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第十三話 学園長と王女様

 勇者認定の儀の次の日。

 俺は普通に学園にやって来た。

 皆の視線が少し痛い。


 ガチャ


「おはようございます」

「あーおはよーフレア君」


口調は優しいのに目線だけ凄い鋭いんだが...


「君の'お兄さん'が勇者になったんだねー」

「そうですね」

「何故君が勇者ではない?」

「...?」

「だから、何故君が勇者になっていないのかと、聞いているッ!」

「何故って神が決めたからって事でしょ?何を言ってるんですか」

「そうなのだが!そうなんだが...」

「後、口調、崩れてますよ」

「あ、すまな...ごめんねー」


急にほんわかムードになりやがった


「えーとーできればー強さの秘密、教えて欲しいなぁー?」

「嫌です」

「即答は酷いとおもうよー?」

「仕方ないと思いますよ、'何かを隠してる'人に教えるものなんてありませんよ」

「...授業にしようか」

「そうですね」


 自分が秘密を明かさないのに教える物なんて無いね、ないない



 昼食の時間になった。

 イフリールさんに呼ばれて、外のレストランに来ている。


「ごめーんね?フレア君」

「大丈夫ですよ、食堂行っても注目の的なだけなので」

「そうー?なら良かったわー」

「そうですね」

「じゃあ注文を頼んでおいてーちょっと人を呼んでくる」

「聞いてませんけど?」

「ごめーんね?結構秘密主義の人だから、安易に話すわけには行かなかったんだー」

「まぁいいです」


「こんにちは、フレア君?」

「こんにちは、えーと」

「リア、リア・ディダス」

「あ?えーと、王女様でしたっけ?」

「そうです」

「何でこんな所に?」

「それは私から説明するねー?」

「あーはい」

「えーとー単刀直入に聞くけど君って何者?」

「これは王女命令ですので断るとかは無しでお願いしますね」

「えー?それは無しじゃないですかね?」

「知りません、今後、君の事をどうするのかを決める大事な質問なんです」

「そーですよー」

「えーとそうですねぇ、じゃあ此方からの質問に答えてくれたらいいですよ」

「いーよー」

「いいですよ」

「イフリールさん、いえ、佐藤沙也加さん」

「!?」

「貴方、元勇者の破壊者デストロイヤーですよね?」

「何処でそれを?」

「まぁそこの単語しか分からないんですけどね」

「君...もしかして『鑑定』持ち?」

「まぁ、似たような物です」

「で、それで何を聞きたい?」

「口調崩れてますよっと。なんで、破壊者デストロイヤーって呼ばれてるんですか?」

「...ノーコメントってのは?」

「別にいいですよ、自分が答えないだけですし」

「しょうがないか...」

「いいんですか?サヤカ・サトウ?」

「はい。えーと、自分が破壊者デストロイヤーって呼ばれてた理由だよね?」

「はい」

「そうだね...その様子だと自分が異世界転移者だってことも知ってそうだし...ぶっちゃけ、勝手に転移させられたから、イラついてぶち壊しまくっただけなんだよね」

「へぇー」

「まぁ元の世界でも犯罪者予備軍って呼ばれる奴でさ、そんな奴が力を得ちゃったもんだから、大虐殺よ」

「で、そこはどうなったんですか?」

「ここだよ、ここ」

「?」

「この国ディダスさ、自分が建国し直したんだよ」

「へー」

「反応薄いね...」

「まぁなんというか理解できましたから」


「で、君は何者なんだい?」

「そうですね...ステータスは分かりますよね?」

「うん」

「じゃあ、その称号の欄に、『勇者になれる者』と『魔王になれる者』が両立してます」

「「え!?」」

「まぁ、どっちにもなれないんですけどね」

「どういうことだ?」

「そのまんまの意味ですよ、自分じゃ勇者には選ばれないし、魔王にも勝てないって事ですよ」

「魔王にも勝てないとはどういう意味だ?」

「最初っから説明すると、『魔王になれる者』が今の魔王を倒すと魔王になれるわけです」

「そうだったんだ...」

「まぁ、普通ならダメージはそのまんま入るはずなんですけど、自分じゃ、かなりダメージが抑えられて、勝てないっぽいんですよね」

「じゃあそんな魔王に勝つには?」

「勇者のアビリティが必要ですね。自分は勇者にはなれないので、結局魔王には勝てない訳ですよ」

(もしかしたら、レベルを上げて、物理で殴るで勝てるかもしれないが)


