第十七話 長期休みと山籠りへ
俺がリバイタスを得てから、二週間がたった。
リバイタスは既に手に馴染んでおり、以前と同じ感覚で進めていた。
今日は、長期休み前のテストみたいな物で、他の学部だと、学部で教わったことだけをやるのだが、全教科学部だけは、無茶苦茶量があって、二日に掛けてやることになっている。
正直言って、すごく面倒くさい。
「沙也加先生、まだあるんですか?」
「そうだね」
「無くせないんですか?」
「無理だね」
「帰って良いですか?」
「駄目だね」
「似たような言葉しか喋りませんね」
「そうだね」
四文字しか喋らない縛りでもしているかコイツは...
ちなみに、現在は薬草の採集テストをしていて、喋りながらも結構採っている。
「えぇっと...これで、ラスト!」
「はいお疲れ」
「記録は何分でした?」
「二十本集めるのに、十分。冒険学部でもなんでもないのに、新記録だよ」
「そっすか」
「もう少し喜ばない?」
「いや、何回も聞いてますよ、そのセリフ」
雑学とかに関しては、まだ答案が出されてないため分からないが、他の物に関してはほとんど新記録と言われている。
「じゃあ、これで終わりだから」
「ありがとうございました」
「次は長期休みの後だね。きちんと宿題をやっておくんだよ?」
「分かってますよ」
「只今帰りました」
「お帰りなさいませ、フレア様」
「お帰りなさい!お兄ちゃん」
「ああ、ただいま」
やっと終わったぁ。
長期休みでは何をしようかなぁ...街の外には許可無しじゃ行けないし、この街を詮索しようにもそこまで良い場所は無いしなぁ...
「フレア様、長期休みのご予定等は決まっておりますか?」
「いや、まだだね」
「では、トレーニング等をしては如何でしょうか?」
「結構強いと思ってるんだけど、まだ鍛えるの?」
「はい、LV上げ等や、魔力操作訓練等を長期休みで鍛えておいて、長期休み後の、学園武術魔術総合大会で優勝しましょう」
「そうか...ちなみに何処でやるの?」
「海、山、島、とかなり調べております」
「あ、そう」
これは...態々調べて貰ってるのに断るのは嫌だしなぁ。
「分かった、頼むよクイサ」
「畏まりました」
LVが上がった時のステータス上昇率が楽しみだ。
「フレアー、長期休みで訓練するんだって?」
「アクア兄さん?もう広まってるんですか?」
「ああ、この屋敷にいる人全員が「まだ鍛えるのか...」って散々噂してたぞ」
「ははは...まぁ、鍛えておいて損は無いですからね」
「あぁー、国から言われてなかったら、俺もその訓練に行ったのになぁ...」
「しょうがないですよ、アクア兄さんは勇者になっちゃったんですから」
「まぁ、そうだな...頑張るよ」
「頑張って下さい」
勇者の成長率がどれくらいか分からないが、負けたくはないなぁ。
まぁ...頑張るかなぁ
訓練の場所は山になった。
そして、今日は訓練に向かう日だ、色んな人が見送りに来ている。
ちなみに、訓練は、一人で山サバイバルをすると言う感じだった。
皆が皆、大丈夫だろ、見たいな雰囲気だったのがちょっと癪だが。
「じゃあ、行ってきます」
「行ってらっしゃいませ、フレア様」
「行ってらっしゃい、フレア」
「お兄ちゃん、行ってらっしゃーい!」
頑張るかぁ。
そうして、俺は、リオルダマウンテンに向かった。
―――――――――――――――――――――
フレア・ロードスター LV1
HP 3700 MP 6900
STR 1700 VIT 1950 DEX 2650
AGI 7000 INT 2850 LUC 2100
次のLVまで20EXP
SP 2500 OMSP 1200
スキル
・物術LV2(26/50)・拳術LV2(12/50)・五属術LV3(67/100)・神聖術LV2(34/70)・耐神(45/1000)
アビリティ
・HP自動回復・MP自動回復2・武術の才能・魔術の才能・勇者の卵・魔王の卵・幸運男
・二刀流 NEW! 『二刀を操る時ステータス小アップ』
・薬学君 NEW! 『知らない薬、薬草、毒草でも見ただけで危険か否か判断できる(例外有り)』
・魔力操作初級 NEW! 『魔力操作が少し補正される』
称号
・転生者 ・天才児 ・勇者になれる者 ・魔王になれる者 ・記憶喪失者・原神、邪神の加護を受けし者・化け物 ・男子とも女子とも言えぬ存在
・限界へと目指す剣の所有者 NEW!




