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ショートショート集・2

名探偵の秘密

作者: 青樹空良
掲載日:2026/03/30

「犯人はあなたです!」


 探偵である僕は、ビシッと部屋にいる数人の中から犯人を指さした。


「ど、どうしてわかった!」


 犯人は慌てたように逃げだそうとした。が、僕は逃がさない。素早く犯人を捕まえると、その場にいた警察官に引き渡す。


「今回もご協力ありがとうございました」

「いえいえ、僕でよかったらいつでも力を貸します。また連絡して下さい」


 警察官に言われて僕は朗らかに笑った。

 今日も事件を解決した。が、僕の活躍はいつも報道されない。公には出来ない事件だからだ。それでもいい。陰で人の役にたっているのなら、満足だ。




 ◇ ◇ ◇




「お疲れ様でした」


 探偵と別れた後で、警察官は犯人の拘束を解いた。


「こちらこそ。いやぁ、私は犯人役の設定じゃなかったので驚きましたよ」


 犯人にされた人は困ったように苦笑いした。


「犯人役は全く別の人でしたからね。坊ちゃんの推理は、いつも外れるのでトリックの考え甲斐がないんです。本物の探偵は出来そうにありませんよ。ただ、どうしても名探偵になりたかったようで、こうしていつも旦那様にお芝居をするように頼まれているんです」

「そうでしたか。いつも大変ですね」


 今回の犯人に同情されて、今度は警察官役が苦笑いした。

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