「そうなのか...じゃあその力はどうするつもりだ?」

「どうするとは?」

「私利私欲の為に使うか、正義の為に使うか、破壊だけを招くか」

「どれもそんな興味ないです」

「じゃあ何をする?」

「冒険者生活で隠居でもしてましょうかね」

「無理だな」

「無理ですよ」

「そんなハッキリ言うことは無いじゃないですか...夢は見させてくださいよ」

「じゃあ結局は?」

「取り敢えず、自由気ままに生きていきましょうかね」

「この国からは逃がさないですよ?」

「いや、自分は縛られるつもりは無いんで」

「絶対捕まえるからね?」

「無理ですね」

「フレア君...そんな真っ正面で、宣戦布告しなくても...」

「まぁ逃げる手段なんて無茶苦茶ありますからねっと」


カシャッ


「何してるの?」

「手の運動ですよ」

「そう?」

「そうです。えーと、自分はもう帰っていいですか?」

「いいぞ」

「では、失礼します」

「またねー」

「私の国からは逃がしませんからね!」


~~~~イフリール視点~~~~

「まさか...」

「知っていたとはね」

「これじゃあ不死身の事も知っているよねぇ」

「本当に面白いわね、彼」

「それに、堂々とこの国から逃げます宣告するとは」

「絶対に逃がしませんよ」

「そうね。でも、彼、まだ何か隠しているわね」

「まだあるんですか...」

「人に役立って貰う事を祈るしかないわね」

「そうですわね」



 さて、情報を得たぞ。

 もう少し何かくれたらよかったが、自分が他に知りたい用な情報が無かったからなぁ。

 まぁ、何とかなるかねぇ...取り敢えず学部はもう終わりだし帰るかね。

 ついでにリアさんのステータスでも見ましょうかね。


リア・ディダス LV35

HP:256 MP:560

STR 54 VIT 62 DEX 58

AGI 82 INT 160 LUC 200

次のLVまで4596EXP

SP 340 OMSP 45


スキル

盾術LV3(23/40) 神託術 耐物術


アビリティ

王女


称号

王女 神託の巫女


 へぇ神託術ねぇ...

 中々面白そうなスキルだな。


 サヤカ・サトウの事は、王家の秘密とかなのかねぇ。

 まぁいいか、俺にはそこまで関係なさそうだったし。

 最初は耐魔軍に行ってすぐ死ぬかと思ったけど、予想より、魔物の襲撃が少なかったみたいで、耐魔軍の兵も余り死んでかいみたいだしな。

 今が、国を鍛えるチャンスってとこか。

 アクアの強さがどれくらいか分からんが、まぁ、何とかなるでしょ。


現時点でのフレアの能力を載せときます


フレア・ロードスター LV1

HP 3400 MP 6400

STR 1570 VIT 1860 DEX 2540

AGI 7000 INT 2700 LUC 2100

次のLVまで20EXP

SP 2450 OMSP 1200

スキル

物術LV2(12/50) 拳術LV2(2/50) 五属術LV3(58/100)

神聖術LV2(28/70) 耐神(45/1000)

アビリティ

HP自動回復 MP自動回復2 武術の才能 魔術の才能

勇者の卵 魔王の卵 幸運男

称号

転生者 天才児 勇者になれる者 魔王になれる者

記憶喪失者メモリーロスト 原神、邪神の加護を受けし者

化け物 男子とも女子とも言えぬ存在

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