だった。

 こんなのが勇者だったのか...まぁ一応ステータスを見とくか...



ルート・フォン・アインシェペリ LV67

HP 1250 MP 450

STR 2560 VIT 2200 DEX 500

AGI 620 INT 200 LUC 100

次のLVまで124530EXP

SP 6700 OMSP 400


スキル

・拳術LV10

・剣術LV10

・槍術LV10

・弓術LV10

・盾術LV10

・棍棒術LV10

・炎術LV2(23/300)

・勇者術LV7(448/550)

・耐物術

・耐魔術

・『****』


アビリティ

・武術の才能・魔術オンチ・勇者・脳筋・HP自動回復7・武器操作力・****・不死身・阿修羅


魔法


称号

・勇者・天才・脳筋男・馬鹿過ぎて騙された男・五武器(ファイブウェポン)



 嘘だろ?STRとVITが物凄いたけぇ!?俺にも追い付いてるじゃねぇか!

 そうか、これがサヤカが言ってた、『脳筋勇者』、初代勇者に迫るほどの武術の才能を持った、魔術オンチの、『五武器(ファイブウェポン)のルート』か!


「お前、俺に何かしたか?直感なんだが鑑定みたいなの」

「ええ、貴方が『五武器』でしたか」

「わお、結構見れちゃうタイプの鑑定だったか」


 この世界では100万人に1人の確率で、鑑定、と言った属性を持つ子供が生まれる。

 鑑定属性と呼ばれている物だがこれにも、格差があり、ステータスのほぼが見れるものも居れば、土 石 木 人、等と言った大まかな物しか見えないと言った者も居る。


 話が逸れたが、鑑定みたいなの、と直感で当てた事に内心焦っていたフレア、即座に鑑定と嘘を付いたのは英断だっただろう。

 下手に嘘をつくような物ならすぐに、追求をされて、何処がでボロが出ていた。


「で、その鑑定君は、何故ここに居るんだ?」

「フレアです、フレア・ロードスター」

「フレア君ね、で、お前は何故ここに?」

「いや、ちよっとドジりましてね...」

「魔王軍を倒した男がこんな所に置かれる訳ないと思うんだが」

「いや、謁見で、ちょっと失敗しましてね...」

「ブァッハッハ!馬鹿だろ!お前!」

「んだとこの脳筋!」

「あぁ!何だ?やんのか!」

「上等だ!」


 この馬鹿にしやがった糞野郎をぜってぇぶっ飛ばしてやる!

 魔術は封印できているようだが、魔法は無理な用だし抜け出す事は余裕だ、ぜってぇあいつを殴ってやる。



フレア君の負けず嫌い発動。

褒められる事はあれど、馬鹿にされることが無かったフレアが馬鹿にされるとこうなります。

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